湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

カテゴリ「動物看護コース」の記事

わんにゃん通信No.1173「耳鏡・検眼鏡」

こんにちは。

動物看護コース2年生の動物臨床検査学実習にて、学校犬の眼と耳を検眼鏡及び耳鏡を用いて観察をしました。

 

眼は、目視で見える範囲で充血はないか、流涙・眼脂の有無、左右の眼の大きさ、水晶体の白濁等をチェックし、その後、検眼鏡で眼の中に光を入れて観察します。

 

光を直接眼に当てるので、みかん まぶしそうです。

 

びっくりする子もいますので、保定も大事ですし短時間でしっかり診られるようにしましょうね。

血管等がきれいに見れたそうです。

 

耳道の検査では、やはり耳の中に器具を入れられることを嫌がる子が大半でした。

耳道が傷つかないように、そしてしっかり診察できるように保定をします。

また、耳毛が多い子も観察が大変です。鼓膜までしっかり観ることができたかな?

 

あろえ君、覗かれてますがお疲れのようでウトウトしてました。

 

学校にいる実習犬は、検査に慣れているのかジッと耐えて頑張ってくれているのですが、現場ではそうはいきません。

これからの季節は耳の疾患が多発・悪化しますので看護師の保定の技術、観察力 大事になってきます。

 

綿棒の出来はさすがです!

きれいにしっかり巻かれてますね。

 

学校犬のもみじ君は、慢性的に耳の状態が悪いです。

実習を通して眼を養い、手技を磨いてほしいと思います。

 

↓↓クリックお願いします

 


わんにゃん通信No.1171「涙の量」

こんにちは。

 

動物看護コース2年生の動物臨床検査学実習Ⅱにて、学校犬の眼科検査を行いました。

眼科検査にも様々ありますが、今回は涙液の量を調べるシルマー試験を実施しました。

 

シルマー試験とは、涙の分泌量を測定し、適正か異常はないかを目視で行うものになります。

短冊状の試験紙を下瞼と眼球の間に挟み、1分間待ちます。

 

犬の正常値は1分間で15mm以上です。

その数値以下になりますと乾性角膜炎の疑いまたは診断されます。

 

重度の乾性角膜炎になると1分間の涙液量は5mm以下です。

その場合、人工涙液やヒアルロン酸の点眼が必要になってきます。

 

人の場合ですと、正常は10mm以上、5mm以下はドライアイと診断されます。

学校犬の検査と同時に学生K君が体を張って測定しました。

 

される側の経験をしておくことも大事な事だと思います。

S君に試験紙を入れられるK君。

1分間は意外と長い!

 

結果は・・・

右目は正常でしたが、左目は7mm/min。グレーゾーンでした。

自分の眼の状態が分かってよかったですね。

 

学校犬は5匹とも正常でした。

 

保定する人は、どうすれば実施者がスムーズに作業出来るか考えながらやりましょう。

K君は左目に潤いを...。

 

↓↓クリックお願いします

 


わんにゃん通信No.1170「2021年3月の卒業生」

こんにちは。

今年3月に卒業し、動物病院に勤めたTさんとSさんが仲良く来てくれました。

 

学校犬におもちゃとおやつをたくさん持って来て頂き、ワンコ達も大喜び&大興奮でした。

教員にも甘いスイーツを♥ごちそうさまでした!

 

新社会人として二人とも苦労しているみたいで・・・笑

不満や愚痴たくさんあると思いますが、誰しもが通る道かなと思います。

 

辛い事もありますが、そこで踏ん張れるのは「動物を助けたい」「動物が好き」という気持ちと、一緒に勉強し苦労してきた学校の仲間がいるということではないかな。

また、1年目はキツいと思うことも多いと思いますが、チャンスの1年でもあります。

なんでも聞くことが許される1年であり、たくさんの事を柔軟に吸収できる年なのではと思います。

 

どう感じるか、どう考えるか、それにたいしてどう行動するか・・・たくさん悩んでたくさん人に聞くと良いです。

頑張ってる姿は、必ず誰かが見てくれてるはず。

ずっと応援してます。

 

学校犬全員抱っこして素敵な笑顔でパシャリ!

みかんがちょっと残念

Tさん溺愛のあろえ君はかっこよくピンで撮ってもらいました。

 

忙しい中来てくれてありがとう♪

 

↓↓クリックお願いします

 


わんにゃん通信No.1169「超音波検査を行いました。」

みなさん、こんにちは。

 

1年生の検査機器総論で超音波検査を行いました。

超音波検査は超音波を用いて体の内部を観察する検査方法です。

 

教えてくださるのは、臨床検査技術学科のT先生とI先生です。

2グループに分かれて教えていただきました。

 

写真はT先生がY君の胸部にゼリーを塗って、その上から端末器(プローブ)をあてている様子です。

 

先生のお手本の後は、学生同士で超音波検査を体験しました。

 

見た目以上に難しいですね!

