湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: バイオ通信

バイオ通信 No.2824「腸内細菌の同定 その2」

1年生の微生物学実習で腸内細菌の同定を行いました。

 

DHL、SS及び、

BTB乳糖加寒天培地へ分離培養した未知検体を観察します。

 

DHL培地でのコロニーの様子。

ピンク色のコロニーと黒色、暗褐色のコロニーが見られます。

 

SS培地でのコロニーの様子。

 

BTB乳糖加寒天培地では、

乳糖分解菌か乳糖非分解菌かが分かります。

 

乳糖が分解できると緑だった培地の色が黄色に変わります。

分解できないと青色に変わります。

 

菌を保存するために、DHL培地から斜面培地へ植菌します。

斜面培地は37℃で一晩培養します。

 

植菌後、同じコロニーをグラム染色します。

 

グラム染色は実技試験もあるので、

確認しながら行いましょう。

 

グラム陰性桿菌であることを確認します。

 

ちゃんと染色できましたか?

 

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バイオ通信 No.2823「腸内細菌の同定 その1」

1年生の微生物学実習で腸内細菌の同定を行いました。

 

未知検体中から、

腸内細菌科に属している細菌について理解を深めます。

 

4種類の未知検体から一つ選びます。

 

3枚の平板培地へ分離培養します。

 

培地はDHL、SS、BTBです。

 

基本操作を確実に。

 

単独コロニーが得られるように丁寧に。

 

白金耳の火炎滅菌も様になってきましたね。

 

37℃で一晩培養します。

さて、培養結果はどのようになり、腸内細菌の同定はできるでしょうか?

 

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バイオ通信 No.2822「卒業アルバム用の撮影しました。」

2年生も早いもので卒業まであと少しとなりました。

卒業アルバム用の集合写真を撮影しました。

 

バイオコースっぽく白衣を着て。

 

ポーズがなかなか決まりません。

 

はい!ポーズ!

 

ポーズを変えて数枚撮影していただきました。

お天気も良く、いい表情ですね!(^^)!

 

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バイオ通信No.2820「薬剤感受性試験」

みなさん、こんにちは。

 

1年生の「微生物学実習」で、

薬剤感受性試験(ディスク法)を行いました。

 

培地にコンラッジ棒を用いて、菌体を塗布し、

そこへ薬剤を含むディスクを置き、培養すると・・・、

このようになります。

 

大きな丸い部分がシャーレに作った培地です。

小さな白い丸が、薬剤が染みこんでいるディスクです。

 

今回は3種類の薬剤の効果を調べました。

 

ディスクの周りにできている透明な部分が阻止円、

そのまわりが塗布した菌体が増殖している部分です。

 

阻止円が大きいと、この薬剤はこの菌に対して効果が高い、

逆に小さいと、この菌に対して効果が低いことを表します。

 

今は「愛玩動物看護師国家試験」となりましたが、

「動物看護師統一認定試験」だった頃は、かなり頻繁に出題されていたものです。

 

バイオでも動物看護でも、必要な知識・技術として、

今も「微生物学実習」で経験してもらっています。

 

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バイオ通信No.2819「2023年度 実験動物2級技術者資格認定試験結果報告」

みなさん、こんにちは。

 

昨年末のことになりますが、

実験動物2級技術者資格認定試験の結果が学校に届きました。

 

今年度、バイオコース2年生で受験した学生は5名でしたが、

8月の学科試験に4名が合格しました。

一方、動物看護コース2年生で受験した学生も5名でしたが、

学科試験に4名が合格しました。

 

そして、学科試験を通過した学生が11月の実技試験に臨みましたが、

バイオコース・動物看護コースともに受験者全員が合格することができました。

 

今年度の最終的な合格率は、バイオコース・動物看護コースともに80%となり、

2年連続で全員合格を逃してしまいました。

 

なお、成績優秀者表彰(専門学校の部)は、動物看護コースKYさんが

第2位、バイオコースYTさんと動物看護コースTAさんが第5位に入りました。

 

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バイオ通信 No.2818「アガロースゲル電気泳動・臨床検査技術学科Bクラス」

PCR反応の後は、

アガロースゲル電気泳動により増幅したDNA断片を確認します。

グループごとに泳動します。

 

サンプル4つと分子量マーカーを一緒に泳動します。

 

アガロースゲルのサンプル溝へアプライしていきます。

 

マイクロチューブから慎重にサンプル5μL取ります。

 

