湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

わんにゃん通信No.1315「1年生 保定」

こんにちは。

動物看護コース1年生は、動物飼育管理実習Ⅰにて「保定」を実践しました。

 

「保定」とは動物看護師のメインの仕事といっても過言ではない、技術を必要とするものです。

動物の動きを封じることによって、診察・検査・治療をスムーズに行います。

 

動物に負担をかけないように、また適切な処置が安全に行えるように、

細かいところまで意識しながら行えるよう練習をしました。

 

診察部位によってどう保定すると診やすく処置しやすいのか、

対象動物の体調の変化などどう観察すればいいか考えながら基本の保定をやってみました。

 

体格も性格も違う学校犬に協力してもらいグループで実践。

しっかり脚を開いて、保定者の身体の負担も無いように姿勢を整え、

動物のサポーティングポイントを確かめます。

 

飼育管理中でも実践している顔の保定は慣れたもの。

後ろに下がれないように、また顎を引かせないよう脇をしめて保定。

呼吸が苦しくないか気にしながら行います。

 

大人しい子、いやがる子、体格が大きい子、小さい子...

どんな子でもしっかり保定が出来るように練習していきましょう。

 

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バイオ通信 No.2615「細胞培養始めました。」

2年生の細胞工学実習では細胞培養を行います。

細胞用の培地を調製しました。

 

今回はDMEM培地を使用します。

滅菌水に粉末を溶解します。

 

黄色透明の溶液です。

 

次に炭酸水素ナトリウム粉末を加えます。

色が変わってきました。。。

 

全部溶けたら、赤っぽい色に変化しました。

さらに抗生物質と血清を加えます。

ろ過滅菌したら培地の出来上がりです。

コンタミネーションしていないかチェックしてから使用します。

 

培地にはpH指示薬のフェノールレッドが含まれています。

フェノールレッドは酸性領域(pH6.8以下)では黄色を呈しアルカリ領域(pH8以上)では赤色になります。

DMEM培地は5%炭酸ガス、37℃でpH7.1~7.4になります。

 

細胞が増えてくると代謝産物によって培地のpHが酸性に傾いて色が黄色に変化します。

培地交換の時期がわかるし、培地のpH変化が目で見てわかるので確認するのに便利です。

たまに、細菌がコンタミネーションしてしまっていても黄色に変わるので注意しましょう。

(そのときは、培地が細菌によって濁ってしまいます。さらに顕微鏡で観察すれば判断できます。)

 

では、元気な細胞を培養していきましょう!

 

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バイオ通信 No.2614「分光光度計の取扱い」

1年生のバイオサイエンス実習で分光光度計の取扱い方を行いました。

 

take先生の監督の下、4グループに分かれて行います。

 

操作方法はしっかりとメモして。

実習ノートへ分光光度計の取扱説明書を作成します。

 

セルが4つ入るセルホルダーを移動するセルスライダーの設定つまみには

少し遊びがあります。

セルの位置を確認しながら移動させてみます。

 

赤色溶液か青色溶液の吸光度を測定します。

 

溶液がかわるときは共洗いしてから測定します。

 

セルにサンプル溶液を少し入れて、セルの中をクルクルッと洗います。

 

みんなで確認しながら操作します。

 

これからよく使う機器です。

確実に覚えて下さいね(^^)/

 

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わんにゃん通信No.1314「わんこのお散歩」

みなさん、こんにちは。

応用生物科学科動物看護コース2年生が、動物飼育管理実習Ⅲでわんこのお散歩の方法を学習しました。

 

わんこと歩くときは安全のため、首輪・リードで繋ぎます。

また、排泄をしたときに備えてかばんとビニール袋、

洗い流す用の水が入ったペットボトルを持ち歩きます。

 

繋いだリードをしっかりと握りしめ、適度の長さに調整をします。

長すぎず、短すぎない、適度なたるみをもたせると良いです。

 

お散歩の最中に、わんこと人がアイコンタクトを取るようにしましょう。

 

学校犬みんとも楽しそうです。

 

暑い日は犬も人も熱中症に気をつけてお散歩をしましょう♪

 

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バイオ通信 No.2613「アガロースゲル電気泳動を行いました。」

1年生の検査機器総論で電気泳動法を行いました。

 

電気泳動は分離分析法の一つで、溶液に直流電圧をかけた際、

イオンが反対電荷をもつ極に向かって泳動する現象を利用した方法です。

その物質の電荷や分子の大きさ、形状などに応じて移動します。

 

支持体にはアガロースゲル、ポリアクリルアミドゲル、セルロースアセテート膜などが用いられます。

電気泳動法はタンパク質、核酸、ペプチド、アミノ酸など各種の生体成分の分離分析に利用されています。

 

今回はアガロースゲル電気泳動を行いました。

 

電気泳動用bufferを泳動槽へアガロースゲルが沈むまで注ぎます。

 

マイクロピペットの使い方を確認します。

1段目まで押して溶液を吸います。

出すときは2段目まで静かに押します。

 

サンプルを5マイクロリットル測り取ります。

 

マイクロチューブを持って、チップの先端を見ながら操作します。

 

手がぶれないように押さえて。

 

狙いを定めてアガロースゲルのサンプル溝へアプライします。

 

サンプル溝を貫通しないようにね。

 

サンプルは泳動用buffer中でマイナスに荷電するため、プラスへ移動します。

矢印の方向へ移動していきます。

サンプル溶液は無色透明でどこまで移動したのかわかるように

ローディングバッファーと混ぜて泳動します。

ローディングバッファーには移動の目安となる着色用の色素とサンプルの比重を

大きくするためのグリセリンが入っています。

アガロースゲルは網目構造になっていて、

分子の大きさが小さいほうが早く移動できます(移動距離が長くなる)。

左(紫)の色素の方が右(青)の色素よりも移動距離が長いので小さい分子ということになります。

 

マイクロピペットを使用した細かい作業でしたが上手にサンプルを入れられたようです。

これからも、何度も行いますよ!(^^)!

