湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

応用生物科学科&愛玩動物看護学科BLOG

カテゴリ「バイオコース」の記事

バイオ通信No.2758「生化学実習13」

みなさん、こんにちは。

今回のバイオコース2年生の生化学実習は、ゲルろ過クロマトグラフィーを行いました。

最初にカラムにゲルを詰める作業からです。

ゲルを詰めてる間に、学生に実習の様子の写真撮影をお願いしてみました。

詰め作業が終わるまで、学生の撮った写真を組み合わせて少し推測をしてみましたので、ご覧ください。

 

①もしかして、寂しがってるのかな?見ている人もいますよ。

 

②楽しそうな実習の中で、普段はほとんど見せない鋭い眼差し!!!

あまりにも鋭すぎて・・・ビックリかな!!!

 

カラムにゲルを詰める作業が終わり、サンプルを塗布しました。

 

分離の開始です。開始をすると分子量標準液が分離をしていきます。

分子量標準液は、色がついているので、分離の様子がわかります。

 

随分、分離が進んできました。

上から黄色、赤色、青色になっています。

 

青色はカラムから溶出しました。

 

分離操作を行っている間の2年生のみなさんです。

次の操作の準備をちょっとのんびりしています。

 

赤色もカラムから溶出しました。

最後の黄色が溶出をすると終了です。

 

各溶出液を回収して、吸光度測定とヨウ素デンプン反応を行いました。

吸光度の測定です。測定の本数の多さに少しお疲れ気味です。

 

こちらは、ヨウ素デンプン反応です。

 

以上の結果から、唾液アミラーゼの分子量を測定しました。

いつもは、全員で結果のまとめを行うのですが、今回は少し時間がかかって遅くなったので、

手分けをして作業を行いました。

時間は、かかってしまいましたが、良い結果が出せたと思います。

2年生のみなさん、お疲れ様でした。

 

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バイオ通信No.2757「生化学実習12」

みなさん、こんにちは。

今回のバイオコース2年生の生化学実習は、SDS-PAGEを行いました。

SDS-PAGEは、SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動法の略です。

タンパク質の分子量を求めることができます。

 

今回は、実習で分離した卵白アルブミンの分子量を求めました。

それでは、実習の様子をご覧ください。

 

まずは、ポリアクリルアミドゲルを作製しました。

 

電気泳動装置にセットして、サンプルを塗布します。

 

ちょっとコツがいるのですが、気がつけば・・・・・。

A先生が見守る中、みんなが集まってきました。

 

サンプルを塗布する様子を見ようと動画撮影まで登場。

 

あまりにも密集状態で操作しにくかったのか、その後は各自でサンプル塗布を行いました。

 

そして、泳動の開始です。泳動の様子をご覧ください。

 

分子量マーカーの部分を黄色で囲ってみました。

分子量マーカーには色がついていますので、分離されていく様子がわかると思います。

 

黄色に囲ったところが分離されているのがわかりますか。

写真が小さくて、すみません。

 

拡大しました。

 

泳動中の2年生です。

 

泳動終了後、染色を行います。

今回は、脱色はしなかったので、ちょっと見えにくいですが、

卵白アルブミンのバンドが確認できます。

 

グラフを作成し、卵白アルブミンの分子量を求めました。

2年生のみなさん、SDS-PAGEは、他の実習でも行いますので、

しっかり理解をしておいてくださいね。

 

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わんにゃん通信No.1436「生化学実習11」

みなさん、こんにちは。

今回の生化学実習は、動物看護コース2年生の実習の様子をご紹介します。

2期の生化学実習では、分光光度計を使用して血液検査を中心に行っています。

 

それでは、実習の様子をご覧ください。

 

測定が終わるとデータのまとめです。

 

今回は2項目実施しました。

先生方の厳しい目?で確認をしてもらいます。

動物看護コースの2年生も器具・機器の取り扱いがずいぶん慣れてきたようです。

しかし慣れてきたころに、先生方の厳しいチェックがあり、

しっかりデータを取ることを確認していきます。

 

一方、バイオコースの2年生は、卵白アルブミンの定量を行いました。

 

卵白アルブミンの吸収スペクトルです。280nmに吸収がありますね。

 

今回は、ビウレット法で定量を行いました。

気が付けば、今回の実習では、両コースとも青色溶液の測定でした。

2年生のみなさん、データをしっかり測定して、頑張っていきましょう。

 

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バイオ通信No.2756「バイオサイエンス実習8」

みなさん、こんにちは。

今回の応用生物科学科1年生のバイオサイエンス実習では、ランバート・ベアーの法則を確認しました。

ランバート・ベアーの法則は、ランバートの法則とベアーの法則が合わさった法則になります。

ランバートの法則は「濃度一定ならば吸光度は液層に比例する」、

ベアーの法則は「液層一定ならば吸光度は濃度に比例する」という法則です。

 

今回は、ベアーの法則の確認になります。

使用した溶液は、赤色溶液と青色溶液です。

この溶液を各自、希釈(異なる濃度の溶液を調製)して、

分光光度計(吸光度を測定する機器)で測定を行いました。

 

