湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: 電気泳動

バイオ通信 No.2931「機器の取り扱い 6・電気泳動装置」

1年生の検査機器総論で電気泳動を行いました。

 

今回は、

アガロースゲル電気泳動装置を使用しました。

 

サンプル溝に試料を5μLアプライしました。

 

手がぶれないように固定して操作します。

 

試料は5μLと微量なので確実に取るようにします。

 

ゲルを突き刺さないように

チップ先端をサンプル溝へ差し込んで、

ゆっくりと試料を排出します。

 

泳動層を自分のやり易い向きにしてアプライします。

 

近頃、横向きで操作する学生さんが増えました。

 

アガロースゲル電気泳動は、

遺伝子を取り扱う実習には欠かせません。

 

上手にアプライできるように練習しましょう。

 

↓↓クリックお願いします


バイオ通信No.2920「学内イベント~仕事のまなび場~」

みなさん、こんにちは。

 

毎日暑い日が続いていますが、

水分補給と休息を十分にとって、

熱中症にはお気をつけください。

 

応用生物科学科では、

8月19・20日の2日間、

高校生を対象とした職業体験プログラムを実施しました。

 

応用生物科学科は、

実験を中心に体験をしていただきました。

 

参加していただいた高校生のみなさん、

ありがとうございました&おつかれさまでした。

 

体験の様子をダイジェストでご紹介したいと思います。

 

初日の体験は、

DNAの抽出と細菌の培養を行いました。

 

実験に必要なものは試薬ですね。

最初に試薬の調製から始めていただきました。

 

その後、DNAを抽出するために、

ブロッコリーをすり鉢ですり潰したり、

サケの白子を細かく刻んだりと・・・・・。

 

さらに、サケの白子からDNAを抽出するために

調整した試薬を入れて、激しく振ったりと、

意外と体力を使っていただきました。

 

左が振る前、右が振った後です。

 

ちょっと初日から体力を使っていただきましたが、

無事にブロッコリー&サケの白子から

DNAを抽出することができました。

 

左がブロッコリー、右がサケの白子です。

 

初日の最後は、細菌の培養を行いました。

2日目の実験に使用します。

 

2日目の最初は、昨日培養した細菌の染色からです。

細菌をスライドガラスに固定して染色をしました。

 

染色後、顕微鏡で観察をしました。

 

2日目の午後は、

アガロースゲル電気泳動を行いました。

 

ちょっと細かな操作ですが、

高校生のみなさんは、すんなりできてました。

 

以上、

2日間の体験実験の様子をダイジェストでご紹介しました。

 

参加していただいた高校生のみなさん、

体験実験はいかがでしたか。

 

実験は、うまくいったり失敗したりと、

いろいろなことがありますが、

実験することに少しでも興味を持っていただけたらと思います。

 

2日間、お疲れさまでした。

 

↓↓クリックお願いします


バイオ通信No.2898「サザンブロッティング」

2年生の遺伝子工学実習で、

サザンブロッティングを行いました。

 

調べたいDNAサンプルを電気泳動で分離します。

 

泳動後、

染色して泳動像を写真にとっておきます。

 

アガロースゲル中のDNAを変性、中和している間に

ブロッティング装置を用意します。

 

20×SSCがしみ込んだろ紙を

ガラス板の上にのせます。

 

その上にアガロースゲルをのせます。

 

ゲルの周りをラップで囲みます。

 

アガロースゲルの上に、

メンブレンフィルターを

気泡が入らないように密着させます。

 

さらに、

アガロースゲルと同じ大きさのろ紙をのせます。

 

最後にペーパータオルと、

500g程度の重りをのせて一晩おきます。

 

アガロースゲル中の一本鎖DNAは、

毛細管現象を利用して

メンブレンフィルターへ転写されます。

 

次の日。。。

重りとペーパータオルを取り除くと。。。

 

アガロースゲルは水分が無くなり

うっすーくなっています。

 

メンブレンフィルターをガラス板へ移動して、

サンプル溝、ゲルの大きさをボールペンで書き入れます。

 

この時、

なるべくメンブレンフィルターを

乾かさないように注意します。

 

2×SSCで洗浄後、自然乾燥させ、

80℃でbakingしてDNA断片を

メンブレンフィルターに固定させます。

 

