こんにちは。
動物看護コース2年生の2期の生化学実習がスタートしました。
1期は機器の操作法や作業工程、酵素との反応や試薬の取り扱いについての手技を身につけてもらいました。
2期では、学校犬の血液を分離した血清を用いて検査をしていきます。
初回は練習ということで、ブドウ糖液を5つの濃度に希釈し、各希釈液を反応させ発色した試料の吸光度を測り、検量線を作成しました。
検量線をまっすぐ引けるまで何度もやり直す班もありましたが、どの班も声をかけ合い、確認し合い、作業を分担してスムーズに行っていた印象です。
全員プレーで実習を行っています。さすが2年生ですね。
反応後の検体がこちら
試料中のグルコースは、酵素の作用により、酸化され、同時に過酸化水素が作られます。
その過酸化水素は発色試液中のフェノールと4-アミノアンチピリンとを酸化縮合され、赤色の色素を作るそうです。
赤色の濃さの具合でしっかり希釈が出来ていることが目視でも確認できますね。
来週からは、学校犬の血清中の値を検査します。
丁寧に慎重に作業していきましょう。