測定終了後、グラフを作成し、吸光度は濃度に比例することを確認しました。

作成したグラフは、こちらです。縦軸に吸光度、横軸に濃度で作成しました。

キレイに比例のグラフになってます。

1年生のみなさん、ベアーの法則が確認できましたか。

今後もベアーの法則(ランバート・ベアーの法則)は、実習でよく出てきますので、

しっかり理解し、しっかり操作をしていきましょう。

 

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わんにゃん通信 No.1435「心エコー検査をしました。」

1年生の検査機器総論で心エコー検査を行いました。

 

心臓の4つのお部屋、弁を思い浮かべながら、画像を見ていきます。

 

T先生の華麗なる技を見せていただきます。

プローブを胸にあてると一瞬で左室長軸断面が画面に映し出され、

血流の様子が観察できました。

 

交代しながら、プローブを当ててみました。

 

上手に画像が出ました(^^♪

 

解剖学の授業が役に立ちますね。

 

わんちゃん、ねこちゃんのエコー検査では

検査に邪魔にならず、動物たちに負担のないような保定技術が求められます。

 

練習してくださいね。

 

 

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バイオ通信 No.2755「細胞培養始めました!その1」

2年生の細胞工学実習が始まりました。

 

細胞培養を開始すると日曜日、火曜日以外は細胞のお世話があります。

頑張っていきましょう(^^♪

 

まずは、培地調製です。

DMEM培地粉末を溶解します。

 

炭酸水素ナトリウムを加えます。

培地の色が黄色から赤色に変化しました。

 

培地にはpH指示薬のフェノールレッドが添加されています。

培地のpHは細胞培養にとって重要なので、

pHが適正範囲であるかどうかを判断できるようになっています。

 

抗生物質、血清を加え、ろ過滅菌します。

 

血清が入っているのでろ過するのが大変ですね。

 

交代しながらろ過していきます。

 

コンタミチェックしてから使用します。

さぁ、次は細胞を起こします!

 

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わんにゃん通信 No.1434「心電図をとりました。」

1年生の検査機器総論で心電計を取り扱いを行いました。

 

臨床検査技術学科T先生から測定方法を教わります。

 

被検者、測定者と交代しながら行いました。

 

被検者へ電極を付けていきます。

右手首は赤色、左手首は黄色、右足首は黒、左足首に緑です。

 

測定した波形がこちら。

 

T先生のチェックをうけます。

 

測定した波形からR-R間隔、心拍数、

PQ時間、QT間隔、補正QTを求めました。

 

検査する側、検査される側の両方を体験しました。

どちらの立場も注意するところがありました。

 

これから、みなさんが相手にするのはわんちゃん、ねこちゃんです。

この経験を生かして、みてくださいね。

 

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バイオ通信 No.2754「ニンジン形成層の初代培養」

1年生の細胞組織学実習でニンジンの形成層を植えました。

 

ニンジンを輪切りにして皮をむきます。

 

次亜塩素酸ナトリウム溶液で殺菌処理を行いました。

 

殺菌終了時間になったら、クリーンベンチへ持ち込みます。

 

滅菌水でニンジンをすすぎます。

 

殺菌の終わったニンジンはコルクボーラーでくりぬいて培地へ植えます。

しばらく培養すると、不定形の細胞塊、カルスが増殖してきます。。。

 

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バイオ通信No.2753「バイオサイエンス実習7」

みなさん、こんにちは。

応用生物科学科1年生のバイオサイエンス実習のご紹介です。

 

この実習は、1期からの続きになりますが、2期は分光光度計を中心として実習を行います。

今回は、これから使用する分光光度計の使用方法を学びました。

それでは、実習の様子をご覧ください。

2人/組で実習を行いました。

お互いに分光光度計の使用方法を確認しながら測定をしていきます。

 

お互いに確認しながらですが、監視されてるみたいですね。

各自測定が終わると結果のまとめです。しっかり記録はできましたか?

今回は、まだまだ分析実習として使用していませんが、分光光度計の使用方法は理解できたと思います。

これからよく使用する機器ですので、結果をよく踏まえて原理も十分に理解しておいてくださいね。

 

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わんにゃん通信No.1433「眼科検査をしました」

こんにちは。

応用生物科学科動物看護コース2年生が動物臨床検査学実習Ⅱで、眼科検査を行いました。

今回はフルオレセイン染色についてご紹介します。

 

このフルオレセイン染色による眼科をすることで、

眼に傷がないかや眼から鼻に通じる管が通ってるかを調べることができます。

まず、専用試験紙の染色液が付いているところに点眼薬を垂らします。

点眼液と染色部が混ざり合い、蛍光色の染色液ができあがります。

 

染色液を白眼に垂らします。

 

眼のなかの余分な染色液を点眼薬で洗い流します。

 

そして、検眼鏡を用いて眼を観察します。

正常部分は染まらず、傷がある部分だけ染まります。
れもんは問題ないようでした。

さらにしばらく放置して、鼻から染色液が出てくれば
眼から鼻に抜ける管が正常に開通しているということになります。

 

多頭飼育をする家庭のわんこは、わんこ同士の遊びのなかで眼を傷付ける可能性が高いので、

目やにが多い、眼をショボショボさせる、しきりに眼を

擦りつけるようなことがある時は受診してもらうと安心です。

 

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