転写されたDNA断片はこの後、

ハイブリダイゼーションを行っていきます。

 

↓↓クリックお願いします


バイオ通信 No.2749「電気泳動をしました。」

1年生の検査機器総論でアガロースゲル電気泳動を行いました。

電気泳動槽へアガロースゲルと泳動バッファーを入れます。

サンプル溝へサンプルを5μLアプライします。

 

アガロースゲルは泳動バッファーに沈んでいます。

マイクロピペットを使って静かにサンプルを入れましょう。

手が震えないように肘をついて固定するとやりやすいです。

 

今回は100Vで泳動します。

サンプルは泳動バッファー中でマイナスに荷電しています。

電気を流すとプラス側へ移動します。

 

しばらくすると、分離してきました。

アガロースゲルの網目構造を分子が移動していきます。

移動度により分子を分離することができます。

 

↓↓クリックお願いします

 


バイオ通信 No.2688「遺伝子の実習しました(Bクラス)」

臨床検査技術学科2年生が臨床化学実習の中で、PCR法とアガロースゲル電気泳動を行いました。

 

1日目はλファージのDNAを鋳型としてPCR法によりDNAを増幅しました。

2日目はアガロースゲル電気泳動により増幅したDNA断片を分離します。

サンプルをアガロースゲルへアプライするのは初めてなので、

デモンストレーションに使ったゲルで練習してから。

手が震えないように固定するとやりやすいです。

 

Aクラスに続き、Bクラスの学生達の真剣な表情を集めてみました。

上手にアプライ出来ていたようです。

マイクロピペットの取扱い方を見直すきっかけになるといいですね。

 

↓↓クリックお願いします

 


バイオ通信No.2635「仕事の学び場2日目 その2」

みなさん、こんにちは。

仕事の学び場2日目は細菌のコロニー観察とグラム染色に続き、アガロースゲル電気泳動を経験しました。

 

マイクロピペットを使って、マイクロチューブから電気泳動をするサンプルを分取します。

 

それをゲルのウェルにアプライします。

 

班のみんながアプライできたら、いよいよ電気泳動スタートです。

充填用バッファーに含まれている色素の動きから、少しずつ泳動されているのがわかります。

 

みなさん、上手にアプライできていました。

器用ですね。(パチパチ・・・拍手!)

 

参加された高校生のみなさん、バイオテクノロジーに関する実習を

2日間経験していただきましたが、いかがだったでしょうか?

一人ひとりに何かプラスになったことが少しでもあったのなら、幸いです。

2日間、ご参加いただき、ありがとうございました。

 

↓↓クリックお願いします

 


バイオ通信 No.2613「アガロースゲル電気泳動を行いました。」

1年生の検査機器総論で電気泳動法を行いました。

 

電気泳動は分離分析法の一つで、溶液に直流電圧をかけた際、

イオンが反対電荷をもつ極に向かって泳動する現象を利用した方法です。

その物質の電荷や分子の大きさ、形状などに応じて移動します。

 

支持体にはアガロースゲル、ポリアクリルアミドゲル、セルロースアセテート膜などが用いられます。

電気泳動法はタンパク質、核酸、ペプチド、アミノ酸など各種の生体成分の分離分析に利用されています。

 

今回はアガロースゲル電気泳動を行いました。

 

電気泳動用bufferを泳動槽へアガロースゲルが沈むまで注ぎます。

 

マイクロピペットの使い方を確認します。

1段目まで押して溶液を吸います。

出すときは2段目まで静かに押します。

 

サンプルを5マイクロリットル測り取ります。

 

マイクロチューブを持って、チップの先端を見ながら操作します。

 

手がぶれないように押さえて。

 

狙いを定めてアガロースゲルのサンプル溝へアプライします。

 

サンプル溝を貫通しないようにね。

 

サンプルは泳動用buffer中でマイナスに荷電するため、プラスへ移動します。

矢印の方向へ移動していきます。

サンプル溶液は無色透明でどこまで移動したのかわかるように

ローディングバッファーと混ぜて泳動します。

ローディングバッファーには移動の目安となる着色用の色素とサンプルの比重を

大きくするためのグリセリンが入っています。

アガロースゲルは網目構造になっていて、

分子の大きさが小さいほうが早く移動できます(移動距離が長くなる)。

左(紫)の色素の方が右(青)の色素よりも移動距離が長いので小さい分子ということになります。

 

マイクロピペットを使用した細かい作業でしたが上手にサンプルを入れられたようです。

これからも、何度も行いますよ!(^^)!

