湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

わんにゃん通信No.1177「歯磨きトレーニング」

みなさん、こんにちは。

今回は、歯磨きトレーニングをご紹介をします。

 

わんちゃんも、私たち人間と同じく歯のケアが必要です。

歯ブラシが苦手な仔へは、ストレスの少ない方法から挑戦をしていきましょう。

 

はじめは、人の手が口に触れることに馴れる練習をします。

わんちゃん用のおやつを小さくカットし、褒めながら与えます。

口の周り、前歯、歯肉へ順に触れましょう。

 

次にガーゼを指に巻き付けて、歯を磨きます。

馴れるまでは、ガーゼにゼリー状のおやつを付けてあげましょう。

ガーゼで、歯肉をキズつけないように気をつけます。

 

ガーゼを使ったハミガキは歯肉ポケット内を磨くことができません。

馴れてきたら、ハブラシを挑戦します。

 

ハブラシを選ぶときは、毛の本数が多く、毛が細く、柔らかいものを選びましょう。

さらに、ハブラシと一緒に犬用歯磨きペーストなどを使うと効果的です。

 

歯と歯肉の辺縁の隙間、歯肉ポケットの汚れは歯周病の原因となります。

歯の壁面に対して垂直に毛先を当てて磨くことからはじめ、斜め45度を意識して歯肉ポケット内を磨きましょう。

 

わんちゃんはうがいができません。歯磨き後はうがいをせず、使ったハブラシをしっかりと洗浄して完了です。

わんちゃんの口腔内はアルカリ性に保たれているため、歯垢から歯石へたった3日で変化してしまいます。

一度、歯石になってしまうとハミガキでは取り除くことができません。

 

定期的な歯周病予防を心がけましょう♪

 

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わんにゃん通信No.1176「ルーツェ綿棒をつくりました」

みなさん、こんにちは。

 

動物看護コース2年生が動物臨床検査学実習Ⅱではわんちゃんの耳掃除をおこないました。

今回は耳掃除の際に使うルーツェ綿棒の作り方を学びました。

 

はじめに乾綿を柔らかくなるようにほぐします。

 

金属製の ルーツェ棒に、乾綿を巻き付けます。

このときに、ルーツェ棒の先から乾綿の端までの隙間は5mmほど余裕をもたせましょう。

これにより、鉗子の金属部分が耳道内の皮膚に直接触れることを防ぎます。

 

乾綿を外れないようにルーツェ棒にしっかりと巻き付けます。

 

できあがりです!実際に耳道内を掃除するときは、ルーツェ棒に洗浄液をつけて行います。

 

学生も上手に作ることが出来ました♪

写真上から、T.Mさん、Hさん、T.Nさんが作った綿棒です。

 

痛みの少ない鉗子綿棒を作るように心がけましょう♪

 

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バイオ通信 No.2207「分光光度計の取扱い」

1年生のバイオサイエンス実習で分光光度計の取扱いを行いました。

 

今回は、赤色溶液、青色溶液、黄色溶液の3種類を3人一組になり、順番に操作を行っていきます。

 

分光光度計は溶液の吸光度を測定する機器です。

タッチパネルを操作して、初期設定をします。

 

最初に溶液へ単一光を透過させるので、波長を入力してます。

 

測定する溶液は光路長1cmのセルへ入れて分光光度計へセットします。

 

測定する溶液の他に対照液(ブランク)もセルへ入れてセットします。

この溶液で吸光度のゼロを合わせます。

 

操作法は各自実習ノートへまとめていきます。

 

対照液でゼロを合わせて、サンプルの吸光度を測定します。

 

take先生チェック入ります♪

 

グループで交代しながら3種類の溶液の吸光度を測定しました。

初めての分光光度計の取扱いなので、3人で確認しながら操作します。

 

今回、測定波長は400nm、500nm、600nmの3つ。

 

測定の結果、各溶液の吸光度は赤色溶液が500nm、黄色溶液が400nm、青色溶液が600nmで高い値になりました。

このことから溶液の色によって吸収する波長が異なることがわかりました。

これから頻繁に使用する機器なので実習ノートはしっかりとまとめておきましょう。

 

