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応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

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バイオ通信No.2912「生化学実習13」

みなさん、こんにちは。

 

2年生の生化学実習も最後の実技試験を残して、

今回が最後の実習です。

 

今回の実習は、糖の定性試験を行いました。

 

まずは、使用する試薬の調製からです。

協力して調製していきます。

 

試薬調製後、いよいよ定性試験です。

 

今回使用する糖は、

キシロース、グルコース、フルクトース、

マルトース、ショ糖、デンプン、

そして対象として、

水の7種類について定性試験を行いました。

 

番号順が逆ですが、すみません。

 

7本の試験管にいずれかの糖が入っています。

定性試験により同定していきます。

 

それでは、定性試験の結果を見ていきましょう。

 

アントロン試験(糖であれば陽性)の結果です。

 

糖であれば青緑色になります。

水は糖ではありませんので反応しません。

No.1は反応してないようです。

 

ベネディクト試験(還元糖であれば陽性)の結果です。

 

還元糖は赤色沈殿ができます。

No.2、3、4、5に赤色沈殿があるようです。

 

バールフェズ試験(単糖類であれば陽性)の結果です。

 

単糖類であれば赤色沈殿ができます。

No.2、3、4に赤色沈殿があるようです。

No.7は白く濁っています。

 

セリワノフ試験(ケトースであれば陽性)の結果です。

 

ケトース(ケト基をもつ単糖類)であれが紅色になります。

No.3、6が紅色になったようです。

 

ビアル試験(ペントースであれば陽性)の結果です。

 

ペントース(五炭糖)であれば青緑色になります。

No.4が青緑色になったようです。

 

最後にヨウ素反応(デンプンであれば陽性)の結果です。

 

デンプンであれば青紫色になります。

No.7が青紫色になったようです。

 

以上、6種類の定性試験を行い、

試験管7本の同定を行いました。

 

写真では少しわかりずらいので、

一覧表にしてみました。

 

一覧表をもとに、

みなさんも同定をしてみてください。

 

今回使用した糖類です。

単糖類(キシロース、グルコース、フルクトース)、

二糖類(マルトース、ショ糖)、

多糖類(デンプン)、

 

補足:還元性有(単糖類とマルトース)、

ケトース(フルクトース)、

ペントース(キシロース)

 

みなさん、いかかですか。

7本の試験管を同定できましたか。

 

それでは答え合わせです。

 

No.1(水)、

No.2(グルコース)、

No.3(フルクトース)、

No.4(キシロース)、

No.5(マルトース)、

No.6(ショ糖)、

No.7(デンプン)となります。

 

ショ糖は、フルクトース(ケトース)を含んでいますので、

セリワノフ反応で擬陽性を示します。

 

2年生のみなさん、次回は実技試験です。

頑張っていきましょう。

 

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バイオ通信No.2911「生化学実習12」

みなさん、こんにちは。

 

2年生の生化学実習では、

ゲルろ過クロマトグラフィーを行いました。

 

ゲルろ過クロマトグラフィーは、

カラムクロマトグラフィーに分類されます。

 

ゲルを詰めたカラムで分離された物質を分取し、

分析を行います。

 

ゲルろ過クロマトグラフィーは、

分子量の違いによって分離されます。

 

したがって前回のSDS-PAGE法と同様に、

物質の分子量を求めることができます。

 

今回は、アミラーゼ(タンパク質、酵素)の

分子量を求めました。

 

実習は、カラムにゲルを詰める作業からスタートです。

詰め過ぎも詰め足らずもダメなので慎重に詰めていきます。

 

次にサンプルを塗布します。

ゲルを乱さないように驚異の集中力発揮中、

慎重に慎重に!!!!!

 

溶出液(緩衝液)を追加しながら、

分離された物質を分取します。

 

色付きは分子量マーカーです。

早速、分離が始まりました。

 

下から青色、赤色、黄色が確認できます。

黄色がすべて溶出されたら終了です。

 

今回は、1mLずつ分取しました。

 

分取後、

吸光度測定と今回は試料にアミラーゼを用いましたので、

ヨウ素デンプン反応を行いました。

 

分取した溶液は、青色、赤色、黄色の溶液になっています。

これらの溶液の吸光度を測定します。

 

ヨウ素デンプン反応でアミラーゼの確認をします。

デンプン溶液にヨウ素を加えると青紫色になります。

 

アミラーゼは、デンプンを分解しますので、

アミラーゼが分取された試験管は、青紫色になりません。

 

試験管立ての中央あたりは色がありません。

この部分にアミラーゼが含まれます。

 

吸光度測定とヨウ素デンプン反応の結果から、

アミラーゼの分子量を求めます。

 

分取した試験管の本数が多く、

吸光度測定も大変でしたが、

グラフの作成も大変そうでした。

 

青紫色にならない試験管がある程度の範囲でありましたが、

ヨウ素デンプン反応も確認ができました。

 