 

↓↓クリックお願いします

 


わんにゃん通信No.1160「電気泳動のアプライを体験」

みなさん、こんにちは。

 

きのうバイオ通信でお届けした「アガロースゲル電気泳動」のブログと同じ内容で、違う人がその内容を書いてみました。

視点や表現の違いという観点から見ていただくと、また違った面白さがあるかもしれません。

ご覧ください。

 

1年生の「検査機器総論」の授業で、電気泳動の際に行われるアプライを体験しました。

 

アプライは、ゲルに開いた穴であるウェルにローディングバッファーと混ぜた試料やマーカーを入れることです。

 

ゲルを使った電気泳動には、アガロースゲル電気泳動やポリアクリルアミドゲル電気泳動などがありますが、必要に応じてそれを使い分けます。

 

今回はアガロースゲルを使って、試料のアプライを体験しました。

 

アプライは簡単に見えますが、基本をしっかり知っていて行わないとゲルを傷つけたり、スマイリングの原因になったり、適切な試料量をアプライできないなど、電気泳動がしっかりできない原因となります。

アプライが終わったら、フタを閉めて電気泳動をスタート!

 

電気泳動は、遺伝子検査などでは普通に行われるものです。

バイオの分野だけでなく、獣医療の分野でも利用されているものです。

しっかり理解できたかな!?

 

※ウェルは、ローディングバッファーと混ぜた試料やマーカーを入れる穴

※ローディングバッファーには、試料やマーカーを沈みやすくする役割をする比重が大きいグリセロールやフィコールが、電気泳動の進行具合を確認するためにキシレンシアノールやブロムフェノールブルーなどの色素が含まれていて、アプライ前にこのローディングバッファーと試料を混ぜてアプライします。

※スマイリングは、電気泳動のバンド[ゲルの分子ふるい効果により分離されたDNAやタンパク質がそれぞれの大きさ(密度)により分離されたもの]は通常はまっすぐのマイナス(-)のように見えますが、笑ったときの口のように∪(スマイル)、湾曲してしまうことをいいます。

 

↓↓クリックお願いします

 


バイオ通信 No.2145「臨床検査技術学科2年Aクラス」

臨床検査技術学科2年生の臨床化学実習でPCR法の実習を行いました。

 

λファージのDNAを三種類のプライマーを使用してサイズの違うDNA断片を増幅します。

増幅後、アガロースゲル電気泳動により増幅できているのかを確認します。

 

サンプルをアガロースゲルへアプライします。手がぶれないようにしっかりと固定して行います。

 

班員に見守られながら。

 

初めての作業なので緊張気味です。

 

サンプルは少量(5μL)なので、確実に取ります。

 

泳動を開始する前に陽極、陰極の向き、電圧を確認してからスタートします。

 

増幅出来ました(^o^)

 

細かい作業でしたがみんな上手でした!

 

↓↓クリックお願いします

 


バイオ通信 No.1969「アガロースゲル電気泳動を行いました。」

1年生の検査機器総論で電気泳動を行いました。
 
今回はミニゲル電気泳動槽を使って、DNAを分離します。

 
サンプル溝へDNA溶液をアプライします。
手が震えないように固定して。

 
DNA溶液は充填用bufferと混ぜてあるのでサンプル溝へはゆっくりと沈んでいきます。

 
マイクロピペットの使い方も慣れてきたようですね。

 
泳動が終わったらアガロースゲルをエチジウムブロミドで染色。
UVトランスイルミネーター上で観察すると。。。
 
いろいろなサイズにDNAが分離されました。

(上)サンプル溝側がマイナス極、(下)がプラス極です。
 
DNAは電気泳動用buffer中でマイナスに荷電しているのでプラス極の方へ移動します。
アガロースゲルは網目構造をしていてDNAの大きさによって移動する距離に違いが出てきます。
写真では上の方(大きいサイズ)から下の方(小さいサイズ)へと大きさ順に分離されます。
 
↓↓クリックお願いします