湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: 化粧品

バイオ通信 No.2935「化粧品学実習・ドクダミ化粧水」

2年生の化粧品学実習で、

ドクダミ化粧水を作りました。

 

ドクダミは、

学校敷地内に生えていたものを使用しました。

 

柔らかく、日焼けやシミの無い葉っぱを選び、

水洗してから冷凍しておきました。

 

細かく刻んで、すり鉢ですります。

 

すりつぶされてくると、水っぽくなってきます。

 

すりつぶしたものをビーカーへ集めます。

 

ガーゼに包んで。。。

 

搾ります。

 

昨年よりたくさん搾れそうです。

 

搾り汁を3000rpmで10分間、遠心します。

 

そうすると、葉緑素などの粒子が沈殿します。

 

上清をビーカーへ集めます。

4℃で1週間保存します。

 

1週間後…

 

少し色が変化し茶褐色になりました。

 

また、上清を遠心して粒子を取り除きます。

 

沈殿の色が白っぽくなりました。

上清を集めます。

 

ドクダミ溶液に、

溶液の10%のグリセリンと、

レモン汁を混ぜて出来上がりです。

 

もう一つは、

ドクダミ溶液と同量の日本酒を混ぜて出来上がりです。

 

ドクダミ化粧水の主な成分は、

デカノイルアセトアルデヒド、

クエルシトリンドクダミです。

 

デカノイルアセトアルデヒドは、

ドクダミの独特な匂いの原因物質であり、

抗菌、解毒作用があります。

 

クエルシトリンは血液循環、新陳代謝の活発化、

毛細血管の強化などの作用があります。

 

今回の化粧水は、

つけたらしばらく置いて、洗い流して使用します。

 

すべすべ、ふっくらのお肌を目指しましょう(^^♪

 

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バイオ通信 No.2826「石鹸を作りました。」

2年生の化粧品学実習で、

石鹸を作りました。

 

ココナッツオイルに、

ステアリン酸を加えて約70℃で溶解します。

 

さらに、ヒマシ油、

70℃に加温しておいたエタノールを入れて攪拌します。

 

70℃の水酸化ナトリウム水溶液を、

少しずつ滴下しながらケン化反応を行います。

 

温度管理をしっかりして作業します。

 

ケンカ反応が終わったら、

グリセリン入りのショ糖水溶液を少しずつ加えて十分に攪拌します。

 

お気に入りの成型容器へ流し入れて、室温で固めます。

 

今年はキレイな透明石鹸が出来上がりました。

 

肉球も表面ツルツルです。

 

同じ材料で同じ作業を行っても、

毎年班によって少々違う感じの石鹸が出来上がります。

 

不思議です。。。

 

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バイオ通信 No.2704「透明せっけん作りました」

2年生の化粧品学実習でせっけんを作りました。

身近な石けんと合成洗剤を作った後、透明石けんを作りました。

ココナッツオイルにステアリン酸を加えて約70℃で融解します。

さらにヒマシ油を加えてよくかき混ぜます。

 

均一に混合したら、70℃に加温しておいたエタノールを入れて攪拌します。

ケン化反応は70℃に加温しておいたNaOH溶液を少しずつ滴下しながら行いました。

ケン化反応が十分に行われたら、70℃に加温しておいた砂糖+グリセリン溶液を

少しづつ攪拌しながら加えます。

成型容器に入れて、室温で放置して固まったら出来上がりです。

 

プーさん石けん。

 

マイクとジェームス。

 

今年は、いつもより上手に出来上がりました(^^)/

透明石けんは美的要素が高いだけでなく、保湿剤であるグリセリンや砂糖が配合されているので

皮膚の保護作用にも富み、使用感もマイルドなものが多いです。

 

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バイオ通信No.2699「シャンプー・リンスをつくりました!」

みなさん、こんにちは。

バイオコース2年生の化粧品学実習で、シャンプーとリンスをつくりました。

 

同じものをつくるでも、つくる人によって、出来具合が違いますね。

おもしろいものです。

 

つくったシャンプーとリンスは小瓶に分注して、各自が持ち帰り、使用感を確かめました。

 

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バイオ通信No.2663「2022年度 進学者紹介 その1」

今年度の進学者紹介の1回目は、静岡理工科大学理工学部物質生命科学科

3年次編入学が決まりましたYMさんをご紹介します。

 

それでは、YMさんにインタビューしてみましょう。

 

「大学編入学試験はどうでしたか?」

編入学試験は指定校推薦だったこともあり、口頭試問のある面接だけでしたが、

面接官は3名で、それぞれご専門の違う先生が面接官だったからか、

様々なジャンルから質問がされました。

 

学問的な質問以外では、大学に編入学した後のこと、その後の進路についてどのように考えているか、

自分の興味のある分野についてなどを質問されました。

事前に提出した学校のシラバスから、DNAの抽出法についても質問されました。

 

回答をどうしたらよいかを迷う質問もありましたが、

冷静に対応でき、なんとか合格をいただくことができました。

地元「静岡県」への進学を希望していたので、その夢が叶い、ホッとしています。

 

「大学編入学後はどんなことに力を入れて勉強したいですか?」

大学では卒業研究があるので、実験を計画的に進めていかなければならなくなると思います。

自主的に行動できる技術者になれるように力を入れていきたいと思うので、

それを今から意識して、大学でもそれを継続していきたいと思っています。

また、遺伝子工学に興味があるので、大学でさらに追求して学んでいきたいです。

 

「将来の夢は?」

食品または化粧品の安全にかかわる仕事に就きたいと考えています。

日本は食品の安全性において、世界でも上位の方であり、

普段から何の疑いもなく食品を口にすることが可能であることは、

とても幸せなことだと感じています。

 

だからこそ、私もその安全性を守るような仕事に就きたいと考えました。

多くの知識をもち、自分で考え、どんな場面でも適切に対応でき、

質の高い結果を導き出せる技術者を目指しています。

 

そのため、大学では食品や化粧品について、さらに知識を増やすとともに、

実習を大事にしている学校なので、分析技術をしっかりと身に付けたいと思っています。

 

また、自分の愛着のある地元「静岡県」での就職を希望しているので、

そのために必要な行動を早くからしていきたいと思っています。

 

「ブログを見てくれている人へのメッセージ」

私は静岡県に住んでいて、毎日、学校へ通学しています。

大学へ編入学することは、現在の学校に入学する前から考えていたことなので、

第一目標を達成することができました。

今後は、地元「静岡県」での就職という次の目標に向かって、努力をしていきたいと思っています。

 

もし大学か、専門学校かで進路を悩んでいたり、大学入試で思うような結果が得られなかった場合、

編入学という選択肢もあることを知ってもらえたらいいなと思います。

 

今の専門学校ではバイオテクノロジーについて幅広く学んでいますが、

特に実習が多く、いろいろな技術を身につけることができています。

専門学校で様々な技術を身につけた後に大学に編入学する、

そんな進路もあるということを私の経験から知ってもらえたらうれしいです。

私も成功例の一つとなれるように、編入学後も頑張っていきたいと思っています。

 

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