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わんにゃん通信No.1175「調剤を行いました」

みなさん、こんにちは。

動物看護コース1年生が動物飼育管理実習Ⅰで、錠剤の割り方を学びましたのでご紹介します。

 

動物病院で薬を処方する際は、薬剤を患者動物の動物種・体重・病状に合わせて調剤を行います。

今回の実習ではピルカッターを使用して、1錠を半錠に分割する練習をしました。

 

はじめに、ピルカッターの溝に錠剤を置きます。

 

ピルカッターの内側には錠剤を割るためのカッターが付いています。

 

フタを閉じて錠剤をカッターで割ります。

 

フタを開けます。

綺麗に半分に割ることができました♪

 

錠剤の種類によっては、等分に割ることが難しいことがあります。

 

処方する薬剤量は、患者動物の病状・治癒に影響を与えます。

正確に調剤できるように練習を行いましょう♪

 

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バイオ通信No.2206「生化学実習8」

みなさん、こんにちは。

今回のバイオコース2年生の生化学実習は、ゲルろ過クロマトグラフィーで、唾液アミラーゼの分子量測定を行いました。

 

それでは、実習の様子をご覧ください。

まずは、カラムにゲルを詰める作業からです。

 

上手い具合にカラムにゲル(白い粒子)が詰められました。

 

標準分子量マーカーとサンプルの混合液をゲルの上部にのせ、開始します。

すぐに、分離が始まります。上から黄色、茶色、青色に分離しているのがわかります。

 

さらに緩衝液を流していくと、青色が分離していきます。

 

さらに緩衝液を流していくと、茶色と黄色が分離していきます。

 

今回は、1mLずつ分取するのですが、手作業で行いました。

しかも滴数によるサンプリングだったので、その様子をご覧ください。

少しでも安定してサンプリングするために、工夫をしたようです。

 

こちらは、ちょっと眠そうな眼になっていますが、眼差しは滴数を数えているようです。

 

こちらは、余裕十分のようです。

 

滴数の数えミスをなくすために、こんなものも登場しました。スマホのアプリだそうです。

いろんなアプリがあるんですね。

 

混合液の分離が終了後、分析作業に入ります。

 

今回は、唾液アミラーゼの分子量測定ですので、ヨウ素デンプン反応でアミラーゼの確認を行いました。

 

標準分子量マーカーは吸光度測定により、確認を行いました。

 

2つの結果をもとにまとめをしていきます。

 

2年生のみなさん、ゲルろ過クロマトグラフィーはいかがでしたか。

次回は電気泳動になります。頑張っていきましょう。

 

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わんにゃん通信No.1174「歯のチェック」

こんにちは。

動物看護コース2年生の「臨床検査学実習」にて、学校犬の歯の状態をチェックしました。

 

歯垢がどれくらいついているかを見る歯垢染色液を使って観察。

白い毛に付かないように気をつけながら塗ります。

 

学校犬のあろえ君の歯垢の状態は...。

歯肉に近いところにやはり歯垢がついてますね。

 

色が付いたところを歯みがきしていきます。

痛くないように優しく染色液を落とすように磨きます。

 

口が小さいみかん君の歯みがきは難しいですね。

 

3歳以上の犬猫の8割が歯周病という報告もあります。

犬も猫も人間も何歳になっても健康な歯でいれるよう努めましょう。

 

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わんにゃん通信No.1173「耳鏡・検眼鏡」

こんにちは。

動物看護コース2年生の動物臨床検査学実習にて、学校犬の眼と耳を検眼鏡及び耳鏡を用いて観察をしました。

 

眼は、目視で見える範囲で充血はないか、流涙・眼脂の有無、左右の眼の大きさ、水晶体の白濁等をチェックし、その後、検眼鏡で眼の中に光を入れて観察します。

 

光を直接眼に当てるので、みかん まぶしそうです。

 

びっくりする子もいますので、保定も大事ですし短時間でしっかり診られるようにしましょうね。

血管等がきれいに見れたそうです。

 

耳道の検査では、やはり耳の中に器具を入れられることを嫌がる子が大半でした。

耳道が傷つかないように、そしてしっかり診察できるように保定をします。

また、耳毛が多い子も観察が大変です。鼓膜までしっかり観ることができたかな?

