バイオ通信No.1030 「比色分析・標準液の測定」
1年生のバイオサイエンス実習では、比色分析に必要な操作を3ステップで段階を追って行います。
今回は、グルコースを定量するキットを使用して、溶液中のグルコース濃度を測定しました。
反応は37℃で行いますので、恒温槽を準備します。
試験管を何本か使用するので、ラベルします。
ラベルはかなり重要な基本操作です♫
グルコース標準液を5段階希釈して、発色液と反応させます。
反応すると、溶液が赤く発色します。

溶液を均一にするために試験管ミキサーで攪拌します。

37℃恒温槽へ入れて反応させ、分光光度計で吸光度を測定します。

縦軸に吸光度、横軸にグルコース濃度をとり、グラフに描きます。

きれいな右上がりの直線のグラフが作成できました。
グラフより、溶液の濃度と吸光度の関係は比例の関係であることがわかりました。
Lambert-Beerの法則が確認できました。
したがって、濃度が高いと吸光度も高くなるってことです。