湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

  • Entry Date
  • 2012.8.7

バイオ通信No.1030 「比色分析・標準液の測定」

1年生のバイオサイエンス実習では、比色分析に必要な操作を3ステップで段階を追って行います。AugAhr.gif

今回は、グルコースを定量するキットを使用して、溶液中のグルコース濃度を測定しました。

反応は37℃で行いますので、恒温槽を準備します。

120719-21.jpg

試験管を何本か使用するので、ラベルします。

ラベルはかなり重要な基本操作です♫

120719-22.jpg

↓↓クリックお願いします


グルコース標準液を5段階希釈して、発色液と反応させます。

反応すると、溶液が赤く発色します。
120719-23.jpg

溶液を均一にするために試験管ミキサーで攪拌します。
120719-24.jpg

37℃恒温槽へ入れて反応させ、分光光度計で吸光度を測定します。
120719-25.jpg

縦軸に吸光度、横軸にグルコース濃度をとり、グラフに描きます。
120719-26.jpg

きれいな右上がりの直線のグラフが作成できました。

グラフより、溶液の濃度と吸光度の関係は比例の関係であることがわかりました。
Lambert-Beerの法則が確認できました。
したがって、濃度が高いと吸光度も高くなるってことです。

次回は、検量線を利用して、サンプルの濃度を測定します。

トラックバック(0)

トラックバックURL: https://sho-oh.ac.jp/blog/bio/2012/08/no-207.html/trackback

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。
* が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)