湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: 検査

わんにゃん通信 No.1435「心エコー検査をしました。」

1年生の検査機器総論で心エコー検査を行いました。

 

心臓の4つのお部屋、弁を思い浮かべながら、画像を見ていきます。

 

T先生の華麗なる技を見せていただきます。

プローブを胸にあてると一瞬で左室長軸断面が画面に映し出され、

血流の様子が観察できました。

 

交代しながら、プローブを当ててみました。

 

上手に画像が出ました(^^♪

 

解剖学の授業が役に立ちますね。

 

わんちゃん、ねこちゃんのエコー検査では

検査に邪魔にならず、動物たちに負担のないような保定技術が求められます。

 

練習してくださいね。

 

 

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わんにゃん通信No.1430「耳垢検査👂」

こんにちは(^-^)

動物看護臨床実習で耳垢検査をしました。

今回の目的はマラセチア菌の観察です。

耳垢検査では他にも寄生虫・細菌・酵母感染の把握ができます。

 

まずは耳道を傷つけないように綿棒でぬぐいます👂

 

スライドガラスに塗り付けて染色します。

 

顕微鏡で観察します🔬

写真の赤丸の中にある雪だるまの形しているのがマラセチアです☃

マラセチアとは酵母様真菌で皮膚や外耳道に常在細菌叢の1つです。

常在菌ですが、なんらかの原因で数が増えてしまうと皮膚炎になってしまいます。

検査をして数を確認していきます。

 

学校動物にはマラセチアが少なく確認ができなかったため、標本で確認しました。

しっかり形や大きさを覚えておきましょう!!

 

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わんにゃん通信No.1346「糞便検査ー飽和食塩浮游法ー」

みなさん、こんにちは。

応用生物科学科動物看護コース1年生が動物臨床検査学実習Ⅰで糞便検査を行いました。

今回は飽和食塩水を用いた浮游法を学習しました。

 

はじめに小試験管に少量の糞便と飽和食塩水を入れて、竹串でよく混和します。

糞便は小指の第一関節ほどの量を採取します。

 

混和後、さらにスポイトを使い飽和食塩水を加えます。

小試験管のフチいっぱいになるまで、こぼしてしまわぬように慎重に加えます。

表面張力で水面が少し膨らんでみえるくらいが理想的です。

 

この状態で30分間静置します。

これをすることで飽和食塩水中に浮游する比重の大きい(重いもの)塩や糞便中の食物残渣が沈殿し、

比重の小さい寄生虫卵などが水面に浮游しやすくなります。

 

30分後、水面にカバーガラスを軽く押し当てます。

 

そのカバーガラスをスライドガラスの上に水滴が付着する面を下にして乗せます。

この際に気泡が入らないようにそっと乗せることがポイントです。

 

できあがったプレパラートを顕微鏡で観察します。

 

今回は学校で飼育するわんちゃんの便を検査しましたが、寄生虫卵は認められませんでした♪

 

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わんにゃん通信No.1340「はじめての糞便検査」

みなさん、こんにちは。

応用生物科学科動物看護コース1年生が動物臨床検査学実習Ⅰではじめての糞便検査を行いました。

今回は学校飼育犬のみんとと、S先生が飼育する猫ちゃんの糞便を直接法を用いて検査しました。

 

はじめに、スライドガラスの上に生理食塩水を1滴と楊枝の先に付けた少量の糞便を混和します。

 

均一に混ぜます。

糞便の量は多すぎず、少なすぎない適量を混ぜることがポイントです。

 

混ぜた後に、上にカバーガラスをゆっくりと被せます。

空気の泡が混入しないように、丁寧に被せます。

 

 

できた標本を顕微鏡で観察します。

希に、わんちゃんやねこちゃんの体内に虫が寄生していることがあります。

今回の糞便検査では、そのような体内に寄生した虫が、糞便に排泄されていないかを検査します。

 

数十分、中には一時間以上観察をしている学生もいました。

幸い今回の糞便検査では寄生虫が検出されませんでした!

寄生虫はいませんでしたが、糞便中の食べかすや

混入した異物(被毛や食物等)の観察・スケッチを行いました。

 

写真はS先生が飼育する猫ちゃんの糞便の顕微鏡像です。

 

はじめての糞便検査はどうでしたか?

