1年生の微生物学実習では、初代培養を行うためにマウスから腎臓を取り出してトリプシンで処理しました。
腎臓を細かく切ってトリプシン溶液中で攪拌します。
次の日、腎臓細片はこんなに細かく。。。
次の日、細胞片は小さくなりトリプシン溶液が濁っていました。
この溶液を遠心後、トリプシンを捨てます。
沈殿を培養液に浮遊させてろ過し、大きな塊の細胞を取り除き細胞数をカウントします。
細胞濃度を調整して、24ウエルのプレートへ細胞浮遊液を入れて培養です(^o^)
一週間ほど経つと。。。
プレート底面に細胞が伸びています。
タイルみたいな柄が細胞です。
きれいに増殖した細胞にマウスアデノウイルスを感染させて、細胞がどのように変化するのか(細胞変性効果:CPE)を観察します。
感染すると細胞は円形化したり膨化し、さらには細胞間に隙間があいて変性して丸くなっていきます。
糸くずみたいになっているのが変性して、はがれそうな細胞です。
ウイルスは宿主の細胞内で増殖します。
このように細胞が変性していく過程を観察することで、間接的にウイルスの存在確認することができるのでした(^^)/