湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: 細胞培養

バイオ通信 No.2755「細胞培養始めました!その1」

2年生の細胞工学実習が始まりました。

 

細胞培養を開始すると日曜日、火曜日以外は細胞のお世話があります。

頑張っていきましょう(^^♪

 

まずは、培地調製です。

DMEM培地粉末を溶解します。

 

炭酸水素ナトリウムを加えます。

培地の色が黄色から赤色に変化しました。

 

培地にはpH指示薬のフェノールレッドが添加されています。

培地のpHは細胞培養にとって重要なので、

pHが適正範囲であるかどうかを判断できるようになっています。

 

抗生物質、血清を加え、ろ過滅菌します。

 

血清が入っているのでろ過するのが大変ですね。

 

交代しながらろ過していきます。

 

コンタミチェックしてから使用します。

さぁ、次は細胞を起こします!

 

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バイオ通信 No.2223「細胞培養 培地交換」

2年生の細胞工学実習で保存してあった細胞を起こしました。

細胞を起こした翌日は培地交換を行います。

 

細胞を観察します。

元気に培養フラスコへ接着しているでしょうか。

 

フラスコ内の培地を取り除き、PBS(-)を細胞表面へ当たらないように加えて細胞を2回ほど洗います。

 

新しい培地を入れて、37℃、5%炭酸ガスインキュベーター内で培養します。

 

培地交換をすることで、起こした時に培養フラスコ底面へ接着しなかった細胞や不純物を取り除いて、細胞の増殖によい環境をつくります。

翌日には培養フラスコの8割conf.になっている予定です。

 

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バイオ通信 No.2220「細胞培養 起こし」

2年生の細胞工学実習では、細胞培養の基礎技術を行います。

 

細胞は凍結して保存されています。

凍った細胞を融解して培養を開始します。

この操作を起こしまたは解凍操作(融解)といいます。

 

細胞を起こすときは、細胞傷害が起こりやすいといわれる-20℃付近を素早く通り過ぎる必要があります。

また、凍結保護剤や温度上昇も細胞にとってよくないので氷温以上にならないように素早く作業します。

セラムチューブの先を37℃恒温槽につけて細胞を融かします。

氷が少し残る程度でクリーベンチへ運びます。

 

4℃培地をセラムチューブへ入れるときにちょうど溶けているタイミングがベストです。

培地を加えたらピペッティングしてから4℃培地の入った遠沈管へ全量を移し、遠心分離します。

 

遠心後、細胞を吸わないように注意しながら上清を取り除きます。

細胞へ37℃培地を加えて、10回程度ピペッティングします。

全量を培養フラスコへ入れて培養開始です。

 

細胞が培養フラスコ全体に広がっているかを倒立顕微鏡で確認します。

 

37℃、5%CO2インキュベーター内で培養します。

培養フラスコの口をゆるめるのを忘れずに。。。

翌日、培地交換します(^^)/

 

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