みなさん、こんにちは。
今回の生化学実習はRNAの分離です。
まだ始まって2週目に入ったばかりですで、
春休み気分が抜けていないようです・・・。
長い撹拌時間では、
こんな感じですが、しっかり取り組んでいます。
それでは、今回の実習の流れをご紹介します。
RNAは細胞の中にありますので、
まずは細胞を壊し、遠心をします。
上清(赤い溶液の部分)をとり、
タンパク変性剤を加えて、撹拌します。
撹拌後、しばらく放置すると、層に分かれてきます。
これを遠心すると、3層に分離します。
ちょっとわかりづらいですが、
一番上に少し濁った白い上清、
真ん中に白い層(タンパク質が変性したもの)、
一番下に有機溶剤(タンパク質変性剤)の層ができます。
一番上の層(少し濁った白い液)に
アルコールを加えると、沈殿が生じてきます。
しばらく放置すると、沈殿が沈んできます。
これを遠心します。
遠心管の材質が白いので、
かなりわかりづらいですが、
遠心管の底に沈殿があります。
ちょっと濃い白色になってます。
この沈殿が、RNAになります。
最後にRNAを回収して乾燥して保存しました。
久しぶりの実習なので、
1回目(DNAの分離)、
2回目(RNAの分離)で肩慣らしをしていただきました。
来週から、酵素の実習になります。
2年生のみなさん、
マイクロピペットの操作になりますので、
しっかり取り組んでいきましょう。
~おまけ~
うっかりでしたが、
しっかりリカバリーしました。
さすが2年生ですね。
うっかり部分はご想像にお任せします。