みなさん、こんにちは。
前回はブロッコリからのDNA抽出の実習風景をお届けしました。
最初が植物からのDNA抽出を経験したので、今度は動物由来のDNA抽出を経験します。
具体的にはサケの白子からDNAを抽出します。
さて、動物由来のDNAはどのように観察されるでしょうか?
まずは、冷凍してあったサケの白子をはさみで細かくします。
DNA抽出のための試薬を加え、スターラーで撹拌します。
一定時間撹拌した溶液の一部を、駒込ピペットで試薬ビンに分取します。
タンパク変性液を加えて、激しく撹拌します。
撹拌・・・撹拌・・・
撹拌後は、試薬ビンの溶液を遠心管2本にわけ、バランサーでバランスをとり、遠心分離機にかけます。
遠心後は、このようになりました。
上から水層(白く濁っている層です)、変性タンパク層(白く濁っている層と無色透明な層の間です)、
タンパク変性液の層(無色透明な層)です。
※今回はタンパク変性液を加えて、撹拌、遠心、水層を分取する操作を1回しか行いませんでしたが、
これを複数回繰り返すときれいなDNAをとることができます。
一番上の水層を駒込ピペットでビーカーに移します。
そこにエタノールを加えると・・・
上の無色透明なエタノール層に水層からDNAが析出してきました。
析出してきたサケの白子のDNAとブロッコリのDNAを比較してみると、どうでしょうか?
写真ではありますが、みなさんはどう感じられますか?
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