心臓の解剖を復習することもできましたね♪

 

↓↓クリックお願いします

 


わんにゃん通信No.1168「受付対応」

みなさん、こんにちは。

 

動物看護コース2年生が動物医療コミュニケーションの実習で、受付対応について学びましたのでご紹介します。

 

今回の実習では、学生が看護師または飼い主さん役となり、問診・診察室へのご案内・処方・お会計をシミレーションしました。

 

問診では飼い主さんに、主訴と患者動物の容態を伺います。

 

診察の準備が整い次第、診察室へご案内します。

 

診察終了後は処方薬の説明・その他投薬方法等を説明し、お会計します。

 

今回の実習では、学生が看護師または飼い主さん役となることで、お互いの立場を体験することが出来ました♪

動物病院実習に行った際には、実習先の動物看護師さんの受付対応を見ておきましょう。

 

↓↓クリックお願いします

 


バイオ通信No.2203「高圧蒸気滅菌器でジャガイモを滅菌?しました♪」

みなさん、こんにちは。

1年生が検査機器総論で高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)の取り扱いについて学びました。

 

高圧蒸気滅菌器とは、微生物等の対象物を温度および圧力の飽和水蒸気を利用して殺滅することができる機器です。

一般的に2気圧121℃で15~20分間加熱することで、対象物を滅菌することができます。

 

今回の実習では、ジャガイモを高圧蒸気滅菌してみました♪

 

高圧蒸気滅菌器は、調理の際に使用する圧力釜と似たつくり・仕組みをしているため、ジャガイモに熱を通すことが出来ます。

 

学生はこの後、滅菌されたジャガイモを美味しくいただきました♪

 

↓↓クリックお願いします

 


わんにゃん通信No.1167「学校犬 傘に慣れるの巻」

こんにちは。

 

動物看護コース2年生の動物飼育管理実習Ⅲのトレーニング実習では、今回馴化のトレーニングとして学校犬に傘への恐怖心をなくしてもらうということを実践しました。

 

傘自体に恐怖心がある子、傘を開いた時にびっくりしてしまう子、全く動じない子、様々な反応を見ることができました。

トレーニングとしては、段階を踏んで少しずつ傘が怖い物でないことを理解してもらいます。

 

まず、傘を床に置いて周りにおやつをまきます。

もみじくんはしっぽが下がり腰が引けてます。傘に対しての恐怖心、警戒心があるということですね。

 

ワンコの重心や尾の下がり方、耳、顔つきなどボディーランゲージを読み取りながら進めていきます。

もみじくんはこの後傘を跨げるようにまでなりました。

少しずつ時間をかけてのトレーニングなので引き続き頑張りましょう。

 

ぽてとくんは対照的にほとんど気にせず・・・

傘をひろげた状態でもおやつを食べてました。

 

その子その子によってどこまで出来るか、どのくらい時間かかるかが違うのでたくさん触れあって観察をして信頼関係を築いていきましょう。

 

↓↓クリックお願いします

 


わんにゃん通信No.1166「2期 実習スタート」

こんにちは。

動物看護コース2年生の2期の生化学実習がスタートしました。

 

1期は機器の操作法や作業工程、酵素との反応や試薬の取り扱いについての手技を身につけてもらいました。

2期では、学校犬の血液を分離した血清を用いて検査をしていきます。

初回は練習ということで、ブドウ糖液を5つの濃度に希釈し、各希釈液を反応させ発色した試料の吸光度を測り、検量線を作成しました。

 

検量線をまっすぐ引けるまで何度もやり直す班もありましたが、どの班も声をかけ合い、確認し合い、作業を分担してスムーズに行っていた印象です。

 

全員プレーで実習を行っています。さすが2年生ですね。

 

反応後の検体がこちら

試料中のグルコースは、酵素の作用により、酸化され、同時に過酸化水素が作られます。

その過酸化水素は発色試液中のフェノールと4-アミノアンチピリンとを酸化縮合され、赤色の色素を作るそうです。

 

赤色の濃さの具合でしっかり希釈が出来ていることが目視でも確認できますね。

来週からは、学校犬の血清中の値を検査します。

丁寧に慎重に作業していきましょう。

 

↓↓クリックお願いします

 


バイオ通信No.2202「倒立顕微鏡」

1年生の検査機器総論で顕微鏡の取り扱い方を行いました。

 

生物顕微鏡の他に、倒立顕微鏡、実体顕微鏡の取り扱いも学びました。

倒立顕微鏡は培養細胞を生きたまま観察出来る顕微鏡です。対物レンズがステージの下にあります。

 

倒立顕微鏡で池の水をみたら。。。

いろいろな形の微生物が観察出来ました。

 

編み目緑できれいなもの。

これは球体に見えますが平べったいです。

 

どこかで見たような?生物。

 

それぞれ元気に水中を移動していました。

顕微鏡で拡大すると普段見ているモノも不思議な形に見えて驚きます。

いろいろと観察してみましょう。

 

↓↓クリックお願いします

 


わんにゃん通信No.1165「網状赤血球の観察」

みなさん、こんにちは。

動物看護コース2年生が動物臨床看護学実習で、網状赤血球を観察しましたのでご紹介します。

 

はじめに、通常赤血球は骨髄で生成され脱核(核がなくなること)を行い、成熟した後に末梢血中を流れ、全身に酸素を供給します。

成熟赤血球に対し、網状赤血球とは、成熟した赤血球のひとつ前の段階の未熟な赤血球のことで、特殊な染色を行うと脱核した跡が網状・塊状を観察することができます。

 

今回はニューメチレンブルー染色を行い、網状赤血球の観察を行いました。

 

写真は染色液が入った、ガラス管(ヘマトクリット毛細管)です。

 

ガラス管に血液を流し入れます。

 

ガラス管を傾けて中の血液と染色液を混和します。

 

数分間静置します。

 

スライドガラスにガラス管内の血液を滴下し、血液塗抹標本を作り、鏡検します。

 

写真は鏡検像です。

内部が青紫色に染色されている血球が、網状赤血球です。

 

スケッチもしました♪

 

染色方法によって長所・短所があります。

検体によって染色方法を使い分けましょう♪

 

↓↓クリックお願いします