湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

わんにゃん通信No.1010「眼のお手入れ」

みなさん、こんにちは。
 
動物の眼のお手入れ方法をご紹介します。
今回はメヤニ(眼脂)の取り方についてお伝えします。
 
犬や猫は人間と同じように眼からメヤニがでます。
動物は人間のように洗顔等をして洗い流すことが自らできませんので、人間の手で定期的に取り除いてあげましょう。
 
柔らかいコットンにホウ酸水を薄めた液をつけます。
ぬるま湯でもきれいになります。

 
優しく眼の周りの眼脂を拭き取ります。

 
アイコームはコームの先が丸く怪我をしにくい構造しています。
頑固な汚れも取れやすいです。

 
眼脂を取る際は、メヤニの色や量、性質、左右の差を気にすることで、眼科疾患の発見につながります。
よく観察しましょう♪
 
眼の処置が苦手な動物は多いです。
1人で無理に行わず、誰かに保定をしてもらったり、動物におやつを舐めさせながら行うと、処置をしやすいです♪
 
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バイオ通信No.2078「母の日のカーネーション」

みなさん、こんにちは。
5月10日(日)は、母の日でした。
 
カーネーションを送った方、もらった方もいらっしゃるかもしれませんが、お花屋さんで面白いカーネーションを見つけましたので、ご紹介します。
 
こちらはレインボーなカーネーション・・・
こちらは白いカーネーションの茎を縦にいくつかに切断して、それぞれ違った色の水を吸い上げさせて、このような7色のカーネーションを作り出しています。

 
こちらは青いカーネーション・・・
実物を直接見るのは私ははじめてでしたが、「ムーンダスト」というバイオの技術で品種改良されて生まれた青いカーネーションです。
ちなみに花言葉は、「永遠の幸福」だそうです。

 
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バイオ通信No.2077「ニンジンの器官培養」

1年生の細胞組織学実習では、クリーンベンチを使って植物の組織培養を行います。
 
ニンジンは皮をむいて輪切りにして、次亜塩素酸ナトリウム溶液で攪拌しながら殺菌します。

 
殺菌後、クリーンベンチ内へ持ち込み、滅菌水でニンジンを洗浄します。
滅菌したシャーレへニンジンを入れて、滅菌コルクボーラーでくり抜きます。


 
端っこは次亜塩素酸ナトリウム液で痛んでいるのでメスで切り取ります。

 
ピンセットを火炎滅菌して冷ましてから。

 
試験管培地へ植え込みます。

 
出来ました!

 
これをしばらく培養するとカルス化してきます。

 
カルスは分化全能性の細胞の塊です。
培地中ホルモン調整で葉っぱにも、根っこにも分化できます。
だから、理論上、ニンジンのかけらが一個あったら、ニンジンがたんまり出来るってわけです(^o^)。
早く実習したいですね。
 
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バイオ通信No.2076「培地の調製」

実習では使用する試薬、培地の調製、器具の準備、滅菌、使用した器具の洗浄、後片付けなど、全て自分たちで出来るように指導しています。
今回は、1年生の細胞組織学実習での培地の調製の様子を見てみましょう。
 
今日は基本のMS培地(Murashige & Skoog medium)にホルモン添加した培地を調製します。
pHメーターは、pH標準液を使用して較正します。

 
培地に必要な試薬を全て加えたら、KOHを滴下して溶液のpHを5.2に調整します。急にpHが上がってしまうので慎重に加えていきます。

 
pHが調整できたら、ジェランガム(固める役割をする試薬)を加えて、電子レンジで溶解します。突沸に気をつけてね。

 
ジェランガムが溶解できたら、熱いうちに試験管へ分注していきます。

 
フタをして、オートクレーブで滅菌します。滅菌後、冷まして固まったら出来上がりです。
培地調製するだけでも、電子天秤、pHメーター、マグネチックスターラー、オートクレーブ、メスシリンダー、ピペットといろいろな機器・器具が使えないといけません。
 
1年生のみなさん、これからたくさんの技術を身につけていきましょうね。
 
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わんにゃん通信No.1009「ぽてとさんお出かけ」

ぽてとさんとyamaの愛犬連れてお花を見にいきました。
自粛モードですが、わんこのお散歩を自粛するわけには、、、
しっかり人間はマスクしてます。
 
お花がきれいにアレンジされていました。
ぽてとさんも興味津々!
 
お天気もよかったので気持ちのいいお散歩ができました。
 
ちなみにぽてとさん
おすわり・おて・たっちは出来るようになり、
今は伏せ習得途中です。
 


 
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わんにゃん通信No.1008「ぽてとさんの犬生初!」

こんにちは。
毎日ぽてとさんに癒やされているyamaです。
 
先日、学校で収穫できたイチゴをぽてとさんにおすそ分けしてみました。
しかし、初めてのにおいに警戒!
においを嗅いだだけで「ぷぃっ」でした。
 
これからもっと初めての出来事、出会い、におい・・・たくさんあるはず
ぽてとさん いろんなことに慣れてほしいなと思います。

 
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バイオ通信No.2075「プラスミドの調製」

1年生の遺伝子操作学実習では、大腸菌からプラスミドを調製します。
プラスミドは細菌の中にある染色体DNAとは別に存在する環状二本鎖DNAです。
昨年度の実習の様子を見てみましょう。
 
