湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: 実習

バイオ通信No.2649「培地調製とグラム染色液の作製」

みなさん、こんにちは。

1年生の微生物学実習で、培地調製とグラム染色液の作製を行いました。

 

はじめに培地調製から・・・

先生に指名された学生が、全体の前で作業手順の確認をします。

 

今回は、斜面培地と高層培地、液体培地(ブイヨン培地)を作製します。

斜面培地と高層培地は寒天が入っているので、加温溶解してからそれぞれ試験管に分注します。

液体培地(ブイヨン培地)は溶解したら、そのまま試験管に分注です。

 

分注後は硫酸紙で試験管を試験管ごと包んで、オートクレーブ(121℃ 15分)にかけます。

オートクレーブ後は、斜面培地はこのようにして固まらせて、斜面にします。

 

高層培地と・・・

 

液体培地(ブイヨン培地)は試験管立てに立てたまま、冷却します。

 

続いて、グラム染色液も調製します。

クリスタルバイオレットとサフラニンは、色がきついので、写真はありません

が、ルゴール液は・・・

 

分注するだけの脱色用のエタノールは・・・

 

指を紫や赤にしながら、グラム染色で使用する試薬をすべて完成することができました。

これからこれらの試薬を使って、グラム染色を行っていきます。

バイオでも、動物看護でも知っておくべき基本的な事項ですので、しっかり覚えておいてくださいね。

 

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わんちゃん通信No.1328「足まわりのカット」

みなさん、こんにちは。

動物看護コース2年生がグルーミング実習Ⅱではじめて生体(わんこ)をカットをしました。

 

今回は仕上げバサミを用いて脚まわりの毛を丸く切りそろえました。

 

肉球にかかる毛も慎重にカットしました。

 

肉球は滑り止めの役割を果たします。

定期的に毛を切ってあげましょう。

 

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バイオ通信No.2645「実験動物の取扱い」

みなさん、こんにちは。

応用生物科学科1年生で、実験動物の取扱いを学ぶ実習がスタートしました。

実験動物のマウスを見るのも初めての学生さんがほとんどですので、興味津々・・・

じっくりと行動観察をしていました。

 

今日の実習は飼育管理法を少し学ぶことと、実験動物について自分の意見や考えをまとめたり、

 

調べたりすることがメインでした。

 

実際にマウスに触れるのは、もう少し先になりますが、

その前に実験動物や動物実験について、いろいろと考えておきましょう。

よく考えられた文章を期待しております(笑)。

 

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バイオ通信No.2644「白金線、白金耳づくりとピペットの紙巻き」

みなさん、こんにちは。

今年度も微生物学実習がはじまりました。

初回は、微生物の培養でこれから何度も使用する「白金線」と「白金耳」づくりです。

 

特に白金耳を作るときには、少しテクニックがいります。

ふだんはあまり使わないであろう!? ラジオペンチで適度な大きさのループを作ります。

 

これが意外に難しい・・・

白金耳の作り方にもその人の個性が表れるな!?なんて、考えていました。

しかし、上手にできている人が多かったように思います。

 

次にピペットの紙巻きです。

「今どきそんなことしないだろ~。」という声が聞こえてきそうですが、これも経験です。

 

いろいろなことを知っているのは、悪いことではありません。

 

紙巻き後は、滅菌缶に入れ、後日、乾熱滅菌をします。

これからいろいろなことを経験して、技術をしっかりと吸収していってくださいね!

 

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バイオ通信No.2639「細胞組織学実習実技試験」

みなさん、こんにちは。

細胞組織学実習の最終授業は、実技試験を行いました。

 

内容は、無菌操作(無菌播種)です。

 

ひとりずつ実技を披露していただきます。

 

操作自体はむずかしいものではありませんが・・・

 

緊張する場面でも、いつも通りに手技ができるかがポイントとなります。

 

理想は、流れるような作業・・・

 

無駄のない動きは、キレイなものです。

 

基本通りに覚えられていない方もおりましたが、それはなぜそのように

勘違いしてしまったのかも考え、基本通りにできるようになってください。

 

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バイオ通信No.2637「アスパラガス茎頂培養」

みなさん、こんにちは。

今日は、バイオコース1年生のアスパラガス茎頂培養の実習風景をお届けします。

 

前回、この培養用の培地を調製しましたが、

 

今回はその自分たちで調製した培地にアスパラガス茎頂部分を置床します。

 

約0.3mmの茎頂を摘出しますから、当然、クリーンベンチ内で実体顕微鏡下での作業となります。

 

茎頂を傷つけないように慎重に・・・

 

かつ茎頂が乾燥してしまわないようにスピーディーに作業を行います。

 

うまくできましたでしょうか?!

