1年生の遺伝子操作学実習でアガロースゲル電気泳動を行いました。
制限酵素で切断したプラスミド断片を分離するのが目的です。
前回の実習で調製しておいたアガロースゲルを冷蔵庫から取り出したら。。。
げ、ゲルが。。。
凍っているー!!
以前、電気泳動用bufferが。。。
こんなになっちゃったインキュベーター。
最近調子がよかったのに。。。
またもやマイナス4℃になっていた!
アガロースゲルはしばらくすると溶けて水分が出てきちゃいます。
これじゃぁ、電気泳動には使用できません。
アガロースゲルは多糖類の高分子コロイドです。
ゲルが凍るとゲルマトリックスの間の水が結晶化して、ゲルの水和水の構造が破壊されます。
ゲルがスカスカの高野豆腐のようになってしまうのでした。
これを利用して分離したDNA断片をゲル中から抽出することもできるんですよ。