湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

Tag Archives: バイオ

バイオ通信 No.2839「微生物学実習・実技試験1」

1年生の微生物学実習では、実習の最後に実技試験があります。

 

1日目は分離培養です。基本操作が中心となります。

 

白金耳の取り扱い方、

火炎滅菌の方法、

シャーレの持ち方など、

今まで行ってきた操作の確認です。

 

試験管から白金耳を使って菌をとります。

 

白金耳の火炎滅菌は内炎から。

 

外炎を使って白金耳全体を赤くなるまで焼きます。

 

37℃、1晩培養して、

2つの菌が分離できていればOKです。

 

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バイオ通信 No.2838「腸内細菌の同定・その3」

1年生の微生物学実習で、

腸内細菌の同定を行っています。

 

保存した菌を斜面培地から液体培地へ植えて、

1時間半程培養します。

増菌した培地から、確認培地へ植菌します。

 

確認培地はTSI培地(半高層)、SIM(高層)、

シモンズクエン酸培地(斜面)、VP培地(液体)です。

 

37℃、1晩培養後、判定していきます。

 

確認培地の色の変化、ガス産生の有無、運動性など

 

菌によって性質が変わります。

自分の選んだ未知検体を総合的に同定していきます。

 

こちらは未知検体4種類分のTSI半高層培地です。

赤、黄色に色が変化しているもの、

ガスの産生により培地が浮き上がっているもの、

黒くなっているものいろいろありますね。

 

TSI培地は腸内細菌の鑑別に使用され、

ブドウ糖、乳糖および白糖の分解性、

ガス産生性、硫化水素の産生性がわかります。

 

班員と相談しながら、観察します。

 

左からTSI培地、SIM培地、

シモンズクエン酸培地、VP培地と並んでいます。

 

培地が黒くなっているので、

硫化水素が産生されシモンズクエン酸培地が青く変化しています。

 

SIM培地には試薬を重層したら赤紫色になりました。

こちらは上の試験管よりも黒くなっています。

TSI培地は赤、ガスを産生、

シモンズクエン酸培地が青く変化しています。

 

こちらは上の2つと違ってTSI培地が黄色に変化、

黒くはなっていません。

 

SIM培地へ試薬を重層したら赤紫色に変化しました。

 

こちらはTSI培地が黄色に変化しています。

 

これらの結果から4種類の菌を同定します。

 

今回の未知検体4種類は、

E.coil、Salmonella、Klebsiella、Proteusです。

 

実習では4つから同定しましたが、

実際は何もわからないところから同定していくので

大変な作業となりますね。

 

2年生の食品衛生学実習では、

同定キットを使用して行います。

 

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バイオ通信 No.2837「シャーレを滅菌しました。」

1年生の微生物学実習で、

シャーレを滅菌しました。

 

プラスチックシャーレへ培地を入れて、

平板培地を作製します。

 

平板培地には細菌を分離培養します。

 

実習が終わったら滅菌して廃棄します。

オートクレーブでの滅菌条件は121℃、2気圧、20分。

プラスチック製品のシャーレはこんなにぐちゃぐちゃに変形します。

 

たくさんのシャーレを一気に滅菌したところ。。。

 

ハートのオブジェが出来ました(≧▽≦)

ドットはコロニー数を数えた時のなごりです。

 

今日はバレンタインデー・・・

バイオらしい!?バレンタインデーでしょ?

 

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バイオ通信 No.2828「バクテリオファージ」

1年生の微生物学実習で、

バクテリオファージの実験を行いました。

 

55℃恒温槽で軟寒天培地を保温しておきます。

 

T先生のデモンストレーションを見て、操作の流れを確認します。

 

まずは、ファージ液の希釈を行います。

 

10倍希釈を6回行って、10-6(100万倍希釈)まで。

 

軟寒天培地へ宿主菌と希釈したファージ液を加えてよく混ぜ、

平板培地に重層します。

 

培地全体へ広げます。

 

宿主菌にファージが感染して、

溶菌するとプラークを形成します。

 

