湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: 実習

バイオ通信No.2974「令和6年度 実験動物2級技術者資格認定試験結果」

みなさん、こんにちは。

 

去る8月4日(日)に学科試験が、

11月23日(土)に実技試験が行われた、

実験動物2級技術者資格認定試験の結果通知が、

12月20日(金)に届きました。

 

今回は6名の受験でしたが、

全員合格しました!!

 

令和4年度、令和5年度と全員合格を達成できておりませんでしたので、

3年ぶりの全員合格となりました。

 

合格者のみなさん、おめでとうございます!!

 

それと、KHさんが成績優秀者表彰を、堂々の専門学校の部 第一位で受賞しました!

こちらも、おめでとうございます!!

 

受験者のみなさん、中級バイオ技術者認定試験の合格発表は年明けですが、

これでよい年を迎えられますね。

 

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バイオ通信 No.2973「モノクローナル抗体の作製・ウエスタンブロッティング2」

2年生の免疫化学実習では、モノクローナル抗体を作製しています。

今回はメンブレンの抗原と、保存していた培養上清(1次抗体)を反応させます。

 

前日にブロッキングをしたメンブレンを、短冊状に切ります。

 

パラフィルムを貼った容器へ、メンブレンを並べて反応を行います。

11枚のうち3枚はコントロールとして使います。

 

①1次抗体無し、2次抗体有り

②1次抗体無し、2次抗体無し

③1次抗体(陽性)必ず発色するものです。

 

残りのメンブレンは、保存した溶液(陽性になった培養上清)を1次抗体とします。

 

ELISAと同様に、

1次抗体→洗浄→2次抗体→基質→発色の反応を、

メンブレン上で行います。

 

洗浄はチューブに1枚ずつ入れて。。。

 

基質を入れて発色させます。

乾燥させたら、もとに戻して考察します。

 

左のメンブレンの結果を見てみると、

サンプル3は陽性コントロールです。

褐色のバンドが1つ見られます。

 

1つだけ反応しているので、「モノクローナル抗体」です。

 

サンプル9は褐色のバンドが複数見られるので、「ポリクローナル抗体」です。

 

もう一度クローニングをする必要があります。

目的のハイブリドーマを得るまでの道のりは遠い。。。

 

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バイオ通信 No.2972「モノクローナル抗体の作製・ELISAとウエスタンブロッティング1」

2年生の免疫化学実習では、モノクローナル抗体を作製しています。

 

クローニングした細胞の培養上清を使って、ELISAを行います。

 

抗原の入っているELISAプレートと、細胞上清を対応させて移していきます。

 

ELISAを行い、抗体価の高い細胞上清を探します。

 

並行してウエスタンブロッティングを行います。

抗原をSDS-PAGE電気泳動で分離し、ゲル中の抗原をPVDF膜へを写し取ります。

 

ブロッティングが終わったPVDF膜は、

抗原と分子量マーカーの部分を切り離して、

アミドブラック染色します。

 

残りの部分は、ブロッキング液へ一晩漬けて、ブロッキングします。

 

ELISAで発色した培養上清は、マイクロチューブへ保存して、

ウエスタンブロッティングの1次抗体として使用します。

 

翌日、いよいよモノクローナル抗体ができているのかがわかります。

 

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バイオ通信 No.2971「モノクローナル抗体の作製・ELISAとクローニング」

2年生の免疫化学実習でモノクローナル抗体を作製しています。

抗体産生細胞とミエローマ細胞を細胞融合し、HAT培地で培養しました。

選択されたハイブリドーマの培養上清を使ってELISAを行います。

前日に抗原を添加してあるELISAプレートへBSAを入れてブロッキングします。

1時間のブロッキング後、PBSで洗浄します。

クリーンベンチ内で1次抗体(培養上清)を入れていきます。

 

培養プレートとELISAプレートの番号を対応させて上清を入れます。

96ウエルなので神経を使いますね。

 

1時間反応後、PBSで洗浄します。

ペルオキシダーゼで標識された2次抗体を入れ1時間反応させます。

 

PBSで洗浄後、基質を入れると発色してきます。

発色が濃いほど抗体価が高いことになります。

したがって、発色したウエルにいるハイブリドーマが目的の細胞ということです。

 

目的の細胞が決まったので、限界希釈法によるクローニングを行います。

培地へ96ウエルから細胞をピペッティングして集めます。

 

細胞浮遊液が出来たら、96ウエル細胞培養用プレートへ2滴づつ滴下していきます。

こうすると、1ウエルに細胞が1~数個の細胞が入ることになります。

上手く培養できますように。

 

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バイオ通信No.2969「微生物学実習~生菌数の測定」

みなさん、こんにちは。

1年生の「微生物学実習」で、生菌数の測定を行いました。

まずは、滅菌生理食塩水を試験管に一定量ずつ分注していきます。

 

それを使って、菌液を段階希釈していきます。

 

希釈菌液から一定量分取し、平板に塗布して培養します。

 

培養後に形成されたコロニー数から、菌液中の生菌数を求めます。

計算もしっかりと覚えておきましょうね。

 