ちょっと長めの実習になりましたが、

アミラーゼの分子量も求められました。

 

2年生のみなさん、ゲルを詰める作業からの実習、

お疲れ様でした。

 

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わんにゃん通信No.2016「集合写真を撮影しました」

みなさん、こんにちは。

 

先日、愛玩動物看護学科1年生と、

「人と動物の関係学」を担当いただいています、

H先生とで期の最後に集合写真を撮影しました。

 

H先生の愛犬リリーちゃんも、

笑顔で写ってくれました。

 

リリーちゃんは毎週、

H先生と一緒に授業に来て、

学生たちを癒してくれています。

 

H先生、

今年度も貴重な講義をしていただき、

ありがとうございました。

 

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バイオ通信No.2910「バイオサイエンス実習~分光光度計3~」

みなさん、こんにちは。

 

今回の1年生のバイオサイエンス実習では、

検量線の作成を行いました。

 

ランベルト-ベールの法則の

ベールの法則になります。

 

ベールの法則は、

「光路長一定のとき、

物質の吸光度は物質の濃度に比例する。」

という法則です。

 

このことから、縦軸に吸光度、

横軸に濃度でグラフを作成すると直線のグラフになります。

 

このグラフを検量線といいます。

定量分析の基本的な手法になります。

 

実習が進むにしたがって、

徐々に機器・器具が増えてきて実験らしくなってきました。

 

学生のやる気も十分なようです。

 

まずは、異なる濃度の標準液を作成します。

 

次に発色させます。

今回は、赤色に発色します。

 

この溶液の吸光度を測定します。

 

測定値をもとに、グラフを作成します。

 

グラフの作成も2回目になりますが、

ちょっとしたプロットミスで、

直線にならなかったようです。

 

すぐにプロットミスを直すことによって、

直線のグラフが作成できました。

 

今回のようなグラフの場合、

ちょっとしたプロットミスがずれを生じますので、

注意しましょう。

 

1年生のみなさん、

バイオサイエンス実習では、

一つずつ技術を積み重ねてきました。

 

その成果が、発揮できましたね。

この調子で頑張っていきましょう。

 

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わんにゃん通信No.2015「検査機器総論-超音波(エコー)検査」

皆さん、こんにちは。

 

1年生の授業、

「検査機器総論」の様子をお伝えします。

 

今回は、超音波(エコー)検査について勉強しました。

 

前回、心電図検査で講義をしていただいた、

本校の臨床検査技術学科のT先生に

エコー検査について講義していただきました。

 

エコー検査は、高い高周波の音波を使用して、

腫瘍、がん、ポリープなどを見つけることができます。

 

また、臓器の形や大きさの変化、

色なども確認することができます。

 

動物病院でもエコー検査が行われ、

動物の体の異常を調べる大切な検査になります。

 

「プローブ」、と呼ばれる超音波を発生させる器械を、

体の表面に当てて検査をします。

 

プローブを使用して心臓を探します。

 

すぐには見つからず、

みんな苦戦していました。

 

心臓が正しく撮影できていたか、

T先生に確認してもらいました。

 

最後に講義をしていただいたT先生とピース!✌

 

いい笑顔ですね!

 

心電図検査も超音波検査も、

動物病院で頻繁に使用される検査です。

 

今回学んだことを、

今後の勉強に活かしていってくださいね☺

 

講義していただいたT先生、

ありがとうございました。

 

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バイオ通信 No.2909「細胞工学実習・培地調製2」

2年生の細胞工学実習で、

培地調製を行いました。

 

滅菌された器具をクリーンベンチへ入れて、

調製開始です。

 

細胞を培養するためのDMEM培地です。

 

滅菌水へ粉末を入れて、溶解させます。

 

黄色い溶液ですね。

 

炭酸水素ナトリウムを加えると、

赤く色が変化します。

 

抗生物質を添加し、

最後に血清(FBS+CS)を加えます。

 

調製できたら、ろ過滅菌を行います。

 

まず、シリンジに培地と空気を入れ、

フィルターが使用できるかチェックします。

 

培地入りのシリンジにフィルターをつけて、

元のビーカーへシリンジ内の培地をろ過します。

 

溶液が全部ろ過出来て、

空気が通らなかったらOKです。

 

使用できないフィルターは内筒が軽く押せたり、

フィルターホルダーの横から培地が出てきたりしちゃいます。

 

フィルターが使用できるのを確認したら、

滅菌済みの瓶へ培地をろ過していきます。

 

滅菌が終わった培地の一部をディッシュに取り、

インキュベーターへ一晩おいて、

コンタミチェックをします。

 

培地が出来たら、

いよいよ細胞を起こします(^^♪

 

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バイオ通信No.2908「応用実験動物学実習(ラット①)」

皆さん、こんにちは。

 

2年生の選択授業である、

「応用実験動物学実習 Ⅰ」の様子をお送りします。

 

