湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

  • Entry Date
  • 2013.10.15

バイオ通信No.1225 「モノクローナル抗体の作製1」

2年生の免疫化学実習でモノクローナル抗体を作製しています。

マウスに免役して脾細胞を取り出して、ミエローマとの融合を行いました。2013AhrOct.gif

融合細胞をHAT培地で選択した後、今日はクローニングを行います。

ハイブリドーマ(融合細胞)がしっかりと目的の抗体を産生しているかどうかをELISA法で調べます。

抗原の入っているプレートをBSAでブロッキングし、一次抗体(培養上清)を入れて行きます。

131009-2.jpg

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細胞の入っている96ウエルプレートはコンタミしたくないので。。。

クリーンベンチ内で行います。ELISAプレートとは対応しているので1ウエルづつ培養上清を移していきます。
131009-3.jpg

かなり地味で神経を使う作業です。目がちかちかします(>_<)

1時間の反応後、POD標識された2次抗体を入れて反応させます。
最後に基質を加えて、発色を見ます。
131009-4.jpg

発色が一番濃いところ(抗体価が高い)を5つ選びます。

ELISAプレートの番号と同じ位置の培養プレートに細胞がしっかりと増えているかどうか倒立顕微鏡で観察します。
131009-1.jpg

確認ができたら、ウエルの細胞を培地に浮遊させて新しい96ウエルへまきます。
131009-6.jpg

クローニングは限界希釈法で行いました。
次回は、ELISAとウエスタンブロットをしてポリクロかモノクロかを調べます。

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