みなさん、こんにちは。
応用生物科学科動物看護コース1年生が動物臨床検査学実習Ⅰで
フィラリア(犬糸状虫)の抗原検査を行いました。
今回は学外の動物病院から提供いただいた、わんこの血液と
フィラリア抗原検査キットを用いて検査を行いました。
この検査キットを利用することで血液検体中の犬糸状虫抗原を検出することができます。
はじめに優しく転倒混和をした血液を専用のスポイトで採取します。
つぎに犬糸状虫抗体がスポットされた検出板に、採取した血液を滴下窓に1滴滴下します。
検査材料が完全に吸収された後に専用の希釈液を2滴滴下します。
5~10分後に判定窓の反応線出現の有無を肉眼で観察します。
判定を行います。
陽性であればC位置(反応終了部位)および、T位置(検査部)の両方に赤紫色の反応線が出現します。
陰性であればC位置(反応終了部位)のみに赤紫色の反応腺が出現します。
今回の結果は陽性でした。
この検体を提供いただいたわんこに対しては、既に駆虫薬による治療が開始されているとのことです。
わんこを飼育する際は、犬糸状虫(フィラリア)症を予防するために、
毎月ミクロフィラリア駆虫薬を忘れずに投薬しましょう。