みなさん、こんにちは。
動物看護コース1年生が動物臨床検査学実習Ⅰで糞便検査を行いました♪
今回は「ホルマリンエーテル法」で、野良猫の糞便検体内の寄生虫を検査しましたのでご紹介します。
これにより、糞便内の寄生虫卵を集めて、検出しやすくします。
はじめに、少量の糞便を試験管に入れます。
濃度10%のホルムアルデヒド5mLで溶解します。
コーヒー牛乳色ぐらいに溶解しましょう
更にジエチルエーテル2mLを加えます。
試験管の口にフタをして、30秒間上下に振り、よく混和します。
遠心分離器で3分間分離します。
試験管内の混和液が遠心力により、物質ごとに分離されます。
重い物質ほど底に貯まります。
試験管をひっくり返し、上澄みを捨てます。
試験管の底にわずかに残った糞便を顕微鏡で検査します。
マンソン裂頭条虫卵を検出することができました!
糞便検査には様々な検査方法があります。
検査方法によって検出しやすい寄生虫の種類が異なります。
これからも様々な検査方法を覚えていきましょう♪