湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

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わんにゃん通信No.2012「学会・セミナーのおしらせ」

みなさん、こんにちは。

愛玩動物看護学科学生向けの

学会・セミナーの案内が届いていますのでご紹介します。

 

〇日 時
・第1日: 2024年11月16日(土) 13:00~18:00
・第2日: 2024年11月17日(土) 9:00~18:00

 

〇参加費
事前の申し込み(*2日間通しの金額です)5,000円

 

〇会 場

麻布大学(相模原市中央区淵野辺)

 

〇申し込み
参加希望の方は、公式ホームページより申し込みください。

公式ホームページはコチラ
↓       ↓

<第8回アジア伝統獣医学会/アジア中獣医学会 日本大会2024>

https://asia2024.org/form-2/

 

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バイオ通信 No.2899「ハイブリダイゼーション」

2年生の遺伝子工学実習で、

コロニーハイブリダイゼーションを行いました。

 

形質転換した菌が生えているシャーレに

メンブレンフィルターを密着させて、

コロニーの細菌をメンブレンに写し取ります。

 

写し取った細菌を処理して、

1本鎖にしたDNA分子を

メンブレンフィルターへ固定します。

 

以前行った、

サザンブロッティングのメンブレンフィルターと共に、

ハイブリダイゼーションを行います。

 

ハイブリダイゼーションでは、

塩基配列の相補性を利用して、

特定の塩基配列や遺伝子が検出できます。

 

コロニーハイブリダイゼーションでは、

メンブレン上に写し取ったコロニー内に、

目的の遺伝子が存在するかどうかがわかります。

 

サザンブロッティングしたメンブレンでは、

目的の遺伝子の存在と、

そのDNA断片の大きさもわかります。

 

検出するには、

標的となる特定の配列のすべて、

または、

一部に対して相補的な一本鎖DNA(RNA)をもとに

作製された標識プローブを用います。

 

メンブレンフィルターに固定された一本鎖DNAと

標識プローブの塩基配列が同じ、または似ていれば、

相補的に二本鎖を形成します。

 

今回の標識プローブは、

酵素が標識してあるので、

基質と反応させて発色を得ます。

 

発色しているところには、

目的の遺伝子が存在していることになります。

 

コロニーハイブリダイゼーション↓

 

サザンハイブリダイゼーション↓

 

コロニーハイブリダイゼーションで

発色している場所のコロニーを培養すると、

目的の遺伝子を持つ細菌が得られます。

 

サザンハイブリダイゼーションで

発色しているDNA断片は目的の遺伝子と、

同じ塩基配列を持つことがわかります。

 

操作が多く、

時間がかかり、

発色するまで結果がわからないので、

今何が起こっているのかを

考えながら取り組むことが大切ですね。

 

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わんにゃん通信No.2011「ウサギの爪切り」

みなさん、こんにちは。

 

愛玩動物看護学科2年生が、

動物愛護・適正飼養実習Ⅱで

ウサギの爪切りを行いました。

 

今回はタオルを使用して、

ウサギを保定しました。

 

ウサギはこのような

仰向けの姿勢になると落ち着きます。

 

タオルの隙間から、

一肢ずつ出して爪切りを行います。

 

このときにタオル保定がきつくなり過ぎないよう、

緩み過ぎないように気を付けます。

 

2年生が丁寧に爪切りをしてくれたおかげで、

ウサギは大人しくしてくれました。

 

動物病院には、

様々な動物種が来院します。

 

動物の特性をよく理解して、

看護を行いましょう♪

 

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バイオ通信No.2898「サザンブロッティング」

2年生の遺伝子工学実習で、

サザンブロッティングを行いました。

 

調べたいDNAサンプルを電気泳動で分離します。

 

泳動後、

染色して泳動像を写真にとっておきます。

 

アガロースゲル中のDNAを変性、中和している間に

ブロッティング装置を用意します。

 

20×SSCがしみ込んだろ紙を

ガラス板の上にのせます。

 

その上にアガロースゲルをのせます。

 

ゲルの周りをラップで囲みます。

 

アガロースゲルの上に、

メンブレンフィルターを

気泡が入らないように密着させます。

 

さらに、

アガロースゲルと同じ大きさのろ紙をのせます。

 

最後にペーパータオルと、

500g程度の重りをのせて一晩おきます。

 

アガロースゲル中の一本鎖DNAは、

毛細管現象を利用して

メンブレンフィルターへ転写されます。

 

次の日。。。

重りとペーパータオルを取り除くと。。。

 

アガロースゲルは水分が無くなり

うっすーくなっています。

 

メンブレンフィルターをガラス板へ移動して、

サンプル溝、ゲルの大きさをボールペンで書き入れます。

 

この時、

なるべくメンブレンフィルターを

乾かさないように注意します。

 

2×SSCで洗浄後、自然乾燥させ、

80℃でbakingしてDNA断片を

メンブレンフィルターに固定させます。

 

転写されたDNA断片はこの後、

ハイブリダイゼーションを行っていきます。

 

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わんにゃん通信No.2010「ウサギのタオル保定」

みなさん、こんにちは。

 

愛玩動物看護学科2年生が、

動物愛護・適正飼養実習Ⅱで

ウサギの保定について学びました。

 

「保定」とは、

診察の際に動物を支えることをいいます。

 

保定をすることで、

スムーズに検査・処置を行うことができ、

動物と周囲の人間がケガをすることを防ぎます。

 

今回、タオルを使用してウサギを保定しました。

 

