こんにちは。
動物看護コース2年生の動物臨床検査学実習Ⅱにて、学校犬の眼科検査を行いました。
眼科検査にも様々ありますが、今回は涙液の量を調べるシルマー試験を実施しました。
シルマー試験とは、涙の分泌量を測定し、適正か異常はないかを目視で行うものになります。
短冊状の試験紙を下瞼と眼球の間に挟み、1分間待ちます。
犬の正常値は1分間で15mm以上です。
その数値以下になりますと乾性角膜炎の疑いまたは診断されます。
重度の乾性角膜炎になると1分間の涙液量は5mm以下です。
その場合、人工涙液やヒアルロン酸の点眼が必要になってきます。
人の場合ですと、正常は10mm以上、5mm以下はドライアイと診断されます。
学校犬の検査と同時に学生K君が体を張って測定しました。
される側の経験をしておくことも大事な事だと思います。
S君に試験紙を入れられるK君。
1分間は意外と長い!
結果は・・・
右目は正常でしたが、左目は7mm/min。グレーゾーンでした。
自分の眼の状態が分かってよかったですね。
学校犬は5匹とも正常でした。
保定する人は、どうすれば実施者がスムーズに作業出来るか考えながらやりましょう。
K君は左目に潤いを...。