湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: 臨床検査

バイオ通信 No.2813「PCR法・臨床検査技術学科Aクラス」

臨床検査技術学科Aクラスが115実習室へやってきました。

遺伝子の実習でPCR法とアガロースゲル電気泳動を行うためです。

 

実習は二人一組で行いました。

 

二人で協力して操作します。

マイクロチューブへ試薬を確実に加えていきます。

 

1μL 正確に取り、マイクロチューブへ。

 

チェックは大切ですね。

 

今回の鋳型DNAはλファージのDNAです。

 

4種類のプライマーを使って、3つの長さの違うDNA断片を増幅させます。

 

ピペット操作も様になっていますね。

 

反応に必要なものは、鋳型DNA、Taqポリメラーゼ、

2種類のプライマー、dNTP、反応用緩衝液です。

 

PCR装置にセットして反応開始です。

増幅しますように。。。

 

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わんにゃん通信 No.1434「心電図をとりました。」

1年生の検査機器総論で心電計を取り扱いを行いました。

 

臨床検査技術学科T先生から測定方法を教わります。

 

被検者、測定者と交代しながら行いました。

 

被検者へ電極を付けていきます。

右手首は赤色、左手首は黄色、右足首は黒、左足首に緑です。

 

測定した波形がこちら。

 

T先生のチェックをうけます。

 

測定した波形からR-R間隔、心拍数、

PQ時間、QT間隔、補正QTを求めました。

 

検査する側、検査される側の両方を体験しました。

どちらの立場も注意するところがありました。

 

これから、みなさんが相手にするのはわんちゃん、ねこちゃんです。

この経験を生かして、みてくださいね。

 

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わんにゃん通信No.1433「眼科検査をしました」

こんにちは。

応用生物科学科動物看護コース2年生が動物臨床検査学実習Ⅱで、眼科検査を行いました。

今回はフルオレセイン染色についてご紹介します。

 

このフルオレセイン染色による眼科をすることで、

眼に傷がないかや眼から鼻に通じる管が通ってるかを調べることができます。

まず、専用試験紙の染色液が付いているところに点眼薬を垂らします。

点眼液と染色部が混ざり合い、蛍光色の染色液ができあがります。

 

染色液を白眼に垂らします。

 

眼のなかの余分な染色液を点眼薬で洗い流します。

 

そして、検眼鏡を用いて眼を観察します。

正常部分は染まらず、傷がある部分だけ染まります。
れもんは問題ないようでした。

さらにしばらく放置して、鼻から染色液が出てくれば
眼から鼻に抜ける管が正常に開通しているということになります。

 

多頭飼育をする家庭のわんこは、わんこ同士の遊びのなかで眼を傷付ける可能性が高いので、

目やにが多い、眼をショボショボさせる、しきりに眼を

擦りつけるようなことがある時は受診してもらうと安心です。

 

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わんにゃん通信No.1348「糞便検査でハジラミが見つかりました」

みなさん、こんにちは。

応用生物科学科動物看護コース1年生が動物臨床検査学実習Ⅰで糞便検査を行いました。

今回は硫酸亜鉛遠心浮游法である猫ちゃんの便を検査しました。

 

はじめに小試験管に少量の糞便と330g/L硫酸亜鉛溶液を入れて混和します。

 

 

つぎに遠心分離をするために、複数の試験管でバランスを取ります。

 

遠心力が等しくかかるように配置して、2,000rpmで2分間遠心分離します。

2,000rpmとは1分間に2,000回転することを意味します。

 

遠心分離後は比重が低いものが浮游し、高いものが沈殿します。

 

小試験管のフチいっぱいになるまで、こぼしてしまわぬように慎重に加えます。

表面張力で水面が少し膨らんでみえるくらいが理想的です。

 

水面にカバーガラスを軽く押し当てます。

そのカバーガラスをスライドガラスの上に水滴が付着する面を下にして乗せます。

この際に気泡が入らないようにそっと乗せることがポイントです。

 

できあがったプレパラートを顕微鏡で観察します。

 

今回は糞便の中からハジラミが検出されました!

犬や猫の被毛に寄生していたハジラミが、毛繕いによって経口接種した後に糞便と共に排泄されたのか、

ハジラミが完全に密閉されていないキャットフードの保存袋に侵入して、

食事の際に経口接種した場合が考えられます。

その他にもダニとその卵もいくつか検出されました。

 

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