湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: 細胞

バイオ通信 No.2895「細胞育てました」

1年生の細胞組織学実習で、

細胞培養を行いました。

 

各自、

ミエローマ細胞を1週間培養し、

細胞数を求めました。

 

倒立顕微鏡を使って細胞を観察します。

 

細胞を培養フラスコから剥がして遠心し、

細胞を集めます。

 

アスピレーターで培地を取り除きます。

 

細胞を吸わないように注意して!

 

細胞をタッピングによりほぐします。

 

滅菌ピペットは、

軽く火炎滅菌してから

電動ピペッターへ取り付けます。

 

培地を加えてピペッティングし、

細胞浮遊液を調製します。

 

泡立て注意です。

 

細胞浮遊液1容と、

トリパンブルー液1容を混ぜて、

血球計算盤へ入れて細胞数をカウントします。

 

生細胞数、死細胞数とカウントして、

生存率も求めます。

 

1週間そのまま培養したフラスコは、

死細胞が多かったようです。

 

途中で培地を加えたり、

細胞数を減らしたフラスコの細胞は、

生細胞数が多く、生存率が高くなりました。

 

細胞を育てるにはお世話が大切ですね。

 

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バイオ通信No.2887「ニ・ン・ジ~ン!!!」

みなさん、こんにちは。

 

先日、

1年生の細胞組織学実習で、

ニンジン形成層初代培養を行いました。

 

その際に、余ったニンジンの切れ端から、

こんなキャラクターが誕生していました。

 

「ニ・ン・ジ~ン !!!」

 

だそうです。

 

なんとも言えない表情が魅力なのかな!?

 

実習には、

これくらいの気持ちのゆとりも、

必要ですね(汗)。

 

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バイオ通信No.2883「ニンジン形成層初代培養 その2」

みなさん、こんにちは。

 

1年生の細胞組織学実習で行った、

ニンジン形成層初代培養の2回目です。

 

前回はニンジンの殺菌までの作業をお届けしましたが、

今日はその続きについて、お届けします。

 

殺菌後に滅菌水で水洗したニンジンから、

形成層部分をコルクボーラーで打ち抜きます。

 

打ち抜いたサンプルの両端は、

殺菌液に直接触れているので、

その部分はメスで切り取り、

取り除きます。

 

調整したニンジンサンプルを、

培地に置床します。

 

この後、

必要事項を記入したラベルを貼り、

培養に入りました。

 

この培養では、

まずはカルスを形成させることが目的ですが、

コンタミネーションせずに培養が進み、

無事にカルスが形成されるでしょうか?

 

楽しみですね。

 

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バイオ通信No.2882「ニンジン形成層初代培養 その1」

みなさん、こんにちは。

 

1年生の細胞組織学実習で、

ニンジン形成層初代培養を行いました。

 

最初はお料理教室のようです。

 

はじめにニンジンを洗い、

適切な幅にニンジンを輪切りにします。

 

続いて、

包丁で皮をむき・・・

(お料理力が試されます(笑))

 

次亜塩素酸ナトリウム水溶液で、

ニンジンを殺菌します。

 

そろそろ殺菌の終了時間になるので、

クリーンベンチに移動です。

 

クリーンベンチ内で、

殺菌液を捨て、

滅菌水でニンジンを水洗します。

 

このあとは、

ニンジンの形成層を打ち抜き、

培地に置床します。

 

その模様は、次回にお伝えします。

お楽しみに・・・。

 

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バイオ通信No.2881「はじめての無菌操作」

みなさん、こんにちは。

 

一ヶ月ほど前のことになりますが、

1年生の細胞組織学実習で無菌播種を経験しました。

 

バイオを学ぶ上で、

無菌操作(殺菌等が混入しないように操作すること)は

重要な技術の一つです。

 

無菌操作時の身だしなみや、

操作上の注意点などなど、

注意しなければならないことは、

多々あり・・・

 

一言で無菌操作といっても、

分野、扱う材料、目的、

求められるレベルなどによって、

細かな違いがあります。

 

しかし、

「コンタミネーション(汚染)

させないように操作を行わなければならない。」

という意味では、同じ目的です。

 

これから様々な形で、

無菌操作を経験していきますから、

少しずつ身につけていきましょう。

 

播種した種は、

コンタミネーションせずに無事に培養できるでしょうか?