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バイオ通信No.2968「化学実習5」

みなさん、こんにちは。

今回の1年生の化学実習は、中和滴定を行いました。

1つずつ中和反応を確認しながら、アルカリ混液の定量を行いました。

それでは、実習の様子からご覧ください。

 

まずは、準備からですね。

 

初めて使用するビュレット。慣れないせいか、

コックをひねる感じがちょっと難しいようです。

 

最初のpH指示薬は、フェノールフタレインです。

無色から紅色に変化したら終了です。

 

今回は、もう一つpH指示薬としてメチルオレンジを使用しました。

メチルオレンジの変化です。黄色から赤色に変化したら終了です。

実際に見る色とpH指示薬の変色域からイメージする色に

少し戸惑いがありましたが、アルカリ混液の測定までできました。

 

測定結果がでましたので、ここから計算です。

中和の公式を使って、アルカリ混液の定量を行います。

 

今回は、段階を経ての実習なので、混同しないように、

それぞれの測定値と中和反応を考えながら、計算をしていきます。

全員、アルカリ混液の定量はてきましたが、計算ミスが少し多かったような気がします。

1年生のみなさん、しっかりと計算していきましょうね。

 

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バイオ通信 No.2967「遺伝子・染色体検査学演習3 アガロースゲル電気泳動A」

臨床検査技術学科2年生の遺伝子・染色体検査学演習で、

1日目はPCRでDNA断片を増幅しました。

2日目は増幅したDNA断片のアガロースゲル電気泳動を行います。

アガロースゲルのサンプル溝へサンプルを

アプライするのは初めてなので、練習してから行いました。

 

take先生がポイント解説してくれました。

 

視線が熱くて余計に緊張する?

 

その調子!

 

班員も見守ります。

 

マイクロチューブからサンプルを取り

 

静かにアガロースゲルへアプライします。

 

手は固定してぶれないようにします。

100Vで30分程泳動後、染色してからDNAのバンドを確認します。

Aクラスも上手くDNAが増幅できていたようです。

細かい作業ですけれど慣れてくださいね。

 

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バイオ通信 No.2966「遺伝子・染色体検査学演習2アガロースゲル電気泳動 B」

臨床検査技術学科2年生の遺伝子・染色体検査学演習で

1日目にはPCRを行いました。

2日目はアガロースゲル電気泳動により、増幅したDNA断片を分離し確認します。

 

サンプルのアプライを余りのアガロースゲルを使って練習します。

手がぶれないように固定するとやり易いです。

 

班員に見守られながら。。。

 

慎重に。。。

 

Aクラスの皆さんの真剣な様子です。

 

泳動後はアガロースゲルを染色します。

染色後、UVトランスイルミネーター上で観察します。

今回は3種類の大きさのDNA断片を増幅しました。

バンドがしっかりと確認できています。

成功ですね。

 

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わんにゃん通信No.2053「微生物学実習~薬剤感受性試験」

みなさん、こんにちは。

1年生の「微生物学実習」で、薬剤感受性試験(ペーパーディスク法)を行いました。

対象となる菌を塗り広げて培養した平板培地に、薬剤を染みこませたディスクを置き、

対象菌の薬剤感受性を調べるものです。

阻止円の大きさを測定して、当該薬剤に感受性か、耐性かを判別します。

薬剤感受性試験は、愛玩動物看護師国家試験(その前の動物看護師統一認定試験)でも

出題されていますので、操作手順や判定のしかた等、記憶にしっかりととどめておきましょう。

 

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バイオ通信 No.2962「微生物学実習・鼻腔内常在ブドウ球菌の検出2」

1年生の微生物学実習で自分の鼻腔内の細菌を培養しました。

 

培養後のシャーレがこちらです。

左のシャーレはコロニー、培地も黄変しています。

写真ではわかりずらいですが、卵黄反応も見られ、コロニーの周囲が白濁しています。

右のシャーレはコロニーは白色、培地も変化していません。

左は黄色ブドウ球菌、右は表皮ブドウ球菌と推定されます。

 

グラム染色して。。。

 

検鏡します。

 

紫(青)色の球菌です。

 

グラム陽性球菌を確認できました。

 

この菌を液体培地で2時間ほど増菌し培地へ塗り広げます。

 

3種類の抗生物質のディスクをのせて、薬剤感受性試験を行いました。

自分の鼻腔内のブドウ球菌がどの薬剤に感受性なのかを調べます。

 

一晩培養しました。

阻止円の大きさにより感受性かどうかがわかります。

 

阻止円が大きければ大きいほど抗生物質が効いて、

菌の増殖が抑えられたことになります。

 

人によって菌が違うので、効く抗生物質も違ってきます。

阻止円がないものは全く抗生物質が効いていないということになります。

 

また、コアグラーゼ試験も行いました。コアグラーゼはウサギの血漿を凝固させる酵素です。

黄色ブドウ球菌はコアグラーゼを産生し、表皮ブドウ球菌はコアグラーゼを産生しません。

ウサギ血漿と菌液を混ぜ、37℃、2時間反応後、溶液が凝固しているか否かを判定します。

自分のブドウ球菌について、いろいろわかりましたね。

 

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