湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: 細胞工学

バイオ通信 No.2755「細胞培養始めました!その1」

2年生の細胞工学実習が始まりました。

 

細胞培養を開始すると日曜日、火曜日以外は細胞のお世話があります。

頑張っていきましょう(^^♪

 

まずは、培地調製です。

DMEM培地粉末を溶解します。

 

炭酸水素ナトリウムを加えます。

培地の色が黄色から赤色に変化しました。

 

培地にはpH指示薬のフェノールレッドが添加されています。

培地のpHは細胞培養にとって重要なので、

pHが適正範囲であるかどうかを判断できるようになっています。

 

抗生物質、血清を加え、ろ過滅菌します。

 

血清が入っているのでろ過するのが大変ですね。

 

交代しながらろ過していきます。

 

コンタミチェックしてから使用します。

さぁ、次は細胞を起こします!

 

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バイオ通信 No.2615「細胞培養始めました。」

2年生の細胞工学実習では細胞培養を行います。

細胞用の培地を調製しました。

 

今回はDMEM培地を使用します。

滅菌水に粉末を溶解します。

 

黄色透明の溶液です。

 

次に炭酸水素ナトリウム粉末を加えます。

色が変わってきました。。。

 

全部溶けたら、赤っぽい色に変化しました。

さらに抗生物質と血清を加えます。

ろ過滅菌したら培地の出来上がりです。

コンタミネーションしていないかチェックしてから使用します。

 

培地にはpH指示薬のフェノールレッドが含まれています。

フェノールレッドは酸性領域(pH6.8以下)では黄色を呈しアルカリ領域(pH8以上)では赤色になります。

DMEM培地は5%炭酸ガス、37℃でpH7.1~7.4になります。

 

細胞が増えてくると代謝産物によって培地のpHが酸性に傾いて色が黄色に変化します。

培地交換の時期がわかるし、培地のpH変化が目で見てわかるので確認するのに便利です。

たまに、細菌がコンタミネーションしてしまっていても黄色に変わるので注意しましょう。

(そのときは、培地が細菌によって濁ってしまいます。さらに顕微鏡で観察すれば判断できます。)

 

では、元気な細胞を培養していきましょう!

 

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