湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

  • Entry Date
  • 2016.1.8

バイオ通信 No.1530「バクテリオファージ」

1年生の微生物学実習でバクテリオファージの測定をしました。
 
バクテリオファージとは、細菌に感染するウイルスのことです。
151228-1
 
ウイルスは細胞構造がなく、宿主の細胞内のみで増殖します。
自己増殖能力は持っているけれど物質代謝やエネルギー生産の能力は持っていないので、それを宿主細胞に寄生して助けてもらっています。
 
平板培地へ宿主菌とウイルスを混ぜた軟寒天培地を重層し、一晩培養します。
151228-3
 
↓↓クリックお願いします


 
バクテリオファージが感染するとプラーク(溶菌斑)を作ります。
ウイルスが多いと抜けるところが増えていきます。
 
151228-2
右がウイルス原液、左が1千万倍希釈したものです。
右は菌がすべて溶菌され透明になっています。
左は培地全体が菌でおおわれています。違いがわかりますか?
 
151228-4
ちょうど数えやすいくらいの希釈倍数だとこんな感じです。
 
バクテリオファージは1mℓ当たりのプラーク数(pfu/mℓ)で表します。
 

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://sho-oh.ac.jp/blog/bio/2016/01/%e3%83%90%e3%82%a4%e3%82%aa%e9%80%9a%e4%bf%a1%e3%80%80no-1530%e3%80%8c%e3%83%90%e3%82%af%e3%83%86%e3%83%aa%e3%82%aa%e3%83%95%e3%82%a1%e3%83%bc%e3%82%b8%e3%80%8d.html/trackback

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)