湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

バイオ通信No.1985「生化学実習10-2」

みんさん、こんにちは。
ゲルろ過クロマトグラフィーの続きです。
 
今回は、1mLずつ分取した溶液の分析の様子をご紹介します。

 
1mLの分取は、手作業で行いました。

 
1mLは、滴数ではかります。
フランクションコレクターという便利な機械もありますが、集中力の練習もかねて(?)、手作業で頑張ってもらいました。



 
スマホのアプリでカウンター代わり!!!!!

 
1mLずつ分取した溶液です。
青色、茶色、黄色の色が確認できます。
みなさん、わかりますか?意外とキレイ!?に見えませんか。


 
分析操作です。吸光度の測定を行います。

 
ヨウ素デンプン反応の結果です。今回は、1列に並べて比較をしていました。




 
そして、いよいよ結果のまとめです。グラフの作成に集中!!!!!


 
今回の実習は、唾液アミラーゼの分子量測定を行いました。
次回も唾液アミラーゼの分子量測定を行いますが、次回はSDS-PSGE法で分子量測定を行います。
 
2年生のみなさん、しっかり頑張っていきましょう。
 
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バイオ通信No.1984「生化学実習10-1」

みなさん、こんにちは。
 
今回の生化学実習は、ゲルろ過クロマトグラフィーを行いました。
分子ふるい効果によって、物質を分離する方法です。
ちょっと写真が多いので、2回に分けてご紹介します。
 
それでは、カラムにゲルを詰める作業からです。この実習の重要なポイントです。



 
次にサンプルの添加です。この操作も慎重に慎重に!!!!!




青色のブルーデキストランが見えますか?分離が始まっています。
 
分離の様子をご覧ください。

茶色のチトクロームC、黄色のDNP-アラニンの分離が見え始めました。
 
青色のブルーデキストランと茶色のチトクロームCの間に、卵白アルブミンがあるはずですが、無色なので見えません。

 
ブルーデキストランの青色が見えなくなりました。


 
チトクロームCの茶色も見えなくなりました。


 
DNP-アラニンの黄色も見えなくなりました。

 
無事に分離は、できました。
分離した溶液は、1mLずつ分取しました。
 
1mLずつ分取した溶液は、吸光度の測定とヨウ素デンプン反応を行いました。
次回のブログでご紹介します。
 
2年生のみなさん、ゲルの詰め作業、分取作業、大変お疲れ様でした。
 
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バイオ通信No.1983「超音波検査をしてみました。その1」

1年生の検査機器総論で超音波検査を行いました。
超音波検査は超音波を用いて体の内部を観察する検査方法です。
 
教えてくださるのは臨床検査技術学科へ講師としてお越しになっているS先生です。
2グループに分かれて教えていただきました。
 
よろしくお願い致します。

 
1グループでは、Tくんがお腹を貸してくれました。
まず、検査する箇所にゼリーを塗って、その上から端末器(プローブ)をあてていきます。

 
すると、画面にお腹の中の画像が映し出されました。

 
画像についてS先生からの熱い解説です。
画像には胆嚢が写っています。

 
超音波での画像のあらわれ方は。。。
液体(血液、尿、腹水など)は超音波が液体の内部を抵抗なく直進するため、反射がほとんどみられず、画像は黒く写ります。
エコーフリーといいます。
 
内部組織(筋肉、肝臓など)は組織の密度によって黒から白の中間に写ります。
黒っぽく写るほど低エコーレベル、白く写るほど高エコーレベルといいます。
 
液体と軟部組織の境界は組織密度が異なるために、超音波の反射が多く見られ、画像では明確な白い輪郭として写る。
空気、ガス、骨などは超音波を反射してしまうために画像では白く写る。
空気、ガス体、骨などを写した場合、この後方には超音波の影が写ります。
 
Tくんの膵臓です。

 
プロの技を見た後は、一人ずつ検査を体験してみます。

 
S先生からプローブの位置をチェックしていただきながら、検査します。

 
簡単そうで大変難しいです。
解剖がわかっていないとちんぷんかんぷんですね(>_<)
しっかりと勉強しましょうね!
 
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バイオ通信No.1982「心電図検査してみました。」

1年生の検査機器総論で心電図検査を行いました。
 
臨床検査技術学科のT先生から教えていただきました。

始めに機器の説明と波形の説明です。

試しに被検者のWくんに体に力を入れてもらいました。
波形が乱れているのが観察出来ます。
きちんとした心電図が取れないので、検査時には、
リラックスしてもらいます。

順番に電極をつけます。1、黒 右足首、2、緑 左足首。

3、赤 右手首、4、黄 左手首の順です。

検査する側、検査される側と交代に行います。

検査が終わったら、計測値のまとめを行いました。

心臓が正常に機能しているか、どこに異常が起きているかなどを
チェックする検査が心電図検査です。今回は手足の誘導のみの体験でしたが
心電図・・・わかったかなぁ。
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わんにゃん通信No.900「卒業生が遊びに来てくれました☺」

こんにちは(^_^)
卒業生が遊びに来てくれました♪
 
学校犬とハイチーズ(^∪^)v

 
Mさんはマロンが特に大好きで早速オヤツをあげていました(笑)

 
Hさんは後輩達とハイチーズ!!