今回の授業ではラットを使用して、

投与方法、採血方法について学習しました。

 

まず初めに、

動物をリラックスさせるために順化を行います。

 

順化をした後に保定をして、投与します。

 

ラットはマウスより体が大きいため、

保定が難しいです。

 

経口投与、腹腔内投与、

皮下投与、尾静脈投与の方法を学びました。

 

保定をして、投与をしている様子です。

 

皮下投与の様子です。

 

尾静脈投与の様子です。

 

腹腔内投与の様子です。

 

分からないことは

すぐに先生に聞いて練習しています。

 

全員真剣に取り組んでいました☺

 

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バイオ通信No.2907「生化学実習11」

みなさん、こんにちは。

 

2年生の生化学実習では、SDS-PAGE法を用いて、卵白アルブミンの分子量測定を行いました。

※SDS-PAGE法:SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動法

 

今回使用した卵白アルブミンは、生化学実習で分離した卵白アルブミンです。

 

まずは、ポリアクリルアミドゲルの作成です。

 

ポリアクリルアミドゲルを電気泳動装置にセットし、サンプルを塗布します。

 

青色は、泳動の進み具合を見るための目印の色素です。

 

泳動を開始します。

青色の色素とともに上から下に移動していきます。

 

移動とともに分離が始まります。

 

真ん中に見えるカラフルなバンドは、分子量マーカーです。

カラフルに色が付けられています。

青色の線は、目印の色素です。

 

反対側にもポリアクリルアミドゲルがあるので、二重に見えてます。

 

卵白アルブミンは、無色なので見えません。

 

泳動終了後、ガラス板からポリアクリルアミドゲルを外します。

 

分子量マーカーは色がついていますが、卵白アルブミンは色がありませんので染色をします。

 

カラフルなバンドが分子量マーカーです。

左右対称の真ん中あたりに、うっすらと青色のバンドが見えます。

 

脱色をするともう少しはっきりバンドが見えるのですが、時間の関係で脱色はしていません。

 

この結果をもとに卵白アルブミンの分子量を求めます。

 

2年生のみなさん、他の実習でもSDS-PAGE法は使用しますので、しっかり頑張っていきましょう。

 

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バイオ通信No.2906「バイオサイエンス実習~分光光度計2~」

みなさん、こんにちは。

 

1年生のバイオサイエンス実習では、

前回、分光光度計の使い方学びました。

 

今回の実習では、

分光光度計を使用して、

吸収スペクトルの測定を行いました。

 

物質が光を吸収するとき、

物質ごとに光を吸収する波長が異なります。

 

吸収スペクトルを作成すると、

その物質がどの範囲に吸収があるかを見ることができます。

 

今回は、赤色の溶液、青色の溶液と

核酸溶液、タンパク質溶液で

吸収スペクトルを作成しました。

 

実習にも慣れてきたようです。

少し余裕があるようですね。

 

1年生のみなさん、

吸収スペクトルを測定することによって、

吸収できる波長に差があることが確認できましたか。

 

分光光度計で測定するときの大切な条件ですから、

しっかり覚えておきましょう。

 

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バイオ通信No.2905「2024年度 進路決定者紹介 その2」

みなさん、こんにちは。

 

進路決定者紹介の2回目は、

名糖産業株式会社に内々定しているOSさんです。

 

それでは、OSさんに、

インタビューしてみましょう。

※本人が作成してくれた内容をそのまま掲載しています。

 

―――「就職活動はどうでしたか?」

 

就職活動はとても大変でしたが、

多くの人の支えのおかげで、

最後まで頑張ることができました。

 

特に、アドバイスをくださった先生方には、

とても感謝しております。

 

就職活動が成功した理由は、

自己分析をしっかりと行い、

自分の長所をエピソードと共に

アピールすることができたからだと思っています。

 

この経験を通して、

自分に自信が持てるようになり、

主体的に行動できるようになりました。

 

―――「卒業後はどんな仕事に携わりますか?」

 

微生物を用いて原料を発酵させ、

リパーゼやレンネットなどの酵素製剤、

デキストランなどの医療用医薬品を生産します。

 

これらの製品は直接、

消費者の皆様の目に触れることはありませんが、

医療・工業・食品・化粧品・畜産など、

私たちの生活に関わる幅広い分野で使われています。

 

―――「将来の夢は?」

 

将来の夢は、微生物の発酵技術を身につけ、

様々な人の支えになれる社会人になることです。

 

技術面では、専門学校で学んだバイオ技術を生かし、

それを基盤として、職場で必要となる様々な技術を身につけていき、

周りから頼っていただける存在になりたいです。

 

また、個人的な夢は、

自分の車を所有することです。

 

―――「ブログを見てくれている人へのメッセージをお願いします。

 

自分を信じて、

努力を続けていれば、

必ず報われます。

 

お互いに頑張りましょう。

 

OSさん、インタビューにご協力いただき、ありがとうございました。

 

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