ウサギは、

イヌ・ネコに比べて、

後ろ足が骨折しやすいです。

 

柔らかいタオル等で

身体を保護・固定することで、

安全な保定がしやすくなります。

 

また、

高いテーブルの上からの

落下による事故を防ぐため、

なるべく低い位置で診察を行います。

 

動物病院には、

様々な動物が患者さんとして来院します。

 

動物の特性をよく理解して、

ストレスの少ない診察を心がけましょう(#^^#)

 

 

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バイオ通信No.2897「生化学実習9」

みなさん、こんにちは。

 

今回の2年生の生化学実習では、

卵白アルブミンの分離を行いました。

 

この実習の最初にDNAの分離を行いましたが、

今回はタンパク質の分離です。

 

それでは、実習の様子をご覧ください。

 

まずは、卵を卵白と卵黄に分けます。

 

慎重に慎重に・・・。

 

次に㏗指示薬を滴加します。

卵白の色が変わります。

 

次に酢酸を滴加します。

酢酸は酸なので、タンパク質の変性が起こります。

 

遠心をします。

 

上清に硫安を加えます。

(塩析です。)

 

初めての塩析、ちょっと驚きもあったようです。

 

遠心をします。

 

再度、硫安により塩析を行います。

沈殿(アルブミン)が生じてきます。

 

これを遠心し、

沈殿を蒸留水で溶かし、

透析を行います。

 

初めての透析です。

慣れない操作なので、協力して行います。

 

透析(脱塩)中です。

 

次回の実習では、

この卵白アルブミンを使用して、

タンパク質の定量を行います。

 

2年生のみなさん、

卵白アルブミンの分離はいかかがでしたか。

 

タンパク質の性質を利用した分離方法なので、

タンパク質の性質の再確認ができたと思います。

 

次回も頑張っていきましょう。

 

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わんにゃん通信No.2009「卒業生からのお便り📪」

こんにちは(^-^)

 

卒業生からとても可愛いお便りが届きました📪

この春卒業した「ぽてと」です🍟

 

真ん丸お目👀と

丸顔で顎がちょっと出ているところが

とても可愛いです。

 

同居犬のジャックちゃんと

とても仲良しでお散歩にも一緒に行きます🐾

 

寝る姿も同じでもうすっかり兄弟です💤

 

余りの可愛さに

学生たちと写真を一緒に見て、

癒されました。

 

卒業生のFさん、

可愛いぽてとの写真ありがとうございます!!

 

また写真楽しみにしています📷

ぽてとと学校にも遊びに来てください♪

 

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バイオ通信No.2896「バイオサイエンス実習~分光光度計1~」

みなさん、こんにちは。

 

1期から基礎実習として取り組んでいる

1年生のバイオサイエンス実習では、

分光光度計の使用方法を学びました。

 

分光光度計は、

物質の光吸収を測定する機器になります。

 

1年生のみなさん、

物質が光を吸収することがわかるかな。

 

それでは、実習の様子をご覧ください。

 

今回は、分光光度計の使用方法なので、

ローテーションをしながら使い方を学びました。

 

ちょっと余裕がある学生も・・・・・。

 

溶液の色や波長を変えて測定をしました。

 

随分慣れてきたようです。

スムーズに測定ができてきました。

 

少し慣れすぎて雑になるときもありましたが、

確認をしながら取り組みました。

 

今回の実習では、1台異なる機種を使用しましたので、

こちらは、順番に使い方を説明してもらいました。

 

どちらの分光光度計も

しっかり取り扱っていきましょう。

 

これからの分析実習でよく使用しますので、

しっかりと使い方をマスターしておいてくださいね。

 

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わんにゃん通信No.2008「リリーちゃんがきてくれました」

みなさん、こんにちは。

 

先日、

愛玩動物看護学科1年生の

「人と動物の関係学」を担当いただいている、

H先生の愛犬リリーちゃんが学校に来てくれました。

 

リリーちゃんは毎週H先生とともに授業に来て、

学生たちを癒してくれています。

 

かわいくハート型にカットされたお尻が、

チャームポイントです♪

 

愛玩動物看護学科の学生に

たくさんかわいがってもらいました。

 

リリーちゃんも嬉しそうです。

 

学校で見かけた際には、

ぜひかわいがってあげてください♪

 

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バイオ通信 No.2895「細胞育てました」

1年生の細胞組織学実習で、

細胞培養を行いました。

 

各自、

ミエローマ細胞を1週間培養し、

細胞数を求めました。

 

倒立顕微鏡を使って細胞を観察します。

 

細胞を培養フラスコから剥がして遠心し、

細胞を集めます。

 

アスピレーターで培地を取り除きます。

 

細胞を吸わないように注意して!

 

細胞をタッピングによりほぐします。

 

滅菌ピペットは、

軽く火炎滅菌してから

電動ピペッターへ取り付けます。

 

培地を加えてピペッティングし、

細胞浮遊液を調製します。

 

泡立て注意です。

 

細胞浮遊液1容と、

トリパンブルー液1容を混ぜて、

血球計算盤へ入れて細胞数をカウントします。

 

生細胞数、死細胞数とカウントして、

生存率も求めます。

 

1週間そのまま培養したフラスコは、

死細胞が多かったようです。

 

途中で培地を加えたり、

細胞数を減らしたフラスコの細胞は、

生細胞数が多く、生存率が高くなりました。

 

細胞を育てるにはお世話が大切ですね。

 

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