 

あろえ君、覗かれてますがお疲れのようでウトウトしてました。

 

学校にいる実習犬は、検査に慣れているのかジッと耐えて頑張ってくれているのですが、現場ではそうはいきません。

これからの季節は耳の疾患が多発・悪化しますので看護師の保定の技術、観察力 大事になってきます。

 

綿棒の出来はさすがです!

きれいにしっかり巻かれてますね。

 

学校犬のもみじ君は、慢性的に耳の状態が悪いです。

実習を通して眼を養い、手技を磨いてほしいと思います。

 

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わんにゃん通信No.1172「食虫植物」

こんにちは。

 

食虫植物とは...!?

「食虫」という習慣をもっている被子植物門に属する植物の総称らしいです。

ウツボカズラやハエトリグサといった名前は聞いたことがあるかもしれません。

 

こちらはハエトリグサです。

 

かわいらしいですね。植物として日光を浴び光合成をすることで成長もできますが、捕虫して消化吸収することでエネルギーを得る能力もあります。

不思議ですよね。

 

この度、モウセンゴケという種類の食虫植物を頂きました。

ふさふさしている腺毛から粘液を出し、虫を捕まえます。上の写真、よく見ると中央にハエが捕まってます!

すごい能力です!

 

というわけではなく、A先生が干からびて横たわっていたハエをモウセンゴケの上に供えてくれました。

よく触れますね...ニヤニヤしながらハエを持ってきたA先生に恐怖を感じる瞬間でした。

 

食虫植物の世界は全く分かりませんが、頂いたのを機にいろいろ調べてみたいと思います。

 

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わんにゃん通信No.1171「涙の量」

こんにちは。

 

動物看護コース2年生の動物臨床検査学実習Ⅱにて、学校犬の眼科検査を行いました。

眼科検査にも様々ありますが、今回は涙液の量を調べるシルマー試験を実施しました。

 

シルマー試験とは、涙の分泌量を測定し、適正か異常はないかを目視で行うものになります。

短冊状の試験紙を下瞼と眼球の間に挟み、1分間待ちます。

 

犬の正常値は1分間で15mm以上です。

その数値以下になりますと乾性角膜炎の疑いまたは診断されます。

 

重度の乾性角膜炎になると1分間の涙液量は5mm以下です。

その場合、人工涙液やヒアルロン酸の点眼が必要になってきます。

 

人の場合ですと、正常は10mm以上、5mm以下はドライアイと診断されます。

学校犬の検査と同時に学生K君が体を張って測定しました。

 

される側の経験をしておくことも大事な事だと思います。

S君に試験紙を入れられるK君。

1分間は意外と長い!

 

結果は・・・

右目は正常でしたが、左目は7mm/min。グレーゾーンでした。

自分の眼の状態が分かってよかったですね。

 

学校犬は5匹とも正常でした。

 

保定する人は、どうすれば実施者がスムーズに作業出来るか考えながらやりましょう。

K君は左目に潤いを...。

 

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バイオ通信No.2205「生化学実習7」

みなさん、こんにちは。

 

今回のバイオコース2年生の生化学実習は、卵白アルブミンの定量を行いました。

この卵白アルブミンは、前回分離した卵白アルブミンです。

 

まずは、吸収曲線の作成をしました。

 

卵白アルブミンは、タンパク質なので、最大吸収波長は280nmになります。

しっかり280nm付近に吸収が出ています。

 

次に卵白アルブミンの定量です。今回は、ビウレット法を用いました。アルブミン標準液の発色です。

各濃度によって、発色(紫色)具合が違います。一番左は、未反応です。

 

今回のサンプル(卵白アルブミン)の発色です。色の濃さの違いは、希釈倍率の違いです。

 

2年生ではお馴染みの検量線による定量です。

DNAの定量同様に、今回の卵白アルブミンの定量も無事に定量できました。

 

2年生のみなさん、一つの実験の流れとして、分離→定性・定量を忘れないようにしましょう。

 

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