 

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わんにゃん通信No.1313「クリッカーを用いたドッグトレーニング」

みなさん、こんにちは。

応用生物科学科動物看護コース2年生が飼育管理実習Ⅲで、ドッグトレーニングを学びました。

今回は「クリッカー」を用いた、ドッグトレーニング方法を体験しました。

 

こちらがクリッカーです。

 

クリッカーの中央部を指で押すと、「カチン!!」と音がでます。

 

クリッカーはわんこたちにお手やオスワリ等の芸を教える際に活躍します。

たとえば、オスワリをわんこに覚えさせたいときは、わんこがオスワリをできたら

クリッカーを鳴らし、さらに褒美におやつを与えます。

これを何度かくり返します。

くり返すことで、次第にわんこはオスワリをすることでおやつをもらえることに気がつきます。

 

クリッカーの音が褒め言葉の代わりとなり、様々ある褒め言葉に比べて

わんこたちができたことを認識をしやすいといわれています。

ドッグトレーニングはヒトとわんこのコミュニケーション方法のひとつになります。

ぜひ、おうちのわんこでもトレーニングをしてみてください♪

 

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バイオ通信No.2612「生化学実習6」

みなさん、こんにちは。

2期も始まり、2年生の生化学実習もコース別になり、

バイオコースの今回の実習は、卵白アルブミンの分離を行いました。

 

まずは、卵を卵白と卵黄に分け、卵白をろ過します。

 

ろ液に酢酸を加えると、タンパク質が変性してきました。

 

遠心をして、上清を回収しました。

 

次に卵白に含まれるグロブリンを沈殿させ除きます。

 

これを遠心し、上清に硫安を加え、アルブミンを析出させます。

 

真っ白な沈殿がでてきました。

 

遠心により、沈殿を回収し、水に溶解して透析を行いました。

 

脱塩(透析)後、次回の実習でタンパク質の定量を行います。

分離操作は、物質を性質を利用することも多く、物質を理解する上では、勉強になりますね。

2年生のみなさん、しっかり頑張っていきましょう。

 

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わんにゃん通信No.1312「世界の名犬・・・」

 

こんにちは。

先日、群馬県にあります「世界の名犬〇〇」に行ってきました。

犬好きにはたまらないスポットです。

 

スコティッシュテリアのウィートンカラーの子です。

 

この犬種はブラックのカラーのイメージが強く、

負けん気が強い性格ととてもマッチしていると個人的に思っていたのですが、

淡い優しいカラーも素敵だなと感じました。

 

ベンチにお座りしているハスキーちゃん

どことなく人間味があります。

 

このジャックラッセルちゃんの特技なのでしょうか。

安定した立ち姿!若干眠たそうで癒やされます。

 

グレートピレニーズがデーンとお腹を出して、まったりしている姿は迫力がありました。

かわいいという言葉しか出てきませんでしたが、いろんな犬種と触れ合えて幸せでした。

 

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バイオ通信 No.2611「超音波検査をやってみました!」

 

1年生の検査機器総論で心電図・心エコー実習を行いました。

臨床検査技術学科のT先生から心電図、超音波検査について講義していただきました。

 

臨床検査技術学科の生理機能実習室をお借りして実習しました。

心電図を行うグループ、超音波検査を行うグループにわかれて行います。

ここからは心エコーの様子です。

 

始めにT先生のデモンストレーションを見てから順番に心エコーを取っていきます。

T先生が細かく教えてくださいます。

 

プローブのポッチを右肩方向に当てると心臓の縦切りの画像が見られます。

先生はサクサクっと画像を出してしまいますけれど。。。(^_^;)

やってみるとなかなか難しいです。

 

キレイな左室長軸断面が撮れました!(^^)!

 

一人づつ順番に行います。

 

画像解説はしっかりとメモを取ります。

 

プローブをあてる向きなどを細かく教えていただきました。

 

心臓が動いている様子をしっかりと見ることができました。

 

まとめの講義の後は質問タイムです。

みんな意欲的に取り組んでいたようです。

 

心臓の構造、血液循環わかりましたか?

被検者の方々、ありがとうございました。

 

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わんにゃん通信No.1311「強制給餌」

 

こんにちは。

動看護コース2年生「動物臨床看護学実習」にて強制給餌の実習を行いました。

 

強制給餌とは、フードや水を自発的に摂取しない子に対して、

シリンジや指などを使って強制的に与えることです。

経口投与薬を確実にのませる練習もしました。

 

ドライフードを細かくすり潰し水を加えた流動食やウエットフードをシリンジに詰めて給餌したり、

団子状にしたものを上顎に擦り付けるように食べさせたりなど、

いろんな方法で食べさせる練習ができました。

 

学校犬は、みんな健康体ですので、与えられるものはバクバク食べてくれます・・・

練習にならない!なんて子も。

 

学校犬のさくらにシリンジを使って給餌をしているところです。

歯の隙間から上手に給餌してます。

 

上顎に団子状にしたウエットフードを擦り付けて食べさせているところです。

錠剤をウエットフードで隠して投薬する場合もあります。

保定者・投与者ともに声をかけながらうまく給餌できていました。

おいしいウエットフードをもらえるので学校犬もハッピーな実習内容です。

 

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