みなさん、こんにちは。
動物看護コース1年生が動物臨床検査学実習Ⅰで寄生虫について学びました。
今回はジアルジアを顕微鏡で観察しましたのでご紹介します。
ジアルジアとは単細胞で運動機能や生殖機能などを有する原虫の一種で、人や動物に感染します。
写真は顕微鏡で見た「ジアルジアの栄養型虫体」です。
拡大すると、見た目が顔のようにみえてかわいらしいです。
濃い紫色の部分は目に見えますが、核です。
虫体から出ている糸状の「鞭毛」で、自由に移動することができます。
かわいらしい見た目ですがジアルジア感染により、
下痢、衰弱感、体重減少、腹痛、悪心や脂肪便などを起こすおそれがあります。
感染経路は主に感染動物の糞便の経口感染、水系感染です。
犬や猫を多頭飼育をする際は、寄生虫感染症に特に気をつけましょう。