昨晩、ニュース速報にて、京都大学 iPS細胞研究所所長 山中伸弥教授がノーベル医学・生理学賞を受賞されたということが報道されました。
山中伸弥教授とは、縁もゆかりもありませんが、同じバイオの道を歩んでいる者として、ひと言、お祝い申しあげます。
「ノーベル医学・生理学賞受賞、誠におめでとうございます!!!」
ノーベル賞受賞後の記者会見や報道番組のインタビューで話された教授のお言葉は、そのお人柄をそのままあらわすようなものでした。
日々の地道な研究を支えている多くの研究スタッフやへの感謝の言葉、研究に協力してくれている方々への感謝の言葉、再生医療の研究にかかわる多くの研究者への感謝の言葉、国のバックアップに対する感謝の言葉、日本国民への感謝の言葉、そして、家族への感謝の言葉・・・感謝に満ちあふれたその言葉の数々で、とても温かい気持ちになりましたし、日本人が忘れかけてしまっている日本人スピリッツを思い出させてくれるものだと感じました。
また、東日本大震災からの復興もまだまだという状況で、暗く沈みがちな日本の雰囲気の中で、明るい光をもたらしてくれた意味も大きいと思います。
湘央の卒業生にも「再生医療」の分野に直接的・間接的にかかわる仕事をしている者が多くおりますが、今回のノーベル賞受賞で、勇気と希望をいただいたのではないでしょうか?
教授が一生肝に銘ずる言葉として挙げられている、「Vision & Hard Work(目的をはっきり持ち、それに向かって懸命に働くこと)」・・・
教授のようにはできませんし、なかなかできることではありませんが、私達も改めて肝に銘じておきたい言葉ですね。