湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

  • Entry Date
  • 2015.12.8

バイオ通信 No.1524「ウエスタンブロット2」

2年生の免疫化学実習でモノクローナル抗体の作製を行っています。
マウスへの免疫も入れると約3ヶ月にもわたる実習でしたが今回で一段落です。
 
ELISAで陽性だったウエル(抗体価が高い)に細胞がいるか確認します。
151120-8
 
ブロッキングしてあったメンブレンを10本ほどに短冊に切ります。
陽性ウエルの培養上清(1次抗体)をメンブレン上にのせて反応させます。
 
反応時間の間にアミドブラック染色してあるメンブレンを使って分子量マーカーのグラフを作成します。
151120-9
 
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分子量マーカーのバンドの移動距離をはかって、分子量と移動距離の関係を片対数グラフへプロットしていきます。
151120-10
 
グラフが出来たら、抗原のバンドの分子量を求めます。
1次抗体との反応が終わったメンブレンは洗浄し、2次抗体と反応させます。
 
昨年は手動とかカゴ入り手動とか洗浄の仕方が班でいろいろと個性的でしたが。
141102-28 141102-25
 
今年はどの班も振盪機でした。
151120-11
 
2次抗体、洗浄、基質と反応が終わるとメンブレンに発色が見られました。
青に染まっているメンブレンがアミドブラック染色。
茶色に発色しているほうが抗体と反応させたものです。
 
抗原がIgGのこの班は、L鎖のところに濃い発色が出ました!!(^_^)v
151120-12
 
水晶体が抗原の班も。。。
151120-13
短冊に一カ所だけ発色していたらモノクローナル抗体ですが、バンドがたくさん見られたので。。成功ですけれど。。。
ぽりくろですね。
 
また、クローニングしましょう(^^)/
 

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