こんにちは。
動物看護コース2年生の動物臨床検査学実習Ⅱで、
血液の交差適合試験(クロスマッチ)を行いました。
このテストは輸血をする際、患者の血液と供血者の血液が混合するとき、
凝固などの副作用が起きないか確認するものです。
抗凝固剤を用いて採血した両者の血液を遠心分離させ、血球と血漿に分けます。
その後、血球を洗う作業を3回程繰り返し、主試験(患者の血漿とドナーの血球)
・副試験(患者の血球とドナーの血漿)をし、反応を観察しました。
ほんの微量ですので見にくいかと思いますが、まず肉眼で観察します。
(YouTube世代の若い子達の配慮がありがたい・・・)
顕微鏡でもしっかり確認します。適合の場合、血球が散らばって確認できます。
不適合の場合は凝集します。
今回2年生は2回目ということもあり、スムーズに作業をしていました。
今はクロスマッチを簡単に行えるキットがありますが、
原理等をしっかり理解して取り扱い出来ればいいなと思います。