湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

2019年8月23日アーカイブ

バイオ通信No.2003「仕事の学び場・体験入学」

8月6、7日に「仕事の学び場・体験入学」が行われました。
1日目は微生物の培養とDNAの抽出
2日目は微生物の観察とグラム染色、実験動物の取り扱いでした。
 
まずはDNA抽出の様子から。。。
DNAは細胞の中、核の中に存在しています。最初の細胞は「ブロッコリー」。
 
ちなみに。。。綾瀬市のゆるキャラはぶたッコリーです。(名産が豚とブロッコリー!)

 
すり鉢にブロッコリーを入れてすりつぶします。

 
すりつぶしたブロッコリーに細胞抽出液を加えます。
固形物をろ過します。緑の溶液の中には細胞成分が含まれています。

 
ろ過した溶液にエタノールを加えると。。。
DNAが析出してきます。白いモヤモヤしたのがDNAです。

 
ガラス棒で巻き取って見ましょう。。

 
次の細胞は白子です。
こちらは、ハサミで切り刻みます。

 
みんなで順番にチョキチョキします。

 
細かくなった白子へ塩化ナトリウム溶液を加えて攪拌します。

 
溶液を遠沈管へ分注して、界面活性剤を加えます。
溶液中のタンパク質を取り除くために(除タンパクといいます。)クロロホルムをさらに加えて激しく混和します。
シェイクシェイク!!

 
遠心して上清(DNAが含まれている溶液)をビーカーへ移します。

 
変性したタンパク質を入れないように慎重に。

 
パスツールピペットも上手に使えるようになりましたね。

 
溶液へエタノールを加えるとDNAの登場です。

 
巻き取ったDNAはブロッコリーと同じような白い物質です。
スマホでぱちり♪記録します。

 
ブロッコリー、白子からDNAを抽出しました。
どちらも細胞の中に存在し、遺伝子の本体、設計図です。
みなさんの体にもあるんですよ。
 
↓↓クリックお願いします