湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

カテゴリ「バイオコース」の記事

バイオ通信No.2160「結紮・縫合法」

みなさん、こんにちは。

 

だいぶ前の実習になってしまいましたが、今日は「基礎実験動物学実習」で行った結紮(けっさつ)、縫合(ほうごう)の実習についてお届けします。

 

実習で使用しているのは、スーパーでよく見かける鶏の手羽元です。

これを使って、結紮・縫合の練習をしました。

 

縫合針、縫合糸の正しい扱い方を覚え、縫合の練習を重ねることによって、正確さとスピードアップをはかります。

 

縫合後は、抜糸(ばっし)をしっかりとして、調理をして食べました。

また、一部は、N先生が飼育しているトカゲさんのご飯になりました。

 

↓↓クリックお願いします

 


わんにゃん通信No.1114「誤食の危険について」

こんにちは。

今回は、動物病院での外来理由にも多い「誤食」について書きたいと思います。

 

学校犬のみんとが、先日バスタオルに大きい穴を開けてしまいました。

寒い日が続いた為、ケージにバスタオルをかけて保温してあげたのですが、みんとには伝わらず...

 

そのバスタオルの残骸がこちら

 

動物看護師はまず、食べてしまった量や大きさを把握します。

誤飲誤食してしまったものの種類・量によっては、早急に催吐や胃洗浄等の処置しなければいけません。

 

今回は本人が嘔吐などの症状もなく便からも出てきていたこともあり、消化管運動改善剤と潤滑剤の投薬・フードを消化器系の療法食のみにし、経過の観察をする流れになりました。

 

出た便はしっかり中身を確認、水で洗い流し、どこの部分がどの程度排泄されたかを把握します。

 

誤食は命の危険もある軽視できない行動です。

食べたものが尖った物ですと、消化管を傷つけ最悪貫通してしまうかもしれません。

ひも状の物ですと腸に絡まって壊死したり閉塞してしまったり、農薬や殺鼠剤ですと神経が犯されます。

 

食べないで!と叱っても動物には分かりません。

特に若い個体は要注意です。

誤飲誤食をさせない為には、人が誤食できない・させない環境をつくるしかありません。

 

動物看護コースの皆さん、予防を心がけ、それでもやってしまったときはホウレンソウをしっかりし、その後の観察をお願いします。

 

早く全部出し切れますように。

 

↓↓クリックお願いします

 


わんにゃん通信No.1113「蟯虫検査」

みなさん、こんにちは。

動物看護コース1年生が、動物臨床検査学実習 Ⅰで蟯虫(ぎょうちゅう)検査をおこないましたのでご紹介します。

 

はじめに「蟯虫(ぎょうちゅう)」とは、人間や齧歯類の腸管内に寄生する線虫類です。

感染により下痢や腹痛等の消化器症状を起こす恐れがあります。

 

写真は蟯虫の虫卵です。

 

今回は学校飼育動物のハムスターに協力をしてもらい、「セロハンテープ法」を体験しました。

 

ハムスターの肛門にセロハンテープを押し当て、検体を採取します。

 

ハムスターの皮膚をしっかりとつかみ、動きを制御している間に採取します。

 

検体が付着したセロハンテープをスライドグラスに貼り付けます。

 

顕微鏡で観察をします。

 

今回の検査では寄生虫感染が認められず、無事でした!

寄生虫感染の有無を確認する検査方法は様々です。更に学んでゆきましょう♪

 

※佐伯英治先生より蟯虫卵の写真をご提供いただきました。ありがとうございました。

 

↓↓クリックお願いします

 


わんにゃん通信No.1112「グルーミング実習」

こんにちは。

動物看護コース2年生は後半組 最後のグルーミング実習を行いました。

 

7回という少ない実習ですが、回数を重ねるごとに、

下準備→シャンプー→ドライ→カットの行程を丁寧にスムーズに行うことができてたかと思います。

犬種や個体によって気をつけなければいけない事など様々だったと思いますが、しっかり身につけて今後に生かしてください。

 

きれいにカットされているモミジです。

目で何か訴えてますかね・・笑

 

学校犬は、この後グルーミングの実習まで期間が空いてしまうのでがっつりカットしていただきました。

寒いのでみんなお洋服を着せてもらってました。

 

Tさんが撮ってくれた学校犬の着服姿です。

ファッションショーみたい♪

みんなかわいいですね。

 