 
2人とも今年の4月から動物看護師として働いています!!
色々と大変なこともあるみたいですが、これからも頑張ってください☺
 
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バイオ通信No.1981「バイオサイエンス実習3」

みなさん、こんにちは。
今回のバイオコース1年生のバイオサイエンス実習は、吸光度と濃度の関係を学びました。
 
それでは、早速、実習の様子をご覧ください。

 
今回の実習は、個人戦です。
準備から結果まで、順調にできたかな???
 
久しぶりの操作もあって、少し戸惑いながら行っていましたが、学んできたことを、しっかり思いだしながら頑張っていました。




 
測定が終わると測定値をグラフにします。
さて、吸光度と濃度の関係はどんな関係だったかな?


 
こんな感じになりました。上手くできたようです。
ランバート・ベールの法則が、確認できたかな?

 
いつでもランバート・ベールの法則が成立するように頑張りましょう!!!
 
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バイオ通信No.1980「生化学実習9」

みなさん、こんにちは。
 
今回の生化学実習では、前回分離した卵白アルブミンの定量を行いました。
最初に、透析処理をした外液に塩化バリウムを入れてみました。
 
硫酸イオンとバリウムイオンで、硫酸バリウムの白色沈殿ができます。

左から外液の交換1回目、2回目、3回目、4回目です。
 
4回目の右側のビーカーには、沈殿がほとんどありません。透析(脱塩)もしっかりできたようです。
それでは、早速、卵白アルブミンの定量です。
 
最初に、分離した卵白アルブミンの吸収曲線の作成を行いました。



最大吸収波長は、タンパク質の280nmにありました。
 

 
いよいよ定量です。今回は、ビウレット反応を行いました。
ビウレット試薬は青色ですが、タンパク質と反応すると赤紫色に呈色します。
 
こちらは、卵白アルブミン標準液の反応です。


 
続いて、分離した卵白アルブミン溶液の反応です。しっかり反応しています。

 
検量線を作成して、分離した卵白アルブミンの定量を行いました。

 
2年生のみなさん、タンパク質の性質を利用した実習でしたが、しっかり理解できましたか。
まだまだ生化学実習は、続きますので、しっかり頑張っていきましょう。
 
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わんにゃん通信No.899「卒業犬の魅力(^∪^)」

こんにちは(^_^)
 
卒業犬のとても可愛い写真をもらいました。
つくしです(▽・ω・▽)
 
顔はだいぶ白くなりましたが、可愛さは健在です♡

 
この間は弟(同居犬)とドッグランに行きました

 
年はとりましたが、まだまだ元気に走れます。


 
つくしの写真をみていたら卒業犬みんなに会いたくなりました(^_^)
これからも元気でいてください。また可愛い写真まってます♪
 
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わんにゃん通信No.898「生きているミクロフィラリア観察」

こんにちは(^_^)
 
寄生虫学の授業で生きているミクロフィラリアの観察をしました。
 
先ずはフィラリアとミクロフィラリアについて学びます。

 
今回は直接血液をスライドガラスに垂らして観察する直接法と塗抹をひいて染色した方法で観察しました。





 
直接法では動いているミクロフィラリアを観察できました(*^∪^*)
うねうねと血液の中を動いているミクロフィラリアを観察した学生達は、思っていたよりも動きが速かったのと数が多かったことに驚いていました!!
残念ながら写真だとわからなかったです、、、。
 
こちらは染色したミクロフィラリアです。(赤丸の中にミクロフィラリアがいます)

 
今はフィラリア薬を飲んで駆虫している家庭が多いので、生きているミクロフィラリアを見られる機会はなかなかないです。
東京都・神奈川県の動物病院で働いている動物看護師さんの中では、生きているミクロフィラリアを観察したことがない人もいるみたいです。
そのため今回、生きているミクロフィラリアを観察できたのはとても貴重な体験でした!!
 
今後飼い主さんにフィラリアについて説明するときは、今回のことを思い出して説明してあげてください(^_^)v

 
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わんにゃん通信No.897 「血清中グルコースの測定」

みなさん、こんにちは。
今回は動物看護コース2年生の生化学実習の様子をご紹介します。
 
獣医療においてもヒトの医療と同じく、血液中の成分を測定することにより病気の原因を調べます。
通常現場ではドライケムという測定器を使用することで簡単かつ迅速に測定をするのですが、この授業ではこのドライケムの測定方法と同じ原理を用いて、学生自らの手で測定をします。
 
1期より続いている生化学実習、2期のはじめの授業では「血清中のグルコース濃度の測定」を行いました。
 

まずはマイクロピペットを使い、グルコース標準液を段階希釈します。
段階希釈した各試験管から一定量をとり、発色液を混ぜて、37℃で反応させます。

写真左から右へ徐々に色が濃くなっているのがわかるでしょうか?
この発色の程度(吸光度)を分光光度計を使って、測定します。
(写真右端の試験管は試薬ブランクです。これを基準に吸光度を測定します。)

この結果からグルコース濃度とその吸光度との関係をグラフにします。
これを検量線といいます。
 
次に学校の飼育動物の血液から分離した血清をサンプルとして、発色液との反応を行います。
そして、この吸光度を測定します。
先に作成した検量線をもとに、飼育動物の血清中のグルコース濃度を求めます。
 
将来、動物病院でこういった細かい手技による検査はする機会は少ないですが、今回の授業を通して、生化学検査の原理や基本操作を体感することができたのではないでしょうか。
 
次回の生化学実習も楽しんで行いましょう。
 
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