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バイオ通信No.1220 「鼻腔内ブドウ球菌の検索1」

1年生の微生物学実習では自分の鼻腔内の細菌を調べました。2013AhrOct.gif

まず、滅菌綿棒をPBSで湿らせて鼻をぐりぐりして菌を採取します。

 

131009-31.jpg

Ladyなのでちょっと隠してね。

 

綿棒についた菌をマンニット食塩寒天培地へ塗ります。

131009-32.jpg

 

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白金耳で広げて分離培養します。
131009-37.jpg

採取した菌はグラム染色します。
131009-34.jpg

顕微鏡で観察します。。。グラム陽性球菌が見えました。
131009-35.jpg

翌日、培養した平板培地を観察したら。。。

131009-36.jpg
コロニーの周辺の色に変化が見られました。

マンニット食塩寒天培地はブドウ球菌の選択培地で、食塩が7.5%、マンニットが1%含まれています。
ふつうの細菌は、マンニット食塩培地のように食塩のたくさん入っている培地には増殖できません。
ブドウ球菌属は、食塩耐性なのでこの培地にコロニーを形成します。

また、マンニットを分解できる菌は酸産生によってコロニー周辺が黄変し、非分解菌は黄変しません。
このことをふまえて、自分の鼻腔内の菌がどちらのタイプかを判定していきます。