↓↓クリックお願いします

 


わんにゃん通信No.1111「ジアルジア抗原検査キット」

みなさん、こんにちは。

 

動物看護コース1年生が動物臨床検査学実習Ⅰで、糞便検査を行いました。

今回はキットを用いたジアルジア抗原検査についてご紹介します。

 

ジアルジアとは単細胞で運動機能や生殖機能などを有する原虫の一種で、人や動物に感染する寄生虫です。

写真は顕微鏡で見た「ジアルジアの栄養型虫体」です。

 

糞便中のジアルジアを顕微鏡で検出することは難しく、新鮮便でないと検出されないことがあります。

検出率を上げるため、動物病院ではジアルジア抗原検査キットを用いた検査を行うことがあります。

 

はじめに、綿棒を用いて糞便検体を採取します。

 

採取した綿棒を専用の容器に入れ、バルブを数回押すことで内部の試薬と検体を混和させます。

 

専用の抗原検査スナップ装置の濾紙部分に混和した糞便検体を滴下します。

 

抗原検査スナップ装置を上部を押し込み、8分間待ちます。

 

検査時間経過前

 

8分経過後

 

濾紙の発色した青い点の数により、ジアルジア抗原の有無を判定します。

今回は青い点が一点のみでしたので、陰性でした♪

今回は陰性ですが、陽性の場合青い点が二点発色します。

 

寄生虫の種類によって、検出されやすい検査方法が異なります。

どんな検査方法にでも対応できる動物看護師を目指しましょう!

 

↓↓クリックお願いします

 


バイオ通信No.2156「1年生就職セミナー2」

みなさん、こんにちは。

 

午後からの就職セミナーは、集団面接の練習です。

3班に分かれ、受験者(自己PRをします)・面接官(シートに評価とコメント記入)・傍観者(感想をいいます)を全員経験しました。

 

入室から着席、面接時の表情や声のトーン、分離礼、退室まで本番さながらの緊張感をもって行ってました。

 

いつもとは違う学生の顔つき、ハキハキした口調、キビキビした歩き方に感銘を受けました。

講師の方からたくさん指導・助言を頂け、これからの就職活動に向けて活かせるよい経験ができましたね。

 

就職活動本番もすぐそこですが、頑張っていきましょう!!!

 

↓↓クリックお願いします

 


わんにゃん通信No.1110「1年生就職セミナー 1」

こんにちは。

 

2月3日に応用生物科学科1年生の第2回 就職セミナーが実施されました。

コロナのたいへんな状況下ですが、マスク・消毒・換気・適度な距離を保ちながら、講師の方のお話を聞き、グループディスカッションを実施しました。

 

まず、4~5人のグループ内で、ディスカッション[コンセンサスゲーム(同意を得るゲーム)]の司会・タイムキーパー・書記の役割とグループを代表して発表する発表者を決めます。

そして、所定の時間内にグループでディスカッションをして意見をまとめ、発表するということをしました。

 

司会、タイムキーパー、書記など役割を決め、時間内に提示された課題についての解決方法をグループで考えるワークでは、普段の会話とは違い、姿勢や言葉遣い、個人のなにげない癖を気にしながらの討論・・・

 

ふだんあまり意識しない部分についても気を使いながらのワークに難しく感じる部分もあったようですが、各班発表まで頑張りました。

 

↓↓クリックお願いします

 


わんにゃん通信No.1109「縫合」

みなさん、こんにちは。

動物看護コース2年生が動物外科看護学実習Ⅰで、縫合について学びましたのでご紹介します。

 

縫合は獣医療のうちの、特に外科手術の際に行われます。

今回の実習では模型を動物の術創にみたて、持針器と鑷子、縫合針を用いて縫合を体験をしました。

 

持針器は針を把持するため、鑷子は術創の皮膚を把持するために使用します。

 

術創を結ぶ(結紮)際は、持針器に縫合糸を数回絡めて結び目をつくります。

 

術後に結び目がほどけてしまわないように、しっかりと結びます。

 

縫合の方法は様々です。

切開した皮膚同士が綺麗に、早く癒着するように丁寧に、素早く縫合します。

 

手術自体が成功しても、縫合の出来次第で治癒が遅延する場合があります。

縫合の練習を定期的にしましょう♪

 

↓↓クリックお願いします