大腸菌液をマイクロチューブへ入れて遠心し細胞を集めます。

 
試薬を入れて、菌体を再浮遊します。今回は、プラスミドの調製キットを使用しました。

 
溶液イを入れて菌を溶菌します。

 
溶液ロを入れて中和します。

 
しっかりと混ざったら青色が消えます。

 
遠心して上清を慎重にカラムへ移します。

 
この上清にはプラスミドDNAが溶けていてます。

 
マイクロチューブへセットしたカラムを通過させるとDNAはカラム内へ吸着します。
エタノールを通過させてDNAを洗った後、溶出液をカラムへ入れ遠心するとDNAがカラムから溶け出してきます。プラスミド溶液の出来上がりです。

 
アガロースゲル電気泳動を行ってちゃんとプラスミドが取れたか確認します。

 
大腸菌の中に存在するプラスミドの抽出。とても細かい作業です。
マイクロピペットも正確に計り取れるように練習していきます。
 
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わんにゃん通信No.1007「混合ワクチン💉」

こんにちは(^_^)
今、動物病院では予防シーズン真っ最中です!!
 
予防といえば狂犬病注射・混合ワクチン・ノミダニ・フィラリアがあります。
今回は混合ワクチンについてです。
 
混合ワクチンは他の予防とは違い、この時期に予防しましょうみたいな決まりはありません。
成犬・成猫は年に1回接種します(*^∪^*)
そもそもワクチンとは病原性を弱めた、あるいは無毒化した病原体を体内に入れ、感染症に対する免疫をつけて病原体に対する抵抗力をつけます。
ワンちゃん、ネコちゃんで様々な種類のワクチンがあるのでその子の環境にあったワクチンを獣医さんと相談し選び接種してもらいます。
 
ワンちゃんの混合ワクチンで予防できる主な感染症がこちら(▽・ω・▽)
☆犬ジステンパーウイルス感染症 ☆犬パルボウイルス感染症 ☆犬伝染性肝炎
☆犬アデノウイルス2型感染症 ☆犬パラインフルエンザウイルス感染症
☆犬コロナウイルス感染症 ☆犬レプトスピラ感染症

 
ネコちゃんの混合ワクチンで予防できる主な感染症がこちら(^・ω・^)
★猫伝染性鼻気管炎 ★クラミジア感染症 ★猫カリシウイルス感染症 ★猫汎白血球減少症
★猫免疫不全ウイルス感染症 ★猫白血病ウイルス感染症
ちなみに、猫伝染性腹膜炎(コロナウイルス)は日本国内ではワクチンは使用されていません。

 
ワクチンでは色々な感染症が予防できます♪
ワクチン接種するときは何の感染症を予防しているのかも気にしてみて下さいね(^^)
 
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バイオ通信No.2074「PCR法」

最近、よく耳にするPCR法。
 
バイオコースの遺伝子解析実習でも行っています。

 
PCR法とは、Polymerase Chain Reaction 、ポリメラーゼという酵素の連鎖反応のことです。
この反応によって目的の遺伝子(DNA)断片を増幅(増やす)ことが出来ます。
 
ここで、使用する酵素は細菌から見つかった高熱に強いDNAポリメラーゼが必要不可欠です。
中でもThermus aquaticus由来のTaq DNApolymerase が広く用いられています。
 
この酵素はDNAを鋳型(元)としてそれと相補的なDNAを合成する酵素です。
DNA合成は、目的の遺伝子を挟む2種類のプライマーが元のDNAに相補的に結合したところから開始されます。
このプライマーは元のDNAと特異的なので、目的の遺伝子だけが増幅されます。
プライマーが結合するところがなければ、DNA断片は増幅されません。

 
PCR検査の場合はインフルエンザウイルス、今回の新型コロナウィルス(COVID-19)、その他のウイルス、感染症を引き起こす細菌の核酸にある特徴的な塩基配列をプライマーとしてDNAを増幅させます。
検査するサンプル量は少量、その上ウイルスはとても小さいのでPCR法によりDNA断片を増幅させています。
 
サンプル中のDNA断片が増幅されるか増幅されないかで対象のウイルス、細菌の存在がわかります。
ウイルスにはDNA型とRNA型があり、RNA型ウイルスの場合はRT-PCR法という方法を使ってDNAを増幅させています。
 
実習ではプラスミド(pGLO)中のオワンクラゲ緑色蛍光タンパク質(GFP)遺伝子を目的の遺伝子として増幅させて、遺伝子のクローニングを行います。

 
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バイオ通信 No.2073「酵素反応」

1年生の化学実習では酵素を使った実習があります。
酵素はタンパク質からなる生体触媒です。生物のいろいろな化学反応にかかわっています。
 
酵素の活性を測定する実習を行いました。
Take先生の測定機器の取扱い方から。
 
「これがセルです。」

 
実習ノートを確認しながら説明を聞きます。

 
測定値はこの記録紙へ描かれます。

 
では、測定開始です。

 
化学実習は3期4期の実習です。
お楽しみに(^^)/
 
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