左のシャーレは全面に菌が生えています。

右のシャーレは宿主菌にファージが感染し、

ほぼ溶菌してしまっています

(左より、右の方が透明っぽいのわかりますか?)。

 

こちらはプラークが数えられます。

丸く抜けて見えるのがプラークです。

 

バクテリオファージは細菌に感染するウイルスです。

 

ウイルスは小さいので、

光学顕微鏡下では数えられないのもあり、

宿主に感染させて溶菌されるという、

その変化を利用してウイルス量を調べていきます。

 

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バイオ通信 No.2822「卒業アルバム用の撮影しました。」

2年生も早いもので卒業まであと少しとなりました。

卒業アルバム用の集合写真を撮影しました。

 

バイオコースっぽく白衣を着て。

 

ポーズがなかなか決まりません。

 

はい!ポーズ!

 

ポーズを変えて数枚撮影していただきました。

お天気も良く、いい表情ですね!(^^)!

 

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バイオ通信No.2804「バイオリアクター実験 その1」

みなさん、こんにちは。

 

バイオコース2年生の「発酵実習」で、

今年度もバイオリアクター実験を行っています。

 

最初に固定槽型バイオリアクター実験から・・・、

 

酵母を懸濁して、アルギン酸ナトリウムと混和します。

 

次に塩化カルシウム溶液中に、この酵母溶液を滴下して、固定化します。

 

しばらく静置して安定化させてから・・・、

 

装置を組み立てます。

 

組み立てたら、反応スタート・・・。

 

経時的にデータをとりながら、反応の進行を見ていきます。

いいデータは取れましたでしょうか?

 

次回は、撹拌槽型バイオリアクター実験の様子をお届けします。

 

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バイオ通信No.2798「化学実習4」

みなさん、こんにちは。

 

今回の1年生の化学実習は、

グルコースの定量を行いました。

 

グルコースの定量は、

バイオサイエンス実習でも行いましたので復習ですね。

 

各自で、標準液で希釈系列の作製、

検量線の作成、グルコースの定量と行っていきました。

 

それでは、実習の様子をご覧ください。

 

まずは、手順の確認と準備ですね。

試験管にしっかりラベルをします。

 

 

標準液の希釈系列の作製後、反応をさせます。

 

反応をさせると赤色に変化します。

今回は赤色です。前回は黄色の溶液を使用しました。

 

カラフルですね。

 

反応後、分光光度計で吸光度を測定します。

 

検量線を作成し、グルコースの定量を行っていきます。

 

久しぶりのピペット操作。

ちょっとミスもあったかな???

 

いくつか怪しい測定値もありましたが、

そこはしっかりやり直しをして訂正しました。

 

ピペット操作は、簡単なようで難しい操作です。

しっかり確認をしながら、取り組んでいきましょう。

 

ところで、グルコースの定量ですが、

全員無事に定量することができました。

 

1年生のみなさん、お疲れ様でした。

次回は、中和滴定です。

 

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バイオ通信No.2775「植物バイオ課題発表 その2」

みなさん、こんにちは。

 

今日は、植物バイオ課題発表の2回目・・・

さっそく見ていきましょう!

 

3つ目はTMさんとTCさんの

「葯培養」に関する発表です。

 

4つ目はORさんとKHさんによる

「胚培養」に関する・・・

発表でした。

 

発表のスライドもグループによる個性が出ますね。

質問に対する対応もよかったと思います。

 

次回も、発表は続きます。

 

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バイオ通信No.2774「植物バイオ課題発表 その1」

去る7月27日(木)、

「植物バイオ」の授業で、課題発表を行いました。

 

最初の発表は、

 

OSOさんとOSEさんによる、

 

「茎頂培養」に関する発表でした。

 

 

2つ目は、YHさんによる

 

「ウイルス検定」に関する発表です。

 

発表はまだまだ続きますが、今日はここまで。

 

全体で最初の方の発表だったので、

緊張もしたと思いますが、

よくできていたと思いますよ。

 

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