1年生の検査機器総論で電気泳動法を行いました。
電気泳動は分離分析法の一つで、溶液に直流電圧をかけた際、
イオンが反対電荷をもつ極に向かって泳動する現象を利用した方法です。
その物質の電荷や分子の大きさ、形状などに応じて移動します。
支持体にはアガロースゲル、ポリアクリルアミドゲル、セルロースアセテート膜などが用いられます。
電気泳動法はタンパク質、核酸、ペプチド、アミノ酸など各種の生体成分の分離分析に利用されています。
今回はアガロースゲル電気泳動を行いました。
電気泳動用bufferを泳動槽へアガロースゲルが沈むまで注ぎます。
マイクロピペットの使い方を確認します。
1段目まで押して溶液を吸います。
出すときは2段目まで静かに押します。
サンプルを5マイクロリットル測り取ります。
マイクロチューブを持って、チップの先端を見ながら操作します。
手がぶれないように押さえて。
狙いを定めてアガロースゲルのサンプル溝へアプライします。
サンプル溝を貫通しないようにね。
サンプルは泳動用buffer中でマイナスに荷電するため、プラスへ移動します。
矢印の方向へ移動していきます。
サンプル溶液は無色透明でどこまで移動したのかわかるように
ローディングバッファーと混ぜて泳動します。
ローディングバッファーには移動の目安となる着色用の色素とサンプルの比重を
大きくするためのグリセリンが入っています。
アガロースゲルは網目構造になっていて、
分子の大きさが小さいほうが早く移動できます(移動距離が長くなる)。
左(紫)の色素の方が右(青)の色素よりも移動距離が長いので小さい分子ということになります。
マイクロピペットを使用した細かい作業でしたが上手にサンプルを入れられたようです。
これからも、何度も行いますよ!(^^)!
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