2年生の食品衛生学実習で身近な香辛料を使って抗菌効果を調べました。
調べた香辛料は、ニンニク、ワサビ、カラシ、大葉(シソ)、生姜です。
各自、香辛料を決めて天秤で必要量をはかります。
生ニンニクはすりおろします。
すりおろしたサンプルもはかります。
写真ではわかりませんが。。。実習室はかなりの臭いが充満しています。。。
2枚の平板培地にE.coliとS.aureusを塗り広げます。
シャーレのフタの部分に自分が選んだ香辛料をのせて、その上から菌を塗った培地を重ねます。
シャーレは密閉して、孵卵器で1晩培養します。
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生ニンニクは阻止円が見られました。全面に菌が生えていないものも。。。
粉ワサビも菌が生えませんでした。
チューブの生姜は全体に菌が生えています。
菌が生えているため、上の写真に比べると透明感がありません。
粉のからしは菌が生えませんでした。
今回の結果発表。
E.coliについて、ワサビ、からしはチューブでも粉でも抗菌効果がみられました。
ニンニクは生では抗菌効果がみられましたが、チューブでは抗菌効果はみられませんでした。
シソや生姜(生・チューブ)は抗菌効果がみられませんでした。
S.aureusについて、抗菌効果がみられたのはワサビ(チューブ・粉)、ニンニク(生)、からし(粉)でした。
シソや生姜はE.coli同様抗菌効果はみられませんでした。からしは粉は抗菌効果がみられましたが、チューブでは抗菌効果がみられませんでした。
どちらの菌にも抗菌作用があった最強(?)の香辛料は、ワサビ(チューブ・粉)とすりおろしたばかりの生にんにくでした!
。。。。この培養後の孵卵器とオートクレーブがスゴイ臭いになったのは言うまでもありません(>_<)