湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

  • Entry Date
  • 2013.10.11

バイオ通信No.1221 「プラスミドの抽出・ボイル法」

1年生の遺伝子操作学実習で大腸菌からプラスミドを抽出しました。2013AhrOct.gif

初めてのプラスミド抽出なので、マイクロチューブが一本ですむボイル法で行いました。

前培養したプラスミド保有大腸菌を遠心して菌を集め、リゾチームを加えて煮沸します。

131009-21.jpg

リゾチームにより宿主菌(大腸菌)の細胞壁を破壊します。煮沸することによって宿主菌のタンパク質が変性します。

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131009-22.jpg

楊枝の先にあるのが、変性した菌体のタンパク質と宿主染色体の集まったペレットです。

つるりと取って捨てます。
131009-23.jpg

残りの溶液にプラスミドが存在します。
アルコールを加えてプラスミドを沈殿させます。
乾燥してTEに溶解し、アガロースゲル電気泳動によりプラスミドがちゃんと取れたか確認します。

pict-pict-4k121106-12.jpg
ちゃんと取れたようです(^_^)v

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