成長が楽しみですね。

 

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バイオ通信No.2631「茎頂培養用培地の調製」

みなさん、こんにちは。

バイオコース1年生の「細胞組織学実習」で、アスパラガス茎頂培養用の培地調製を行いました。

 

入学して3ヵ月が過ぎ、1年生は少しずつ実習にも慣れてきたようです。

 

とはいえ、まだまだ経験を重ねなければなりませんが、楽しく実習できているようで、

その点はとてもよいことだと思います。

また、この学年は仲がよく、まとまりがあります。

 

培地の分注が終わったようです。

あとはオートクレーブで滅菌するだけです。

今回の担当の班は、滅菌よろしくお願いします。

 

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バイオ通信No.2630「放射線測定器の取扱い実習」

みなさん、こんにちは。

今日から、応用生物科学科ブログを再開します。

よろしくお願いします。

 

さて、2年生の「放射線入門」の授業で、電離箱式サーベイメータと

NaIシンチレーション式サーベイメータ、GM管式サーベイメータを使った

放射線測定に関する実習を行いました。

 

初めて!?のサーベイメータに興味津々・・・

 

様々なもの、様々な場所の放射線測定を行っていました。

 

ご指導くださったYS先生、サーベイメータをお貸しくださったTS先生、誠にありがとうございました。

 

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バイオ通信No.2624「生化学実習9」

みなさん、こんにちは。

 

今回の生化学実習(バイオコース2年生)は、糖の定性試験を行いました。

よろしければ、みなさんも考えてみてください。

それでは、早速、実習で行った定性試験をみていきたいと思います。

 

今回使用した糖の一覧です。

定性を行うにあたって、分類や性質を少し加えてみました。

 

1~7の試験管には、上記の糖溶液が1種類ずつ入っています。

 

今回行う定性試験です。色の変化や沈殿が生じます。

 

それでは、それぞれの定性試験をみていきましょう。

一番左側の試験管は、各定性試験の呈色試薬です。

色の変化などの参考にしてください。

左から2番目の試験管から1番、2番、3番・・・の番号順になります。

 

まずは、アントロン試験の結果です。

糖であれば反応します。

2番の試験管は反応がないようです。

 

ベネディクト試験です。

還元性であれば反応します。

3、4、6、7番が濁っているので、沈殿があるようですね。

 

バールフェズ試験です。

単糖類であれば反応します。

ベネディクト試験と同様に3、6、7番が少し濁っているのがわかりますか。

3、6、7番に沈殿があります。

 

セリワノフ試験です。

ケトースであれば反応します。

5、7番が赤色になっています。

色の濃さに注意です。

 

ビアル試験です。

ペントースであれば反応します。

6番の試験管が緑青色に変化しています。

 

最後にヨウ素デンプン反応です。

デンプンと反応して青紫色になります。

 

定性試験の結果を一覧表にしてみました。

定性試験の特定の反応があった試験管は〇にしました。

セリワノフ試験で5番と7番に反応が出ていますので、他の定性試験も参考にして判断をしてみてください。

色の濃さが違うので、薄い試験管(5番)を△にしました。

 

では、結果発表です。

1番:デンプン、2番:水、3番:グルコース、4番:マルトース、

5番:ショ糖、6番:キシロース、7番:フルクトースになります。

 

2年生も無事に同定できました。

みなさん、お疲れ様でした。

 

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バイオ通信No.2623「プロトプラストの調製」

みなさん、こんにちは。

バイオコース1年生の「細胞組織学実習」で、プロトプラストの作製を行いました。

 

まずはアーリーレッドから・・・

写真のように、アーリレッド鱗片の紫色部分を使用します。

 

メスとピンセットを使って、紫色部分を採取して、前回調製した酵素液につけます。

 

次は、チンゲンサイです。

チンゲンサイの葉の部分から裏表皮をはがし、葉肉部分を酵素液につけていきます。

 

このほか、ムラサキキャベツも調整しました。

 

酵素反応中は、倒立顕微鏡でプロトプラストの出来具合を観察します。

 

これが、アーリーレッドの途中の観察・・・

プロトプラストになりかけです。

 

さらに反応が進むと、このようにアーリーレッドのプロトプラストが見られました。

 

チンゲンサイのプロトプラストは、このように観察されました。

 

プロトプラストの細胞膜全体にへばりついているように見えるのが、葉緑体です。

プロトプラストが元気な状態だと細胞膜の内側全体に葉緑体が広がっていますが、

元気がなくなってくると不均一になってきます。

 

プロトプラストはかわいい!?ですね。

この後、細胞融合の観察を行いました。

写真は・・・うまく撮れなかった。ごめんなさい。

 

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