川口です。
突然ですが・・・もともと"腰部椎間板ヘルニア"もちの自分には、切っても切れない大切な"クスリ"があります。
"消炎鎮痛剤"です。
服用すると痛みを軽くしてくれるので、結局"やんちゃ"をしちゃうんですが・・・
救急現場でも普段服用しているクスリの情報はとても大切です。
高齢の方は膝や腰に持病を抱えている方が多くて、けっこうこの"消炎鎮痛剤"使っているんですよね。
また、不整脈をもっている方は、俗にいう"血をサラサラにするクスリ"を使っていたり・・・
生活の質を高めるために使うこの有用なものにもやはり副作用があります。
"消炎鎮痛剤"は痛みを抑えたりする良いところがあれば、胃潰瘍などを引き起こしやすくなる悪いところがあったりします。
"血をサラサラにするクスリ"は血液を固まりにくくするところが、良いところでも悪いところでもあったりします。
人でも、良いところがあれば、悪いところがあったり。またその悪いところが逆に魅力だったり(^▽^)
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さて、今日は二年生の実習『内因性疾患』につきました。
内因性疾患とは・・・いわゆる"急病"です。
実際には心肺停止や重症外傷よりも圧倒的に多いのがこの『内因性疾患』
しかも訴えは様々、重症度・緊急度も様々です。
傷病者からの言葉での訴えはもちろん、意識状態・呼吸状態・循環状態・疾患ごとの特徴的な所見を迅速に観察して"訴え"をくみ取り必要な処置をして迅速に搬送する!というシミュレーションです。
今日のお題は『消化管出血』
吐血や下血をしている傷病者から"消炎鎮痛剤""血液をサラサラにするクスリ"の服用状態などの情報収集も非常に大切!
みんな必死です。
出場中の救急車内の様子・・・打ち合わせ中・・・
吐血!ショック状態!(おっつ!なんとリアルな・・・)
意識状態も悪くなってきた!
下血!
こんなクスリをもっていた!ずいぶんと長い間服用しているらしい・・・
なんて光景が繰り広げられました。
現役時代の自分の信念 "絶対に停めない!"
どうしようもなく難しい状況もたくさんありました。
でも、自分の出会った傷病者の呼吸・脈は "絶対に停めない!" いつもそう思っていました。
このシミュレーションを通して、そんな気持ちと技術を身につけることができたらいいなと思ってます。
来週もこの特集!成長した姿をお届けできるよう、自分も頑張らなくちゃ!
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