2年生の食品衛生学実習で、
香辛料の抗菌効果を調べました。
香辛料は生ニンニク、生ショウガ、
粉わさび、粉からしです。
調べる菌は大腸菌、ブドウ球菌です。
平板培地へ塗り広げて培養すると、
培地表面全体に菌が増殖します。
37℃で一晩培養後の結果です。
ブドウ球菌の方は、生ショウガ以外は
すべて菌の増殖が抑えられました。
菌が生えないと菌なしのシャーレのように透明に見えます。
大腸菌の方も、
生ショウガには菌が全面に増殖しています。
生ニンニクはニンニクを中心に菌の増殖が抑えられて、
阻止円のようになっています。
粉わさび、粉からしには菌が一切生えていません。
ブドウ球菌、大腸菌共に
粉からし、粉わさびには抗菌効果がありました。
次いで、生ニンニクにも抗菌効果がありました。
(大腸菌で少し菌が残っていますが。。。)
生ショウガについてはブドウ球菌、
大腸菌共に抗菌効果ないことがわかりました。
昔からお餅などの保存にはからし、わさびを
一緒に容器の中へ入れたりしていました。
今回の実験から、
この慣習は正しかったことが証明できました(^^♪
抗菌効果も条件によっては
効果が得られないことがあります。