1年生の細胞組織学実習で茎頂培養(成長点培養)を行いました。
材料はアスパラガスです。
午前中に練習をして、午後に本番の操作をしました。
アスパラガスの茎頂点ははかまの下にあります。成長点は細胞の分裂がさかんな部分です。
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アスパラガスを次亜塩素酸ナトリウム水溶液に浸けて殺菌します。
クリーンベンチ内に実体顕微鏡を用意して、無菌的に0.3mm程度の大きさの成長点を摘出します。
帽子とマスクをして、作業します。成長点摘出に要する時間は3分~5分以内で行います。
理想は1分以内です。
摘出した成長点は試験管に作った培地へ置床します。
植物に感染したウイルスも細胞分裂の盛んなこの茎頂の中にはなかなか入り込めません。
そこで、この部分だけを切り取って培養すれば、ウイルスがいない無病のウイルスフリー苗を作ることができます。
ウイルスフリー苗とはウイルスを保持していない健全な苗のことで、品質のよいものができます。
イチゴやキク、ブドウなどの苗はウイルスフリーのものから得られたものが多いです。
2本植えました!!