 

日々の観察を忘れずに・・・

 

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バイオ通信No.2868「生化学実習2」

みなさん、こんにちは。

 

今回の生化学実習はRNAの分離です。

 

まだ始まって2週目に入ったばかりですで、

春休み気分が抜けていないようです・・・。

 

長い撹拌時間では、

こんな感じですが、しっかり取り組んでいます。

 

それでは、今回の実習の流れをご紹介します。

 

RNAは細胞の中にありますので、

まずは細胞を壊し、遠心をします。

 

上清(赤い溶液の部分)をとり、

タンパク変性剤を加えて、撹拌します。

 

撹拌後、しばらく放置すると、層に分かれてきます。

 

これを遠心すると、3層に分離します。

 

ちょっとわかりづらいですが、

一番上に少し濁った白い上清、

真ん中に白い層(タンパク質が変性したもの)、

一番下に有機溶剤(タンパク質変性剤)の層ができます。

 

一番上の層(少し濁った白い液)に

アルコールを加えると、沈殿が生じてきます。

 

しばらく放置すると、沈殿が沈んできます。

 

これを遠心します。

 

遠心管の材質が白いので、

かなりわかりづらいですが、

遠心管の底に沈殿があります。

 

ちょっと濃い白色になってます。

 

この沈殿が、RNAになります。

最後にRNAを回収して乾燥して保存しました。

 

久しぶりの実習なので、

1回目(DNAの分離)、

2回目(RNAの分離)で肩慣らしをしていただきました。

 

来週から、酵素の実習になります。

 

2年生のみなさん、

マイクロピペットの操作になりますので、

しっかり取り組んでいきましょう。

 

~おまけ~

うっかりでしたが、

しっかりリカバリーしました。

 

さすが2年生ですね。

 

うっかり部分はご想像にお任せします。

 

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バイオ通信No.2778「プロトプラストの作製」

みなさん、こんにちは。

 

今日は「細胞組織学実習」で行った

プロトプラスト作製実験の様子をお届けします。

 

まずはチンゲンサイ葉肉細胞からプロトプラストを作製するために、

チンゲンサイ葉の裏表皮をはがします。

 

裏表皮をはがすと、葉肉組織が露出しますので、

その部分を酵素液につけます。

 

続いてアーリーレッド(ムラサキタマネギ)の

プロトプラストも作製してみましょう。

 

タマネギ鱗茎内側の紫色素を含む部分をとり、

酵素液につけます。

 

酵素反応は、振盪しながら行います。

 

酵素液には、

 

細胞と細胞の接着物質を分解して細胞を単離する

ペクチナーゼ、

 

細胞壁を分解する

セルラーゼ、

 

という酵素が入っていて、

 

これらの酵素の作用により、

細胞壁のない原形質体であるプロトプラストが得られます。

 

プロトプラストが

細胞壁を失っても破裂しないのは、

マンニトールにより高張液としているからです。

 

チンゲンサイプロトプラストは、

 

このように見られます。

 

アーリーレッドプロトプラストは、

 

このように見られます。

 

このように、

たくさんのプロトプラストを得ることができました。

 

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バイオ通信No.2773「アスパラガス茎頂培養」

みなさん、こんにちは。

 

応用生物科学科1年生の「細胞組織学実習」で、

アスパラガス茎頂培養を行いました。

 

まずはアスパラガスを殺菌します。

 

これをクリーンベンチ内において滅菌水で水洗してから、

茎頂摘出に使用します。

 

茎頂の摘出は実体顕微鏡下で行い・・・

 

培地に摘出した茎頂を置床します。

 

その後は、培養ラックで培養です。

 

0.3mmほどの茎頂が、

試験管培地内でどのように育っていくか、

楽しみですね。

 

まずは、

コンタミネーションしていないかの確認ですね。

 

追伸

みんな、コンタミネーションなく、うまくいったようです。

 

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バイオ通信No.2772「細胞培養実習」

みなさん、こんにちは。

 

応用生物科学科1年生の「細胞組織学実習」で、

浮遊細胞の培養を行いました。

 

継代培養している細胞培養液から一部をサンプリングして・・・

 

サンプリングした細胞浮遊液とトリパンブルー液を混ぜて、

 

血球計算盤で細胞数をカウントします。

 

培地交換頻度をかえた、

いくつかの培養系で比較を行いました。

 

 

どうですか?

 

 

予想通りの結果となったでしょうか?

 

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バイオ通信No.2770「細胞培養はじめました。培地交換」

2年生の細胞工学実習で細胞培養が始まりました。

細胞を起こした翌日は培地交換を行います。

細胞の様子を倒立顕微鏡で観察します。

 

今回の細胞は接着細胞なので、フラスコ底面にいます。

細胞を剥がさないようにPBS(-)で洗います。

 

洗浄後、新しい培地を加え培養を続けます。

張り付かなかった細胞や不純物を取り除くことで、

細胞にとって増殖しやすい環境をつくります。

 

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