湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: 細菌

わんにゃん通信No.2037「微生物学実習~グラム染色~」

皆さん、こんにちは☺

愛玩動物看護学科1年生の、微生物学実習の様子をお伝えします。

 

この実習では、実際に微生物を取り扱いながら、

細菌や菌類、ウイルス、原生動物などの基礎的な知識を身に付けます。

 

また、寒天粉末培地の作製方法や、

器具の使用方法などの知識も身に付けます。

 

今回は、細菌をグラム染色して顕微鏡で観察する実習を行いました。

 

グラム染色は、細菌を「赤色」と「青色」に染め分ける染色法です。

染色した細菌を顕微鏡を使って、色、形などを観察し、

どういった細菌なのかを確認します。

 

まずは、デモンストレーションを見て、しっかりメモを取ります。

 

染色時間も大切です。

班ごとに時間を確認しながら染色を行なっています。

 

染色した細菌を顕微鏡使用して観察しています。

うまく染色できたでしょうか。

 

大学病院や大きな動物病院では、

遺伝子検査や細菌検査を行うことがあります。

 

将来そういった病院でも、

「活躍できる愛玩動物看護師」になるため、

しっかりと学びましょう。

 

実習を通して、様々な知識を身に付けて欲しいと思います♬

 

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バイオ通信No.2948「微生物学実習~分離培養・植菌後の観察」

みなさん、こんにちは。

 

微生物学実習で、植菌した培地の培養後をご覧ください。

 

まずは、斜面培地の培養後です。

斜面培地の表面に菌が増殖しているのがわかりますか?

 

次に液体培地の培養後です。

比較のため、

培養前の液体培地(写真上)と、

培養後の液体培地(写真下)を一緒に撮りました。

液体培地が菌体の増殖により、濁っていますね。

 

最後に平板培地での分離培養後です。

 

写真ではよくわかりにくいのですが、

2種の混合菌液から分離培養しているので、

分離がうまくいっていると、

2種の異なるコロニーが見られます。

 

高層培地で穿刺培養も行いました。

 

写真がうまく撮れなかったので、写真はありません・・・。

穿刺培養では、菌の運動性やガスの発生などを観察できます。

 

応用生物科学科、愛玩動物看護学科は、

それぞれ違った立場で微生物と向き合いますが、

二学科とも、目に見えない微生物の取扱い方等もしっかりと身につけてくださいね。

 

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バイオ通信 No.2838「腸内細菌の同定・その3」

1年生の微生物学実習で、

腸内細菌の同定を行っています。

 

保存した菌を斜面培地から液体培地へ植えて、

1時間半程培養します。

増菌した培地から、確認培地へ植菌します。

 

確認培地はTSI培地(半高層)、SIM(高層)、

シモンズクエン酸培地(斜面)、VP培地(液体)です。

 

37℃、1晩培養後、判定していきます。

 

確認培地の色の変化、ガス産生の有無、運動性など

 

菌によって性質が変わります。

自分の選んだ未知検体を総合的に同定していきます。

 

こちらは未知検体4種類分のTSI半高層培地です。

赤、黄色に色が変化しているもの、

ガスの産生により培地が浮き上がっているもの、

黒くなっているものいろいろありますね。

 

TSI培地は腸内細菌の鑑別に使用され、

ブドウ糖、乳糖および白糖の分解性、

ガス産生性、硫化水素の産生性がわかります。

 

班員と相談しながら、観察します。

 

左からTSI培地、SIM培地、

シモンズクエン酸培地、VP培地と並んでいます。

 

培地が黒くなっているので、

硫化水素が産生されシモンズクエン酸培地が青く変化しています。

 

SIM培地には試薬を重層したら赤紫色になりました。

こちらは上の試験管よりも黒くなっています。

TSI培地は赤、ガスを産生、

シモンズクエン酸培地が青く変化しています。

 

こちらは上の2つと違ってTSI培地が黄色に変化、

黒くはなっていません。

 

SIM培地へ試薬を重層したら赤紫色に変化しました。

 

こちらはTSI培地が黄色に変化しています。

 

これらの結果から4種類の菌を同定します。

 

今回の未知検体4種類は、

E.coil、Salmonella、Klebsiella、Proteusです。

 

実習では4つから同定しましたが、

実際は何もわからないところから同定していくので

大変な作業となりますね。

 

2年生の食品衛生学実習では、

同定キットを使用して行います。

 

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バイオ通信 No.2824「腸内細菌の同定 その2」

1年生の微生物学実習で腸内細菌の同定を行いました。

 

DHL、SS及び、

BTB乳糖加寒天培地へ分離培養した未知検体を観察します。

 

DHL培地でのコロニーの様子。

ピンク色のコロニーと黒色、暗褐色のコロニーが見られます。

 

SS培地でのコロニーの様子。

 

BTB乳糖加寒天培地では、

乳糖分解菌か乳糖非分解菌かが分かります。

 

乳糖が分解できると緑だった培地の色が黄色に変わります。

分解できないと青色に変わります。

 

菌を保存するために、DHL培地から斜面培地へ植菌します。

斜面培地は37℃で一晩培養します。

 

植菌後、同じコロニーをグラム染色します。

 

グラム染色は実技試験もあるので、

確認しながら行いましょう。

 

グラム陰性桿菌であることを確認します。

 

ちゃんと染色できましたか?

 

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バイオ通信 No.2823「腸内細菌の同定 その1」

1年生の微生物学実習で腸内細菌の同定を行いました。

 

未知検体中から、

腸内細菌科に属している細菌について理解を深めます。

 

4種類の未知検体から一つ選びます。

 

3枚の平板培地へ分離培養します。

 

培地はDHL、SS、BTBです。

 

基本操作を確実に。

 

単独コロニーが得られるように丁寧に。

 

白金耳の火炎滅菌も様になってきましたね。

 

37℃で一晩培養します。

さて、培養結果はどのようになり、腸内細菌の同定はできるでしょうか?

 

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バイオ通信No.2634「仕事の学び場2日目 その1」

みなさん、こんにちは。

バイオコースの仕事の学び場2日目は、微生物(細菌)コロニーの観察とグラム染色からスタートです。

1日目に、手洗い(消毒)前の手と手洗い(消毒)後の手を手形培地につけ、その培地を培養しておきました。

 

全体のコロニー観察を終えたら、グラム染色をしてみたいコロニーから、

滅菌つま楊枝で、スライドグラスに釣菌します。

 

そのスライドグラスを火炎固定します。

 

ビクトリアブルー、ピクリン酸アルコール溶液・・・

 

そして、フクシンの順に染色していきます。

 

染色後は、油浸1000倍で鏡検します。

 

スマートフォンで記録に残す高校生も多く見られました。

最近のスマートフォンのカメラは、性能がいいですね。

細菌を見て、どのように感じたでしょうか?

 

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