湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: 実習

バイオ通信No.2821「大腸菌の形質転換実験」

みなさん、こんにちは。

今年度もバイオコース2年生の「遺伝子解析実習」で、大腸菌にGFP遺伝子を導入して、

それを発現させる実験を行いました。

 

実験結果は・・・

少し放置してしまったので、サテライトも見られますが、これに紫外線を照射すると・・・

GFPが発現しているコロニーは緑色に光ります。

きれいですね。

 

ちなみにサテライトとは、下の写真に見られるような

遅れて生育してくる菌体によるコロニーのことです。

大きなコロニーは先に生育している菌体によるコロニーで、

その周囲にある小さなコロニーがサテライトです。

 

大きなコロニーを形成している菌体は組換えプラスミドを持っていて、

そこにある抗生物質耐性遺伝子が働いて、培地中に添加されている抗生物質を無効化します。

それに伴い、大きなコロニーの周辺には抗生物質がない部分が形成され、

今まで抗生物質で増殖が抑えられていた抗生物質感受性菌が増殖できるようになり、

サテライトを形成するというものです。

 

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バイオ通信No.2820「薬剤感受性試験」

みなさん、こんにちは。

 

1年生の「微生物学実習」で、

薬剤感受性試験(ディスク法)を行いました。

 

培地にコンラッジ棒を用いて、菌体を塗布し、

そこへ薬剤を含むディスクを置き、培養すると・・・、

このようになります。

 

大きな丸い部分がシャーレに作った培地です。

小さな白い丸が、薬剤が染みこんでいるディスクです。

 

今回は3種類の薬剤の効果を調べました。

 

ディスクの周りにできている透明な部分が阻止円、

そのまわりが塗布した菌体が増殖している部分です。

 

阻止円が大きいと、この薬剤はこの菌に対して効果が高い、

逆に小さいと、この菌に対して効果が低いことを表します。

 

今は「愛玩動物看護師国家試験」となりましたが、

「動物看護師統一認定試験」だった頃は、かなり頻繁に出題されていたものです。

 

バイオでも動物看護でも、必要な知識・技術として、

今も「微生物学実習」で経験してもらっています。

 

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バイオ通信 No.2818「アガロースゲル電気泳動・臨床検査技術学科Bクラス」

PCR反応の後は、

アガロースゲル電気泳動により増幅したDNA断片を確認します。

グループごとに泳動します。

 

サンプル4つと分子量マーカーを一緒に泳動します。

 

アガロースゲルのサンプル溝へアプライしていきます。

 

マイクロチューブから慎重にサンプル5μL取ります。

 

アガロースゲルを貫通しないように入れてくださいね。

 

マイクロピペットを持つ手がぶれないように固定して行います。

 

サンプルにはgel-loading-bufferが混ぜてあり、

サンプル溝へ沈みやすくなっています。

 

泳動が終わったら染色し、

UVトランスイルミネーター上に載せて、DNA断片を観察します。

 

上手に増幅出来たようです。

 

PCR法、アガロースゲル電気泳動について

少しでも理解していただけたでしょうか。。。

 

 

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バイオ通信 No.2817「PCR法・臨床検査技術学科Bクラス」

臨床検査技術学科2年生が、

遺伝子の実習に115実習室へやってきました。

午前はBクラス、午後はAクラスです。

 

実習内容はPCRによるDNAの増幅と、

アガロースゲル電気泳動によるDNAの分離です。

 

二人一組で実習します。

 

PCR(Polymetase chain reaction)法はDNA鎖の熱変性、

プライマーのアニーリング、

ポリメラーゼによる伸長反応を繰り返すことによって、

2種類のプライマーに挟まれた目的とする特定のDNAを増幅する方法です。

 

マイクロチューブへ反応に必要な試薬を加えていきます。

 

微量なので確実に加えてくださいね。

 

見守られながら。。。

 

入れ忘れのないようにね。反応しませんよ。

 

普段のマイクロピペットと勝手が違うので大変そうでした。

 

PCR装置にセットして反応開始です。

 

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バイオ通信 No.2814「アガロースゲル電気泳動・臨床検査技術学科Aクラス」

PCR反応が終わったら、アガロースゲル電気泳動を行います。

増幅したDNA断片を分離して確認します。

 

DNAは電気泳動用buffer中でマイナスに荷電するので、

電気泳動するとプラスの方へ移動していきます。

 

