湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: フィラリア

わんにゃん通信No.1341「犬糸状虫抗原検査キット」

みなさん、こんにちは。

応用生物科学科動物看護コース1年生が動物臨床検査学実習Ⅰで

フィラリア(犬糸状虫)の抗原検査を行いました。

 

今回は学外の動物病院から提供いただいた、わんこの血液と

フィラリア抗原検査キットを用いて検査を行いました。

この検査キットを利用することで血液検体中の犬糸状虫抗原を検出することができます。

 

はじめに優しく転倒混和をした血液を専用のスポイトで採取します。

 

つぎに犬糸状虫抗体がスポットされた検出板に、採取した血液を滴下窓に1滴滴下します。

 

検査材料が完全に吸収された後に専用の希釈液を2滴滴下します。

 

5~10分後に判定窓の反応線出現の有無を肉眼で観察します。

 

判定を行います。

陽性であればC位置(反応終了部位)および、T位置(検査部)の両方に赤紫色の反応線が出現します。

陰性であればC位置(反応終了部位)のみに赤紫色の反応腺が出現します。

 

今回の結果は陽性でした。

この検体を提供いただいたわんこに対しては、既に駆虫薬による治療が開始されているとのことです。

 

わんこを飼育する際は、犬糸状虫(フィラリア)症を予防するために、

毎月ミクロフィラリア駆虫薬を忘れずに投薬しましょう。

 

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わんにゃん通信No.1153「フィラリア検査🦟」

こんにちは(^_^)

学校犬のフィラリア検査をしました。

 

毎年、フィラリア薬を投薬するためには事前に検査をして、フィラリアやミクロフィラリアに感染していないか調べないと行けません。

フィラリア検査は去年の予防がちゃんと出来ていたか確認するための検査にもなります。

しっかり検査していきましょう!!

 

今回はキャナイン-フィラリアキットを使用して検査しました。

抗凝固処理した血液をキットに1滴垂らします。

 

その後すぐに希釈液を2滴垂らします。

 

そのまま水平面に置き結果が出るまで10分待ちます。

 

10分待っている間に血液をヘマトクリット管に入れTP(総タンパク)やHt(血球容積)、血漿の色などを確認していきます。

 

結果がでました!!

 

学校犬はみんな陰性でした。

一番上のキットは陰性と陽性の違いを比べるためにフィラリアに感染した血液を検査しています。

 

写真では分かりづらいのですがTの部分にも線があらわれています。

このキットではTとC両方に線が出たら陽性になります。

陰性だとCのみに線がでます。

 

これで学校犬は安心して今年のフィラリア薬を投薬できます(*^^*)

飼育当番の皆様、ノミ・ダニ・フィラリアの薬を忘れずに投薬お願いします!!

 

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