湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: 遺伝子操作学実習

バイオ通信 No.2369「プラスミドの調製」

1年生の遺伝子操作学実習でキットを使用してプラスミドを調製しました。

前培養したプラスミド保有菌液をマイクロチューブへ入れてます。

 

次に微量高速遠心機で遠心して。

 

集菌します。

 

プラスミドは細菌の中に存在する染色体DNAとは独立に自己複製能力をもつDNAです。

 

上清を取り除き、bufferに菌体を再浮遊します。

 

Lysis Bufferを加えて溶菌させます。Lysis Bufferを加えると溶液は青に変わります。

 

Neutralization Bufferを加えて、溶液を中和します。

 

青い色がなくなるまでしっかりと混ぜます。

 

遠心して上清をカラムへ移します。

カラム中のメンブレンへにDNAを吸着させてから、メンブレンを洗浄・乾燥します。

 

カラムへTE bufferを加えてDNAを溶出したら出来上がりです。

プラスミドが調製できたら、アガロースゲル電気泳動を行います。

 

キットを使用するとあっという間に調製できますね。

便利、便利(^^)/

 

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バイオ通信 No.2368「アガロースゲル電気泳動」

1年生の遺伝子操作学実習でアガロースゲル電気泳動を行いました。

プラスミドをアガロースゲル電気泳動して分離します。

ミニゲル泳動槽へ電気泳動用bufferをアガロースゲルが沈むまで注ぎます。

 

プラスミド溶液と充填用bufferを混ぜたサンプルを

アガロースゲルのウエル(サンプル溝)へアプライします。

充填用bufferには色素とグリセリンが入っています。

色素はサンプルに色付けして見やすくしてウエルへ入れやすくします。

また、泳動の進行の目安にもなります。

グリセリンはサンプルの比重を高くしてウエルへ沈むようにしています。

 

手が震えないようにしっかりと固定します。

 

ウエルを突き破らないように注意してね。

 

サンプルはゆっくりと入れないとウエルからあふれることがあります。

 

どこへ何をアプライしたのかメモを忘れずに。

 

アガロースゲル電気泳動は何度も行う操作なのでしっかりと身につけてくださいね。

 

泳動が終了したら染色して、UVトランスイルミネーター上で

バンドを観察します。

 

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