1年生の微生物学実習で、薬剤感受性試験を行いました。
培地に薬剤感受性を調べたい細菌を塗抹し、そこに薬剤を染み込ませたディスクをのせ、感受性を示すか、耐性を示すかを判定します。
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菌の塗抹の仕方にも個性!?があらわれますね。
小さな丸いものが薬剤を染み込ませたディスクです。
その周りにできた透明な円が阻止円とよばれるものです。
阻止円の大きさにより、その抗生物質に感受性を示すか、耐性を示すかを判定します。
この円が大きいほど、その菌の増殖が抑えられている、つまりその薬剤の効果が高いということが推察できます。
反対に阻止円が小さい場合には、その薬剤の効果が薄いということが推察できます。
動物医療の現場でも、どの抗生物質を治療に使うかを選択する意味で、この試験が行われることがあります。
このときにも、無菌操作に代表される基本的な微生物の取扱いが重要です。
バイオコースもそうですが、動物看護コースの学生さんもしっかりと理論と技術を身に付けてくださいね。
また、これに関連する問題が、動物看護師統一認定試験でも出題されています。
動物の病気の原因ともなる微生物に関する知識も、幅広く身につけていきましょうね。