アガロースゲルへサンプルをアプライするのは初めてなので、

予備のゲルで練習します。

 

何事も練習は大切ですね。

 

マイクロピペットを固定して。

 

ゆっくりと入れてね。

 

サンプルを取る時もゆっくりとチップへ吸い込んでいきます。

 

姿勢もバッチリです。

 

人数の関係でこちらは3人組です。

見守られる中、操作します。

 

みなさん、きれいにアプライできているようです。

 

DNAも3種類増幅され、

ネガティブコントロールは増幅が見られませんでした。

 

左から500bp、800bp、1021bpの増幅したDNA断片、

分子量マーカー(λ-Hind Ⅲ)、ネガティブコントロールです。

 

キレイに泳動できました!(^^)!

 

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バイオ通信 No.2813「PCR法・臨床検査技術学科Aクラス」

臨床検査技術学科Aクラスが115実習室へやってきました。

遺伝子の実習でPCR法とアガロースゲル電気泳動を行うためです。

 

実習は二人一組で行いました。

 

二人で協力して操作します。

マイクロチューブへ試薬を確実に加えていきます。

 

1μL 正確に取り、マイクロチューブへ。

 

チェックは大切ですね。

 

今回の鋳型DNAはλファージのDNAです。

 

4種類のプライマーを使って、3つの長さの違うDNA断片を増幅させます。

 

ピペット操作も様になっていますね。

 

反応に必要なものは、鋳型DNA、Taqポリメラーゼ、

2種類のプライマー、dNTP、反応用緩衝液です。

 

PCR装置にセットして反応開始です。

増幅しますように。。。

 

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わんにゃん通信No.1947「学生のわんちゃんが実習に参加してくれました ーその12ー」

みなさん、こんにちは。

 

愛玩動物看護学科1年生のOさんが飼育する、

ビションフリーゼのポンちゃんがグルーミング実習Ⅰに参加してくれました。

今回は全身を3mmの長さにバリカンで刈りました。

長く伸びた被毛を丁寧に梳いてから丁寧に刈ります。

ポンちゃんは緊張した様子でしたが、がんばってくれました。

 

さいごは、顔周りの毛を仕上げバサミで切りそろえて完成です。

実習を終えてより一層かわいくなりました。

今回は実習にご協力くださりありがとうございました。

またいつでも遊びに来てください♪

 


バイオ通信No.2811「化学実習6」

みなさん、こんにちは。

 

今回の1年生の化学実習では、酵素の活性測定を行いました。

酵素を使用した実習は、何度が行ってきましたが、

酵素の活性を測定するのは初めてです。

 

今回の実習の注意点は、時間をしっかり管理することです。

それでは、実習の様子をご覧ください。

 

今回は2人1組で行いました。

 

まずは各班、準備をしていきます。

 

準備が整うと、いよいよ実習の開始です。

反応時間の間は、少し時間が空きます。

 

順調に反応をしているようです。

反応時間が終わると、試薬を入れて、反応を止めます。

 

分光光度計で測定します。

 

最後に結果のまとめです。

 

今回の実習では、操作は比較的簡単な操作ですが、

計算が少し難しかったようです。

 

いろいろなことを考えてもらい、結果にまとめました。

 

1年生のみなさん、ただ単に計算をするのではなく、

しっかりと意味を考えて計算をしていきましょう。

 

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バイオ通信No.2810「お酒に強い?弱い?」

みなさん、こんにちは。

 

バイオコース2年生の遺伝子解析実習で、自分がお酒に強いか、弱いかを遺伝子レベルで検証してみる実験を行いました。

 

具体的には、ALDH2遺伝子に多型が見られることを利用して、これを調べますが、これだけでお酒に強いか、弱いかが決まる訳ではありません。

 

しかし、一つの要素であるので、各人がALDH2遺伝子のどのタイプであるかを各自で調べました。

 

今まで学んできた技術を活かしつつ、実験を進めていきます。

 

写真撮影が上手ではなく済みませんが、電気泳動した結果はこのようになりました。

 

これをもとにALDH2遺伝子から見て、各人がお酒に強いか、弱いかを検証しました。

2年生は全員二十歳を超えていますので、お酒を飲んだ経験が少なからずあるようです。

 

その経験と今回の結果を比較してみると、???となる人もいれば、納得できる!という結果となった人もいるようです。

今回の実験結果を踏まえ、レポートの考察を楽しみにしています。

 

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