皆さん集中している姿が印象的でした。

これからも、練習を重ねて行きましょう。

 

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わんにゃん通信No.1187「尿試験紙検査を行いました」

みなさん、こんにちは。

今回は動物看護2年生が行いました、尿試験紙検査をご紹介します。

 

尿試験紙検査とは、試験紙の化学反応による色調変化によって、尿中に排泄される糖やタンパクの量あるいは潜血の有無などを短時間に調べることのできる検査です。

 

今回は学校飼育動物の尿を使用して検査を行いました。

検体は排泄されてから直ぐに検査を行います。

 

排泄後長時間経過した尿では、酸化、細菌の増殖、赤血球の溶血などが起こり、正しい検査ができません。

採尿後はできるだけ早く検査を行いましょう。

 

今回はpH、ブドウ糖、蛋白質、ウロビリノーゲン、ビリルビン、ケトン体、潜血を検査しました。

検査方法は簡単です。

試験紙に転倒混和した尿をつけて、各項目の測定時間経過後に、色調表と試験紙を照らし合わせ、記載してある結果を記録します。

 

尿試験紙に尿をつけると数秒後に濾紙の色が変化します。

 

色調表と照らし合わせます。

 

最後に、結果と正常値を比較し考察を行います。

2年生はこれまでにも何回か実習で行ったことがあり、スムーズに検査を行うことができました。

今後も練習を重ねましょう!

 

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わんにゃん通信No.1153「フィラリア検査🦟」

こんにちは(^_^)

学校犬のフィラリア検査をしました。

 

毎年、フィラリア薬を投薬するためには事前に検査をして、フィラリアやミクロフィラリアに感染していないか調べないと行けません。

フィラリア検査は去年の予防がちゃんと出来ていたか確認するための検査にもなります。

しっかり検査していきましょう!!

 

今回はキャナイン-フィラリアキットを使用して検査しました。

抗凝固処理した血液をキットに1滴垂らします。

 

その後すぐに希釈液を2滴垂らします。

 

そのまま水平面に置き結果が出るまで10分待ちます。

 

10分待っている間に血液をヘマトクリット管に入れTP(総タンパク)やHt(血球容積)、血漿の色などを確認していきます。

 

結果がでました!!

 

学校犬はみんな陰性でした。

一番上のキットは陰性と陽性の違いを比べるためにフィラリアに感染した血液を検査しています。

 

写真では分かりづらいのですがTの部分にも線があらわれています。

このキットではTとC両方に線が出たら陽性になります。

陰性だとCのみに線がでます。

 

これで学校犬は安心して今年のフィラリア薬を投薬できます(*^^*)

飼育当番の皆様、ノミ・ダニ・フィラリアの薬を忘れずに投薬お願いします!!

 

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わんにゃん通信No.1111「ジアルジア抗原検査キット」

みなさん、こんにちは。

 

動物看護コース1年生が動物臨床検査学実習Ⅰで、糞便検査を行いました。

今回はキットを用いたジアルジア抗原検査についてご紹介します。

 

ジアルジアとは単細胞で運動機能や生殖機能などを有する原虫の一種で、人や動物に感染する寄生虫です。

写真は顕微鏡で見た「ジアルジアの栄養型虫体」です。

 

糞便中のジアルジアを顕微鏡で検出することは難しく、新鮮便でないと検出されないことがあります。

検出率を上げるため、動物病院ではジアルジア抗原検査キットを用いた検査を行うことがあります。

 

はじめに、綿棒を用いて糞便検体を採取します。

 

採取した綿棒を専用の容器に入れ、バルブを数回押すことで内部の試薬と検体を混和させます。

 

専用の抗原検査スナップ装置の濾紙部分に混和した糞便検体を滴下します。

 

抗原検査スナップ装置を上部を押し込み、8分間待ちます。

 

検査時間経過前

 

8分経過後

 

濾紙の発色した青い点の数により、ジアルジア抗原の有無を判定します。

今回は青い点が一点のみでしたので、陰性でした♪

今回は陰性ですが、陽性の場合青い点が二点発色します。

 

寄生虫の種類によって、検出されやすい検査方法が異なります。

どんな検査方法にでも対応できる動物看護師を目指しましょう!

 

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