アガロースゲルを貫通しないように入れてくださいね。

 

マイクロピペットを持つ手がぶれないように固定して行います。

 

サンプルにはgel-loading-bufferが混ぜてあり、

サンプル溝へ沈みやすくなっています。

 

泳動が終わったら染色し、

UVトランスイルミネーター上に載せて、DNA断片を観察します。

 

上手に増幅出来たようです。

 

PCR法、アガロースゲル電気泳動について

少しでも理解していただけたでしょうか。。。

 

 

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バイオ通信 No.2817「PCR法・臨床検査技術学科Bクラス」

臨床検査技術学科2年生が、

遺伝子の実習に115実習室へやってきました。

午前はBクラス、午後はAクラスです。

 

実習内容はPCRによるDNAの増幅と、

アガロースゲル電気泳動によるDNAの分離です。

 

二人一組で実習します。

 

PCR(Polymetase chain reaction)法はDNA鎖の熱変性、

プライマーのアニーリング、

ポリメラーゼによる伸長反応を繰り返すことによって、

2種類のプライマーに挟まれた目的とする特定のDNAを増幅する方法です。

 

マイクロチューブへ反応に必要な試薬を加えていきます。

 

微量なので確実に加えてくださいね。

 

見守られながら。。。

 

入れ忘れのないようにね。反応しませんよ。

 

普段のマイクロピペットと勝手が違うので大変そうでした。

 

PCR装置にセットして反応開始です。

 

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バイオ通信No.2815「新年のご挨拶」

新年あけましておめでとうございます。

みなさまは、どんな年始を迎えられましたでしょうか?

 

※タツノオトシゴ - oshi先生提供

 

世界に目を向けると激動の中にあり、

平和の大切さやありがたさを強く感じられる出来事も多々起こっています。

 

SDGsに代表されるような考え方は、

私たちに今までにない「CHANGE」を求めています。

 

ひとり一人の力は小さいですが、

意識を少し変えることによって、

なにかが大きく変わるかもしれません。

 

「CHANGE」の「G」の「┓」を取ったら、

「CHANCE」です。

 

心の小さな「┓」(トゲ・カド)を取り除き、

新しい未来の扉を開く、

平和で飛躍する「CHANCE」の年になるといいなと思っています。

 

※海老名市にある龍峰寺にて

 

1月9日(火)より、平常通りに更新していきます。

今年も応用生物科学科とブログに対する応援をよろしくお願いします。

 

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バイオ通信 No.2814「アガロースゲル電気泳動・臨床検査技術学科Aクラス」

PCR反応が終わったら、アガロースゲル電気泳動を行います。

増幅したDNA断片を分離して確認します。

 

DNAは電気泳動用buffer中でマイナスに荷電するので、

電気泳動するとプラスの方へ移動していきます。

 

アガロースゲルへサンプルをアプライするのは初めてなので、

予備のゲルで練習します。

 

何事も練習は大切ですね。

 

マイクロピペットを固定して。

 

ゆっくりと入れてね。

 

サンプルを取る時もゆっくりとチップへ吸い込んでいきます。

 

姿勢もバッチリです。

 

人数の関係でこちらは3人組です。

見守られる中、操作します。

 

みなさん、きれいにアプライできているようです。

 

DNAも3種類増幅され、

ネガティブコントロールは増幅が見られませんでした。

 

左から500bp、800bp、1021bpの増幅したDNA断片、

分子量マーカー(λ-Hind Ⅲ)、ネガティブコントロールです。

 

キレイに泳動できました!(^^)!

 

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バイオ通信 No.2813「PCR法・臨床検査技術学科Aクラス」

臨床検査技術学科Aクラスが115実習室へやってきました。

遺伝子の実習でPCR法とアガロースゲル電気泳動を行うためです。

 

実習は二人一組で行いました。

 

二人で協力して操作します。

マイクロチューブへ試薬を確実に加えていきます。

 

1μL 正確に取り、マイクロチューブへ。

 

チェックは大切ですね。

 

今回の鋳型DNAはλファージのDNAです。

 

4種類のプライマーを使って、3つの長さの違うDNA断片を増幅させます。

 

ピペット操作も様になっていますね。

 

反応に必要なものは、鋳型DNA、Taqポリメラーゼ、

2種類のプライマー、dNTP、反応用緩衝液です。

 

PCR装置にセットして反応開始です。

増幅しますように。。。

 

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