みなさん、こんにちは。
今日は、
作製したアーリーレッドとチンゲンサイのプロトプラストを
回収するところからはじめます。
まずは、プロトプラストを含む、
それぞれの酵素反応液をナイロンメッシュで濾過をして、
未反応組織の残渣などを取り除きます。
そして、酵素液を取り除き、
プロトプラストを集めるために、遠心機で遠心します。
遠心した後のアーリーレッドプロトプラストです。
こちらは、チンゲンサイプロトプラストです。
上清を捨てて、酵素を取り除き、
洗浄液を加えてプロトプラストを再浮遊、
さらに遠心します。
アーリレッドとチンゲンサイのプロトプラストを
適度な細胞数になるように洗浄液を加えて調整し、
2種のプロトプラストを混ぜます。
そして、そのプロトプラスト溶液の周囲に融合剤である、
PEG(ポリエチレングリコール)を配置します。
そして、倒立顕微鏡で観察しながら、
プロトプラスト溶液とPEGを混ぜると・・・、
赤矢印のように細胞融合が観察できました。
今回の実習では、
植物プロトプラストの細胞融合の様子を観察することが目的ですが、
実際の技術にも通じる経験にもなったことでしょう。