湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: プラスミド

バイオ通信 No.2393「形質転換」

2年生の遺伝子工学実習ではプラスミドによる大腸菌の形質転換を行いました。

始めに培地を調製します。

 

久しブリブリ培地調製。

 

オートクレーブで滅菌します。条件は121℃、2気圧、15分です。

滅菌中に培地へ添加する抗生物質を調製します。

抗生物質溶液はろ過滅菌をしておきます。

 

ディスポーザブルフィルターディスクをシリンジへ取り付けます。

 

内筒を押して滅菌チューブへ溶液をろ過します。

 

滅菌が終わった培地を50℃程度に冷まし、抗生物質を無菌的に添加します。

その後、滅菌シャーレへ培地をまいていきます。

培地が出来たら形質転換操作を行います。

プラスミドとコンピテントセル(大腸菌)を混和し、ヒートショックを与えます。

その菌を液体培地で1時間前培養して培地へ塗り広げていきます。

コンラージ棒でくるくるくるくる塗り広げます。

 

37℃、一晩培養します。

コンピテントセルに使った大腸菌は薬剤感受性菌なので、

抗生物質が添加されている培地では増殖することが出来ません。

移入するプラスミドは抗生物質耐性遺伝子を持っています。

 

形質転換によりプラスミドが大腸菌へ移入されればプラスミドが

持っている遺伝子により大腸菌は形質が換わって抗生物質が添加されている培地に

増殖することが出来るようになります。

結果はどうなるでしょうか。

 

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バイオ通信 No.2369「プラスミドの調製」

1年生の遺伝子操作学実習でキットを使用してプラスミドを調製しました。

前培養したプラスミド保有菌液をマイクロチューブへ入れてます。

 

次に微量高速遠心機で遠心して。

 

集菌します。

 

プラスミドは細菌の中に存在する染色体DNAとは独立に自己複製能力をもつDNAです。

 

上清を取り除き、bufferに菌体を再浮遊します。

 

Lysis Bufferを加えて溶菌させます。Lysis Bufferを加えると溶液は青に変わります。

 

Neutralization Bufferを加えて、溶液を中和します。

 

青い色がなくなるまでしっかりと混ぜます。

 

遠心して上清をカラムへ移します。

カラム中のメンブレンへにDNAを吸着させてから、メンブレンを洗浄・乾燥します。

 

カラムへTE bufferを加えてDNAを溶出したら出来上がりです。

プラスミドが調製できたら、アガロースゲル電気泳動を行います。

 

キットを使用するとあっという間に調製できますね。

便利、便利(^^)/

 

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バイオ通信 No.2193「大腸菌の形質転換」

2年生の遺伝子工学実習で大腸菌の形質転換を行いました。

 

薬剤感受性の大腸菌へプラスミドを移入し、大腸菌の形質を換えます。

大腸菌はプラスミドのもつ薬剤耐性遺伝子によって薬剤(抗生物質)の入っている培地へ増殖できるようになります。

 

形質転換操作後、抗生物質含有培地へ菌液をまいていきます。

 

培地の入ったシャーレにラベルを書きます。

 

菌液を取ります。

 

培地の上にのせます。

 

コンラージ棒で全体に塗り広げます。

 

くるくる、クルクル。

コンラージ棒も、シャーレも回しながら塗り広げましょう。

 

菌液をまくシャーレが多いので間違えないように。。。

 

37℃、一晩培養します。

コロニーが出来ますように。。。

 

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